| ブログで紹介する» |
|
Check |
|
|
この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
-
なぜ、君は、人を殺してはいけないのか?
「この問いに対する僕の答えは、こうなる」
人を殺す君を、君は許さないから。
― 254ページ -
君が花瓶の割れたことを猫のせいにしたとき、神様も悪魔も法律もそれを許したとしても、君は、君を見ていた君は、それを許すことができるのか? 自分のしたことを猫のせいにした君と共に、君は生きることができるのか?
そうだ。カントとか定言命法とか、倫理とかを持ち出した僕が間違っていた。そんな、よそから入ってくる知識で君を縛りつけようとするのは間違いだ。君には君という目撃者がいる。君自身という、誇り高い審判がいる。なぜ人を殺してはいけないのか、という問いも、その審判の目をごまかそうとする問いだ。
― 254ページ -
「デーーーーーーーーーーーーートか!!!」
― 203ページ
みんなの感想・レビュー・書評
ひりひりとしている。安易な青春小説じゃない。主人公が自分のやってしまったことを痛いほど悔いているのが伝わって来る。苦い苦い思い出。でも面白い。子どもの頃、自分が本当に子どもだったということ、その地続きのところに今の自分がいるということを考えさせられた。
音楽高校2年生の主人公・津島サトルをとりまく様子を描く。
といっても、「津島サトルと南枝里子の恋愛展開」が主軸で(笑)
この後どうなるの?と読者の期待は高まり、
後半は、まさに津島の人生の歯車が狂うかのような展開で、主人公の気持ちを思いやりたい気分に駆られました。
もし、津島が自分の友人だったら、どのように声を掛けられるだろうか…。
次の展開が知りたくて、「一心不乱」という言葉がぴったりなほど、周りの雑音はBGMかのように、読んでいました。
この巻での展開が、次巻にどのように影響するのか、津島は本当に芸大へ行くのか、気になります。。
主人公がどん底へ転落していく様を描いた2巻。
愛していたものが全て崩れさっていく
それをどうすることもできない主人公はただ受け入れるだけ
何も出来ない。
現実と不幸を叩きつけられた主人公はそれでも生きて行かなきゃならない。
辛いこと。
どう結末を迎えるのか、最後まで見守りたい。
船に乗れ(1)の最初から筆者はなにかを後悔している風だったのでなんかあるとは思っていたが、楽しい青春小説からぐっと暗くなっていく。さあ、この先どうなるんだろう。続きをよむこととする。
衝撃的な展開をみせる2巻です。
ほんのちょっとしたことで運命が変わってしまう、という瞬間がごく普通の人生の中でふいに訪れるのだな、という残酷さ。
そしてそれは決して抗うことのできないどうしようもないものだということ。
不穏なメロディに覆われた第二楽章。
南とのエピソードに音楽と哲学がまとわりついて重く暗い内容に。
それでも不快感なく読めてしまう。
第3章ではどうなるのか。
津島サトル君にエールをおくらずにはいられない。
中一の 津島さとる の家系は、音楽家を多く輩出している。幼少のころからピアノを習っていたサトルに対し、ピアノの専門家のおじい様は、ピアニストへの道はあきらめて、チェロをすすめる。
この時点で、プロを目指すには、スタートが遅すぎないかと思うのだが・・・
音楽科のある有名高校を受験するも、実技はパスするも、学科で不合格となり、おじい様も関係する音楽科の新設校に滑り込む。
高校時代の楽しいことも、辛いことも、恥ずかしい記憶も50歳を目前に、あざやかに思い出される。それらの記憶に、どう区切りをつけるのか。 今まで読んだ青春小説の中で、頂点かもしれません!!
この第2巻では、事件の核心が語られ、チェリストとして、音楽家としての自らの才能に苦悩する、主人公の姿が描かれ、重い読後感に支配される。
どんどん重たい展開に。それでも続きが気になって読み進めちゃう。留学とか出来て、おぼっちゃんていいなぁ!
続き。
津島くんのドイツでの短期留学がきっかけとなって、
南との恋も、金窪先生との間に芽生えるかもしれなかった友情も、チェロ弾きとしての将来への希望も、
終わりに向かう巻でした。
王道青春学園ものになってくれそうだと思った自分の予想は全く外れて、
やっぱり一昔前を舞台にした、若者の青臭さを痛々しく描くドラマとか邦画を思い出します。
そういう意味なら、結構青春なんだが。
あたしが期待していたのは「一瞬の風になれ」系統の正統派学園部活ものだったので、
残念でした。
『音楽というのは、どんなものでしょう。僕にはそれがわかりません。』
南との恋愛、新生学園での生活、チェロのレッスン。すべてが順調だと思われサトルは敷かれたレールを歩んでいた。ドイツ留学をきっかけにすべてのものが崩壊してゆく。
その過程と思考の変遷は、形は違うものの多かれ少なかれ、すべての音楽に携わる人々が一度は辿った道なのではないか。
独奏の副題のとおり、今回は一人で悩むことが多かったです。
音楽科でチェロを弾く、しかも恵まれていて音楽一家に生まれた主人公は自分が恵まれていることもしらず、自分の自意識が過剰なこともしらず、高校に入学したのですが、ちょっとずつ成長していくのが面白いです。
もっともっともっと頑張って!!!と思いながら読んでしまいました。
ただ美人で勝気な女の子にふられたというだけのことなのに、なんだか大仰すぎる。おじさんになってしまったから分からないのだろうか。ただし、やつあたりの仕方の卑怯さ加減は、あっぱれ。確かに大人になってもチクチク痛む種類のものであるなあ。くらくて痛くて気持ち悪いけど、考えてみれば高校生男子なんてそういうものなのだから仕方ないかな。
Ⅰほど音楽色が強くなく、どちらかというと青春劇っぽくなって来たⅡ.
二年生になった主人公が彼女と初々しいデートをするまでは良かったけれど、ドイツへ短期留学し、自分の実力を知って将来への不安を抱えて帰国してみたら彼女の様子がおかしい!!
そんな急転直下の落っこちっぷり。
これはⅢに期待しちゃう!!

2011.12.津島は、叔父らの計らいによりチェロのレッスンを受けるために、西ドイツのハイデルベルクへ夏休みに2カ月の短期留学をした.帰ってくると南の様子がおかしい.蒼い顔をして、親友の鮎川と共に避け...





