- Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861766848
感想・レビュー・書評
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人は、守りあうとき、強くなる。
解説の中の言葉通りのお話。
19歳の莉絵と14歳の耕太のピュアな思いが、胸をしめつける。久しぶりに嬉し泣き(号泣)出来て良かった♪
少女マンガ好きには堪らない胸キュン度。
たまには、こんな小説も良いなぁ◎詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
気が強くて芯があり、バイト先や実家の手伝いでは頼もしいけれど、恋愛が長続きしない。
そんな彼女が出会ったのは、学校にも通わせてもらえず、かしこい犬になることを強いられてきた中学二年生。
彼を守るために、もっと強くと思っていたはずが、彼と過ごすうちに弱い自分を見つけるようになる。
虐げられて育つと、こんなにも哀しい心が生まれてくるのかと。
大人じゃない二人の頑張る姿に胸が痛くなります。 -
とても繊細で儚くて今にも消えてしまいそう。
触れることすらためらってしまうそんな少年。
二人の物語は暖かくてとても切ない。
耕太の言葉が胸に突き刺さる。
ページをめくるたびに考えさせられる。
一つ、一つの言葉が、思いが
私の中に流れてくる。繊細で今にも崩れ落ちてしまいそうな優しさが、暖かさが。
言葉で表現しようとしても
この思いは伝えきれなくて、、
この気持ちを大切にしたい。
そんな風に思える小説は久しぶりで、
私の宝ものの一冊に追加されました。
辛い夜、さみしい夜、悲しい夜は
きっとこの小説を手にとるだろう。 -
19歳で気が強く行動力もある女の子と、中学2年生の無口な男の子が一緒に過ごす切なくて優しくて一生懸命な生活が描かれている。残酷なことがとても優しい言葉で綴られていて、ぐっとくる。これから先の話も読みたい。
2013/4/17 -
こんなに読み易くて、深くて、心に響く小説は久々に出会った。なんてあったかい物語。
でも現実問題、周りの人はこんな暖かい人ばかりじゃない。それこそ彼が前にいた場所の人たちみたいに、どっかのデパートの店員?みたいに、心が汚い人も多いはず。
…それでも、これからの2人にとっては、そんなこと問題にならないのかな。うん、そうかもしれない
今後の二人が気になる作品。 -
たった今読み終わりました。
いろんな意味ですごく揺さぶられた、心が。
これはきっと、何度も読むことになる。 -
たった今読み終わりました。<br />いろんな意味ですごく揺さぶられた、心が。<br />これはきっと、何度も読むことになる。
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久しぶりに本を読んで、涙を流した気がします。
闇を知るからこそ、光の存在を知る。
冷たさを知っているからこそ、温かさがわかる。
まさにその通りの作品。 -
7/24 再読。やっぱりいい。