片想い。―ピュアフル・アンソロジー (ピュアフル文庫)

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  • ジャイブ (2008年3月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861764936

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片想い。―ピュアフル・アンソロジー (ピュアフル文庫)の感想・レビュー・書評

  • 私的にシンクロしやすい話が多かったです。

    ・長い片想い/坂木司
    切なくて良い。
    片想いの相手はもう10年も前に亡くなっている。
    二度と会えない、想いも伝えられない人が相手なだけに最後の一行がピッと生きる。
    『きっと俺、君に告白するから』

    ・プリウスの双子/前川麻子
    生まれてすぐ亡くなってしまった双子の兄弟にたいして、喪失感を交えた特別な思い入れのある主人公。
    それを理解してくれるのはおばさんだけ。
    しかし片想いの相手が出来て、その気持ちに色々な意味で折り合いをつけようとする。

    ・北風のマント/大崎梢
    いやー。水戸くんかっこよかった。安楽椅子探偵みたいな感じですかね。

    ・キッキに/安藤由布
    主人公がなくしたさるのぬいぐるみのキッキは、父親のような万能の存在だったのかも。
    代わりを探して、上田に引っかかり、そしてある意味その親からの卒業を果たした、という感じの話に思いました。

    ・さつきさん/草野たき
    片想いのお兄さんに婚約者が。主人公は初め、その婚約者とお兄さんを別れさそうとするけど、お兄さんのダメ人間振りを知ってしまう。
    複雑な片想いの破れ方だなぁ。
    でも主人公とさつきさんの関係が進んでいくさまが素敵に書かれていて良かったです。

    ・おまえたちが信じてる世界のライフはゼロだから/笹生陽子
    集合住宅の上の部屋に越してきた謎の美少女クルクル。彼女との出逢いによって変わっていくひきこもりのオレが主人公。
    ストレートなボーイミーツガールストーリー。良かったです。

  • どの作家の方も表現が面白くて、
    すらすら読んだ。
    子供だけど、子供じゃないような表現をしてたり、
    でも懐かしくなりそうな恋のはなし。

  • 良作揃い。よかった。わりと大人めな作品だと思う。プリウスの双子が独特の感性で面白かった。単純に面白いのは、長い片想いと北風のマント。おまえたちが…はとても読後感がいい。意外や意外、爽やか!

    坂木司/長い片想い
    バレンタインに『女子高生』に一緒にケーキを作って欲しいと頼まれて…

    前川麻子/プリウスの双子
    ぼくには双子の弟がいた…

    大崎梢/北風のマント
    同じ塾の水戸君に片想い。話しかけるチャンス到来。なのに私が話したことは学校で起こった不思議な事件の話で…

    安藤由希/キッキに
    小さいころ大好きだったキッキという猿の人形…

    草野たき/さつきさん
    歳の離れたいとこのたかちゃんを私から奪ったのは、たかちゃんの婚約者のさつきさんだった…

    笹生陽子/おまえたちが信じてる世界のライフはゼロだから
    上の階に越して来たのは、マスカラカラコンの社交性抜群の魔術師みたいな女子高生。自宅警備員の俺は……

  • どれもこれももどかしくて、どんな結末でも胸が少し痛くなる

  • ひとつひとつが短くてよみやすい。
    片方から想いがつのる感じがちょっと切ない。

  • □ 14155.
    〈読破期間〉
    2014/8/4~2014/8/5

  • アンソロジーです。
    坂木さんのお話がよかった。

  • 坂木司と大崎梢以外は初読み。坂木司目当てで借りたけど、やっぱり坂木司が一番良かったかな。こんな短編の中にも、美味しそうな料理の描写を入れてくる坂木司はまさに確信犯。坂木司以外では、初めて読んだけど草野たき「さつきさん」が好きだったかな。私が読むには少し若すぎるかな…中高生向け。2011/344

