片想い。 (ピュアフル文庫 ん 1-8 ピュアフル・アンソロジー)

著者 :
  • ジャイブ
3.21
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本棚登録 : 243
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861764936

感想・レビュー・書評

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  • どの作家の方も表現が面白くて、
    すらすら読んだ。
    子供だけど、子供じゃないような表現をしてたり、
    でも懐かしくなりそうな恋のはなし。

  • 片想い、という響きに胸躍らせてしまったが、
    そういうのじゃなかった。

    「北風のマント」は謎解きだったし、

    「キッキ」では、
    第2の人形に話しかけ、
    「この子にはわかってもらえてないのかもしれない」
    と思うシーンに笑った。

    「さつきさん」は、
    たかしちゃんに騙されたし、

    「おまえたちがー」では、
    避けてた道、でハッとする。

    全部読んで、
    これは、児童書なんだ、と気づく。

  • 良作揃い。よかった。わりと大人めな作品だと思う。プリウスの双子が独特の感性で面白かった。単純に面白いのは、長い片想いと北風のマント。おまえたちが…はとても読後感がいい。意外や意外、爽やか!

    坂木司/長い片想い
    バレンタインに『女子高生』に一緒にケーキを作って欲しいと頼まれて…

    前川麻子/プリウスの双子
    ぼくには双子の弟がいた…

    大崎梢/北風のマント
    同じ塾の水戸君に片想い。話しかけるチャンス到来。なのに私が話したことは学校で起こった不思議な事件の話で…

    安藤由希/キッキに
    小さいころ大好きだったキッキという猿の人形…

    草野たき/さつきさん
    歳の離れたいとこのたかちゃんを私から奪ったのは、たかちゃんの婚約者のさつきさんだった…

    笹生陽子/おまえたちが信じてる世界のライフはゼロだから
    上の階に越して来たのは、マスカラカラコンの社交性抜群の魔術師みたいな女子高生。自宅警備員の俺は……

  • どれもこれももどかしくて、どんな結末でも胸が少し痛くなる

  • ひとつひとつが短くてよみやすい。
    片方から想いがつのる感じがちょっと切ない。

  • □ 14155.
    〈読破期間〉
    2014/8/4~2014/8/5

  • アンソロジーです。
    坂木さんのお話がよかった。

  • 坂木司と大崎梢以外は初読み。坂木司目当てで借りたけど、やっぱり坂木司が一番良かったかな。こんな短編の中にも、美味しそうな料理の描写を入れてくる坂木司はまさに確信犯。坂木司以外では、初めて読んだけど草野たき「さつきさん」が好きだったかな。私が読むには少し若すぎるかな…中高生向け。2011/344

  • 片想いをテーマにしたアンソロジー。
    普段読まない様な作家さんばかりだったので、興味が出て購入・拝読。
    設定の濃い一冊だったと思う。

    特に好きだったのが【長い片想い】
    最後の一文の切なさが良かった。

  • 6人の作家さんが書いた短編集。どれもひとひねりあって面白い。坂木司さんの「長い片想い」が好き。
    2013/03/18

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著者プロフィール

一九六九年、東京都生まれ。二〇〇二年『青空の卵』で〈覆面作家〉としてデビュー。一三年『和菓子のアン』で第二回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。主な著書に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『肉小説集』『鶏小説集』『女子的生活』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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