Fragile-こわれもの (ピュアフル文庫 ん 1-7)

著者 :
  • ジャイブ
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861764776

感想・レビュー・書評

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  • 壊れやすかったり、壊したいものを描いた十代たちのアンソロジー。
    結末が全部続くような感じだけど、さっぱりとして読みやすかった。
    作家さんも違うのに不思議と全部の作品としてまとまっていた。
    なんだか懐かしい気分にさせられました。
    女の子、甘酸っぱくて可愛い。
    男の子、背伸びしたり普通でいたくてキラキラ。

  • 短編集です。
    中高生の、ありふれた日常。

    どれだけ虚勢張ったって、子供のできることには限度があって、でも、子供は子供なりに生きてるって、誰かに分かって欲しい。


    石崎洋司さんの「Fragile―こわれもの」から始まり、
    長崎夏海さんの「忘れ物」、
    令丈ヒロ子さんの「あたしの、ボケのお姫様。」、
    花形みつるさんの「アート少女」、
    そして最後に、石崎洋司さんの「流星群」。

    大人には大人の世界があるように、子供にも子供の世界があって、悩んで、日々の生活で思っていることがあって。
    そういうことを大人は分かっているのでしょうか。

  • 10代のもろくて危うい物語。
    自分にもこういう頃があったなぁ・・・。

  • 「アート少女」が一番好き。読んでて、自分まで血湧き肉踊る感覚に襲われた。弱くてずっと虐げられてた側が、一念発起して暴れまくる姿がたまらない。

  • 中学生の頃の、心になぜか纏わりついてくる、この時代特有の青臭さともどかしさを思い出して、甘酸っぱくて照れくさくて、痛かった。

著者プロフィール

東京都生まれ。慶応大学経済学部卒業。
『世界の果ての魔女学校』で野間児童文芸賞、日本児童文芸家協会賞受賞。
主な著書に、「黒魔女さんが通る!!」シリーズ(講談社青い鳥文庫)、
『杉原千畝 命のビザ』『福沢諭吉 「自由」を創る』(講談社火の鳥伝記文庫)、
翻訳の仕事に『クロックワークスリー マコーリー公園の秘密と三つの宝物』(講談社)、
「講談えほん」シリーズ(講談社)、「少年弁護士セオの事件簿」シリーズ(岩崎書店)などがある。

「2023年 『黒魔女さんと最後の戦い 6年1組 黒魔女さんが通る!!(20)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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