  • 片想いをテーマにしたアンソロジー。
    普段読まない様な作家さんばかりだったので、興味が出て購入・拝読。
    設定の濃い一冊だったと思う。

    特に好きだったのが【長い片想い】
    最後の一文の切なさが良かった。

  • 6人の作家さんが書いた短編集。どれもひとひねりあって面白い。坂木司さんの「長い片想い」が好き。
    2013/03/18

  • 片想いをテーマに書かれた6人の作家によるアンソロジー。
    作家陣は、坂木司、前川麻子、大崎梢、安藤由希、草野たき、笹生陽子。

    坂木司目当てで読むことに。
    ほかに詠んだことあるのは草野たき、笹生陽子ぐらいだった。

    坂木司の「長い片想い」はある程度展開に予想がついたけど読み終わった後に甘酸っぱい気持ちになれて良かった。
    最後の主人公の台詞が好き。

    後は、大崎梢の「北風のマント」が面白かった。
    一番古典的な感じの片思いをベースにちょっとしたミステリが絡めてあってわくわくした。

    安藤由希の「キッキに」のなかで主人公が、自分の理解できない状況やみじめな状況に置かれたときにそれを「おもしろいな」と思う癖があり、のちにその「おもしろいな」と思う気持ちはどこか「かなしいな」に似ている、と考えるところが印象的だった。

  • いろんな作家さんの作品が入っているので、好きな作家さんを探すのに便利。
    やっぱり、坂木さん、大崎さんが好きです。
    なんとなく前を向いて歩こうと思える作品ばかりだから。

  • 長い片想い
    よくある設定だけども、主人公の性格が今時で軽く仕上がっているのが良かった。

    プリウスの双子
    主人公の僕が「ペンギンハイウエイ」の主人公のようでした。

  • 色々な「片思い」を集めた、アンソロジー

    坂木司さん目当てで読んでみた。
    大人の恋愛じゃなくて、中学生のピュアな恋物語。

    優しいわ~  可愛いわ~ (^^) 
    甘くて ちょっぴり切ない初恋物語。

    ************************************************************
    内容(「BOOK」データベースより)
    「肩が重い」と感じたら…(「長い片想い」)
    秘めた想いを抱える少年少女を描いた、全編書き下ろし短編による
    オリジナル・アンソロジー。

  • 六人の作家さんが手掛けた短編集。
    坂木司の「長い片想い」を読みたくて手にとったが、よくあるユウレイの女の子が登場する話だった。
    それよりも、大崎梢の「北風のマント」のミステリーにハマってしまった。
    ある日、校庭に現れた不思議な
    オブジェ。主人公の女の子が、片想いしている男の子と一緒に、犯人とその狙いについて迫っていく作品。
    他の作家さんの作品は、可もなく不可もなく、少し変わった恋愛小説といった印象。

  • 図書館で何気なく手にとった本。
    6人の作者のアンソロジーだが、読んだことのある作者はひとりもいない;
    続けて読むと、作風の違い(?)がよくわかる。
    そして自分が好きになれる作家かどうかも、何となく・・・。

    『長い片想い』坂木司
    ある日、高校生の男の子が出会ったのは幽霊だった。
    幽霊の女の子は片想いのまま亡くなってしまい、
    バレンタインのチョコを作りたいのに作れない。

    切ないけど、なぜか温かく感じられる片想いだった。

    『プリウスの双子』前川麻子
    12歳の誕生日・・・。
    ノートにおめでとうと書き込む。
    そこには6年間片想いの女の子の名前も書かれている。

    双子の片割れの男の子の片想いが書かれている。
    双子であることにこだわりを持っている男の子。
    でも本当は自分は自分なのだと気づく。
    題名のプリウスの由来には、苦笑。

    『北風のマント』大崎梢
    塾で知って、好きになった男の子に声をかける。
    でも何を話していいのかわからず、
    思わず話したのが校庭に書かれたぐるぐるうず巻きの話だった。
    このうず巻きがなぜ書かれたのかを謎解いていく。

