- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861764776
感想・レビュー・書評
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壊れやすかったり、壊したいものを描いた十代たちのアンソロジー。
結末が全部続くような感じだけど、さっぱりとして読みやすかった。
作家さんも違うのに不思議と全部の作品としてまとまっていた。
なんだか懐かしい気分にさせられました。
女の子、甘酸っぱくて可愛い。
男の子、背伸びしたり普通でいたくてキラキラ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
短編集です。
中高生の、ありふれた日常。
どれだけ虚勢張ったって、子供のできることには限度があって、でも、子供は子供なりに生きてるって、誰かに分かって欲しい。
石崎洋司さんの「Fragile―こわれもの」から始まり、
長崎夏海さんの「忘れ物」、
令丈ヒロ子さんの「あたしの、ボケのお姫様。」、
花形みつるさんの「アート少女」、
そして最後に、石崎洋司さんの「流星群」。
大人には大人の世界があるように、子供にも子供の世界があって、悩んで、日々の生活で思っていることがあって。
そういうことを大人は分かっているのでしょうか。 -
10代のもろくて危うい物語。
自分にもこういう頃があったなぁ・・・。 -
「アート少女」が一番好き。読んでて、自分まで血湧き肉踊る感覚に襲われた。弱くてずっと虐げられてた側が、一念発起して暴れまくる姿がたまらない。
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中学生の頃の、心になぜか纏わりついてくる、この時代特有の青臭さともどかしさを思い出して、甘酸っぱくて照れくさくて、痛かった。