片想い。 (ピュアフル文庫 ん 1-8 ピュアフル・アンソロジー)

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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861764936

感想・レビュー・書評

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  • 「肩が重い」と感じたら…(「長い片想い」)/優太の淡い恋の芽ばえ(「プリウスの双子」)/里穂の恋を謎が包む(「北風のマント」)/中学に入るまでどこへ行くにも一緒だった彼(「キッキに」)/大好きな人を失った十五歳の春(「さつきさん」)/ドアを開けたら、闇の魔導師がいた(「おまえたちが信じてる世界のライフはゼロだから」)。秘めた想いを抱える少年少女を描いた、全編書き下ろし短編によるオリジナル・アンソロジー。

    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    坂木 司
    1969年東京都生まれ。2002年『青空の卵』でデビュー。続く「ひきこもり探偵」三部作『仔羊の巣』『動物園の島』(以上、東京創元社)で人気作家となる

    前川 麻子
    1967年東京都生まれ。舞台・映画女優を経て『鞄屋の娘』で、第6回小説新潮長篇新人賞を受賞し、作家デビュー

    大崎 梢
    東京都生まれ。2006年『配達あかずきん 成風堂書店事件メモ』でデビュー。以降、「成風堂書店事件メモ」シリーズとして、『晩夏に捧ぐ』『サイン会はいかが?』(以上、東京創元社)を立て続けに刊行し、書店を舞台にした優しいミステリーで多くの支持を集めた

    安藤 由希
    1969年東京都生まれ。秋田県で育つ。日本大学文理学部卒業。99年「世界のはじまるところ」で第2回中部電力児童文学賞を、2003年「キス」で第6回ちゅうでん児童文学賞を受賞

    草野 たき
    1970年神奈川県生まれ。実践女子短期大学卒業。99年『透きとおった糸をのばして』で第40回講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。同作で第30回児童文芸新人賞を受賞。2007年には『ハーフ』(ポプラ社)で第47回日本児童文学者協会賞を受賞

    笹生 陽子
    東京都生まれ。慶應義塾大学文学部人間科学専攻卒業。1995年「ジャンボ・ジェットの飛ぶ街で」が講談社児童文学新人賞佳作となる。デビュー作『ぼくらのサイテーの夏』で第30回日本児童文学者協会新人賞、第26回児童文学新人賞を受賞。2003年『楽園のつくりかた』で第50回産経児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



    坂木さんのお話が読みたくて借りただけ(笑)

    坂木さんのお話は幽霊といえどまったく怖くなく、ぶつぶつ文句いいながらも幽霊の願いを叶えるべく手助けしてあげるやっぱりイイ子がでてきて。
    珍しく謎はなくかわいい恋を描いてたね~。

    他は特に惹かれたお話なかったかな。
    強いて言えば大崎梢さんのお話がちょっと謎が入ってて淡い恋が上手くミックスされてるかなぁと思ったくらい。

    どの話も『片想い』がテーマなのでちょっと切ないかな。ホントにちょっとだけね(苦笑)


  • 「肩が重い」はすごく切ない。
    けれど、幽霊である想い人に
    寄せる恋心が甘酸っぱく、ついきゅんとなってしまう。

  • 坂木司「長い片思い」
    前川麻子「プリウスの双子」
    大崎梢「北風のマント」
    安藤由希「キッキに」
    草野たき「さつきさん」
    笹生陽子「おまえたちが信じてる世界のライフはゼロだから」

  • 甘酸っぱい!
    大崎さん目当てで読みました。
    やはりミステリ色があって面白かったです

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    <blockquote><p><strong>「肩が重い」と感じたら・・・・・(「長い片想い」)坂木司
    優太の淡い恋の芽生え(「プリウスの双子」)前川麻子
    里穂の恋を謎が包む(「北風のマント」)大崎梢
    中学に入るまでどこへ行くにも一緒だった彼(「キッキに」)安藤由希
    大好きな人を失った十五歳の春(「さつきさん」)草野たき
    ドアを開けたら、闇の魔導師がいた(「おまえたちが信じてる世界のライフはゼロだから」)笹生陽子
    秘めた想いを抱える少年少女を描いた、全編書き下ろし短編によるオリジナル・アンソロジー。</strong></p></blockquote>
    片想い――ことに少年少女のおそらく初めての――ほど切ないものはないだろう。世界のすべてが恋するその人を中心に回っているような錯覚にとらわれ、しかもその世界に自分はいないことが多いのだから。そんな切なく、だからこそきらめくような片想いにも、こんなにさまざまな形があったのだと本書を読むと気づかされもする。
    好きだったのは、紹介文がダジャレチックでもある坂木さんの実ることのない片想い、そして、大崎さんの こちらはたのしいあしたを想い描けそうな、しかもきっちりミステリにもなっている片想い。

  • キラキラ眩しいなぁ。うふふ。

  • 080321-080323

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著者プロフィール

一九六九年、東京都生まれ。二〇〇二年『青空の卵』で〈覆面作家〉としてデビュー。一三年『和菓子のアン』で第二回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。主な著書に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『肉小説集』『鶏小説集』『女子的生活』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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