船に乗れ!〈1〉合奏と協奏

著者 :
  • ジャイブ
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861765797

感想・レビュー・書評

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  • ピアノからチェロに転向した津島サトル。受験にやぶれたが新しい学園生活にとけこみチェロにのめりこんでいくかたわら淡い恋心も芽生える。スポーツであれ、音楽であれ一生懸命に打ち込んでいる様子はすがすがしい。クラシックを聞くと眠くなるわたしでも十分楽しめた。金窪先生との哲学の話もよかった。続きが気になる。

  • 物語の始まりは読みにくかった。主人公の自意識過剰さが延々と続くんだもん★
    とはいえ、音楽と演奏者の物語なので、そういう一種のナルシズムも必要なんだろうなぁ。

    高校入学あたりからは面白くなってくる。
    片思いに翻弄されつつも、音楽にのめりこんでる様子がひたむきだからね。

    これも作品を読んでいると演奏されている音楽を聞きたくなるなぁ。
    ということで、今、ピアノトリオの第1楽章を聴きながらこの感想を描いているのでした♪
    次の巻が楽しみだ~^^

  • 長く続けている趣味が何も無い私には、一生懸命何かをやっている姿がただただ羨ましくて眩しかったりする。ただ、青春時代に感じる独特の「自意識」や「恥ずかしさ」やらは、やっぱり普遍で、自分のあまりキラキラではない思い出が蘇って苦くも切ない気持ちになる。
    そして美少年が気になります!(笑)

  • 少年だった自分を思い出すことがある。変えようのない過去への畏怖。話はまだ見ぬ未来へ向かって進む。現在に向かって。そこには音楽があったのだろう。

  • 感想は3巻で。

  • 読み終わった後、なんとなく、『金色のコルダ』が読みたくなった。主人公は全然反対なんだけれど、全体的な空気として同じものを感じた。

  • 2011.3.19 初読 市立図書館

    この本の前に読んだ藤谷さんの本が明るい感じだったので、
    少しびっくりした。

    大人になった主人公が昔を振り返っているんだけど、若いときって楽しいだけじゃない。
    もちろん楽しかったこともあるけど、苦い思いをしたことの方が強く残っている。
    そして大人になってから、若いときの自分がいかに周りが見えてなったかを思い知る。
    この本は、いやでもそんな自分を思い出させる。

    この物語には強く引き込まれた。
    夢中になって読んだ。全3巻あっとゆーまだった。

    私は音楽をやったことはないけど、体験したことのあるような錯覚に陥るほど、読んでて興奮させられた。

  • うーん、ちょっとがっかりかな。
    http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-609.html

  • 音楽一家に生まれた僕・津島サトルは、チェロを学び芸高を受験したものの、あえなく失敗。不本意ながらも新生学園大学附属高校音楽科に進むが、そこで、フルート専攻の伊藤慧と友情を育み、ヴァイオリン専攻の南枝里子に恋をする。夏休みのオーケストラ合宿、市民オケのエキストラとしての初舞台、南とピアノの北島先生とのトリオ結成、文化祭、オーケストラ発表会と、一年は慌しく過ぎていく

    面白かったです!チェロのことはよくわかりませんが、青春ってかんじです!モデルになったであろう高校が近くにあるので、親近感がありました。

  • Ⅲにまとめて。

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著者プロフィール

1963年、東京都生まれ。2003年、『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ』(小学館)でデビュー。2014年、『世界でいちばん美しい』(小学館)で織田作之助賞を受賞。主な作品に『おがたQ、という女』(小学館)、『下北沢』(リトルモア/ポプラ文庫)、『いつか棺桶はやってくる』(小学館)、『船に乗れ!』(ジャイブ/ポプラ文庫)、『我が異邦』(新潮社)、『燃えよ、あんず』(小学館)など多数。エッセイ集に『小説は君のためにある』(ちくまプリマ―新書)など。

「2021年 『睦家四姉妹図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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