    謎解きの途中に垣間見せる水戸くんのやさしさ。
    北風だといいながら、太陽の暖かさを持っている。
    中学生時代のこんな片想い、ほのぼのとしていていいな。

    『キッキに』安藤由希
    いつもいつも一緒にいたおさるのキッキ。
    キッキがいたから、ほかには何も必要がなかった。
    人を好きになれないかもと思った時も、キッキがいればよかった。
    でも引越しの時にいなくなってしまったキッキ。
    その後、ギターの先生を好きになる。その先生は・・・。

    この片想いの相手は誰なのかな。
    やっぱりキッキなのかな。
    こんな片想い、つらいだけかも・・・。

    『さつきさん』草野たき
    大好きないとこが連れてきた婚約者さつきさん。
    さつきさんにランチに誘われたが、
    現れたさつきさんは家に来た時とは別人のようだった。

    いとこの恋。
    自分の恋。
    そして、さつきさんの恋。
    いろんな恋を通して成長していくのかな。

    『おまえたちが信じてる世界のライフはゼロだから』笹生陽子
    題名からして、???
    ニートの男の前に現れたのは、魔道師だった。

    世間知らずの男の片想い。
    こんな片想いもあるんだな。
    ちょっと危ない片想い。
    でもそのおかげでニートから抜け出せるなら、いいかも。

  • オリジナルアンソロジー

    坂本司「長い片想い」
    肩が重いと思ったら、幽霊に憑かれて、しかもケーキ作りを頼まれた!?

    前田麻子「プリウスの双子」
    うるう年生まれの僕に、長く生きられなかったふたごの兄が居たと知った日から、誕生日にかかさない儀式がある。

    大崎梢「北風のマント」
    学校に起きている珍事件…それをネタに、特進クラスに通う、気になる男の子に勇気をだして話しかける。

    安藤由希「キッキに」
    ずっと、一緒だった彼。彼をなくし、恋人に彼の面影を求めていたのか。それとも父親の面影を彼に求めていたのか…

    草野たき「さつきさん」
    自分が片想いしていたわけじゃないのに巻き込まれた恋愛のドタバタ

    笹生陽子「おまえたちが信じてる世界のライフはゼロだから」
    志望校に落ちた。自分をいじめていたやつと同じ学校に通うことになる。つんだ。人生つんだ。ひきこもりなう。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    自分しかわからないあらすじ。笑


    これ、結構どれも面白かった…!それぞれの作家さんの本をもっと読んで見たいと思った。
    笹生さんのが読みたくて借りたんだけど、これも最後のあたりで私は好きだなあと思った。

    とくに長い片想い、北風のマント、キッキに、が気になったかなあ。

  • 坂木司「長い片想い」
    前川麻子「プリウスの双子」
    大崎梢「北風のマント」
    安藤由希「キッキに」
    草野たき「さつきさん」
    笹生陽子「おまえたちが信じてる世界のライフはゼロだから」

  • 僕には生まれてすぐに死んでしまった双子の弟がいた。
    それを知ってから大切なものは2つないと駄目になった。
    この気持ちを理解してくれるのはおばの陽子ちゃんだけだ。
    ランドセルも2つ、お菓子も2つ、カップも2つ。
    それまで竹田みどりさんが好きだったのだが
    近くに引っ越してきた双子の姉妹に一目ぼれしてしまった。
    大切なものは2つ欲しいんだ。
    前川麻子「プリウスの双子」他5編。
    装丁:松岡史恵 装画:早川司寿乃

    坂木司を目当てに読んだんだけれど
    前川麻子の「プリウスの双子」がよかった。
    大事なものは1つしかないから大事。
    全体的に幼い片想いが多い話。

  • 登録し損ねていた本なので、読了日は不明。

    一番自分好みだったのは『長い片想い』(幽霊)『北風のマント』(事件解決)
    一番自分に合わないと思ったのは『プリウスの双子』
    なんとなく、読みにくかった覚えがあるけど、今再読すれば面白いかもしれない。
    記憶に無いのは『キッキに』『おまえたちが信じている世界のライフはゼロだから』
    気が向けば読み直すかも。

    そして、草野たきは相変わらず鋭くブラックな展開を描くねぇw

    よく言えば複数の作者のいろいろな物語が読める、悪く言えば統一性が無く読者の好み次第では当たり外れの差が大きくなる。
    そんな印象。

  • 「肩が重い」と感じたら…(「長い片想い」)/優太の淡い恋の芽ばえ(「プリウスの双子」)/里穂の恋を謎が包む(「北風のマント」)/中学に入るまでどこへ行くにも一緒だった彼(「キッキに」)/大好きな人を失った十五歳の春(「さつきさん」)/ドアを開けたら、闇の魔導師がいた(「おまえたちが信じてる世界のライフはゼロだから」)。秘めた想いを抱える少年少女を描いた、全編書き下ろし短編によるオリジナル・アンソロジー。

    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    坂木 司
    1969年東京都生まれ。2002年『青空の卵』でデビュー。続く「ひきこもり探偵」三部作『仔羊の巣』『動物園の島』(以上、東京創元社)で人気作家となる

    前川 麻子
    1967年東京都生まれ。舞台・映画女優を経て『鞄屋の娘』で、第6回小説新潮長篇新人賞を受賞し、作家デビュー

    大崎 梢
    東京都生まれ。2006年『配達あかずきん 成風堂書店事件メモ』でデビュー。以降、「成風堂書店事件メモ」シリーズとして、『晩夏に捧ぐ』『サイン会はいかが?』(以上、東京創元社)を立て続けに刊行し、書店を舞台にした優しいミステリーで多くの支持を集めた

    安藤 由希
    1969年東京都生まれ。秋田県で育つ。日本大学文理学部卒業。99年「世界のはじまるところ」で第2回中部電力児童文学賞を、2003年「キス」で第6回ちゅうでん児童文学賞を受賞

    草野 たき
    1970年神奈川県生まれ。実践女子短期大学卒業。99年『透きとおった糸をのばして』で第40回講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。同作で第30回児童文芸新人賞を受賞。2007年には『ハーフ』(ポプラ社)で第47回日本児童文学者協会賞を受賞

    笹生 陽子
    東京都生まれ。慶應義塾大学文学部人間科学専攻卒業。1995年「ジャンボ・ジェットの飛ぶ街で」が講談社児童文学新人賞佳作となる。デビュー作『ぼくらのサイテーの夏』で第30回日本児童文学者協会新人賞、第26回児童文学新人賞を受賞。2003年『楽園のつくりかた』で第50回産経児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



    坂木さんのお話が読みたくて借りただけ(笑)

    坂木さんのお話は幽霊といえどまったく怖くなく、ぶつぶつ文句いいながらも幽霊の願いを叶えるべく手助けしてあげるやっぱりイイ子がでてきて。
    珍しく謎はなくかわいい恋を描いてたね~。

    他は特に惹かれたお話なかったかな。
    強いて言えば大崎梢さんのお話がちょっと謎が入ってて淡い恋が上手くミックスされてるかなぁと思ったくらい。

    どの話も『片想い』がテーマなのでちょっと切ないかな。ホントにちょっとだけね(苦笑)


  • 「肩が重い」はすごく切ない。
    けれど、幽霊である想い人に
    寄せる恋心が甘酸っぱく、ついきゅんとなってしまう。

  • 坂木司「長い片思い」
    前川麻子「プリウスの双子」
    大崎梢「北風のマント」
    安藤由希「キッキに」
    草野たき「さつきさん」
    笹生陽子「おまえたちが信じてる世界のライフはゼロだから」

  • 甘酸っぱい!
    大崎さん目当てで読みました。
    やはりミステリ色があって面白かったです

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