コーヒー、カカオ、米、綿花、コショウの暗黒物語―生産者を死に追いやるグローバル経済

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制作 : Jean‐Pierre Boris  林 昌宏 
  • 作品社 (2005年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861820618

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コーヒー、カカオ、米、綿花、コショウの暗黒物語―生産者を死に追いやるグローバル経済の感想・レビュー・書評

  • 「一次産品をめぐる暗黒物語」の一端を、知ってもらうための本。

    身近な飲み物「コーヒー」
    チョコレートの原料「カカオ」
    主食の「コメ」
    綿素材の布製品になる「綿花」
    料理の香辛料「コショウ」
    それぞれの見えない世界について書かれている。

    後半の「ヨーロッパにおけるフェアトレード」についての記述は、大変参考になった。

    著書ボリス氏は、フェアトレードの有効性について大胆に批判を行なっている。
    フェアトレードとは、規準を満たせば「誰でもフェアになれる」というシステムになってしまっている。

    フェアトレードについての基礎知識をご存知の方にオススメしたい1冊!

  • 資料番号:010888048
    請求記号:611/ボ

  •  コーヒーについて学ぶために本書の「コーヒー」(pp.13~53)の章を中心に読んだ。コーヒーを生産することによって生活の糧を得ている農民は、コーヒー豆を収穫するたびに貧困に陥っている。これは、生産量制限や輸出上限制限、輸入上限制限によって生産者の収入を保護し続けてきたコーヒー国際協定の崩壊が大きな要因である。加盟各国の思惑を反映できずに協定の解体へと至ったことが、コーヒー国際相場価格の停滞へとつながってしまった。政治的要因に振り回される者は、世界中を舞台にした経済流通の源である生産者だということが分かる。我々消費者にとって安価なコーヒーが飲めるのは悪くはないかもしれないが、同時に品質も悪くなっているのを忘れてはならない。生産コストが販売コストを上回っているため、肥料や農業に投じる資金がないからだ。先進国企業からの肥料や農薬などの支援も、企業側の劇薬在庫処分という面もある。いずれにせよ、この大きく偏った利潤配分を見直し、農民に適切な対価を支払うことができるよう考える必要がある。

  • フェアトレードの商品って割高な気がする…という単純な疑問から読んでみました。
    商品を購入する側としては、社会貢献や生活スタイルの一部として捉えており、根底にあるものを深く考えたことがある人は少ないのでは?と思います。
    「知る」きっかけを与えてくれた一冊です。

  • のん気にテレビドラマとか観ている時間があったら、
    知っておかないといけないことが、
    まだまだたくさん世の中にはあるんだよ。

  • 1次産業をめぐって、利益と生活の戦い。
    単に先進国の企業の悪さだけではなく、実際の生産国の事情の詳細に書いている。

    原作
    http://www.amazon.com/Commerce-in%C3%A9quitable-roman-mati%C3%A8res-premi%C3%A8res/dp/2012357814/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1280635986&sr=8-1

  • IMFが農地にうえるものを 自分たちが食べるものではなく金になるものへ と誘導し生産地が広がるにつれ 産地間競争は拡大大企業は 嗜好品である これらの商品を買いたたき 。。というようななんか いやーな気持ちになる1冊

  • 『バナナと日本人』と繋がる一冊で、これは現在の状態ですが20年以上前に書かれた『バナナと日本人』の状況とまったくかわってないことがすごい驚きです。

    大げさではなく、これを読んでしばらくはチョコレートが食べられませんでした。
    食品の添加物について書かれたものを読んでいやな気分になったりすると思いますが、これは、純度の高いチョコレートであればあるほど、人を食べているのと同じようなことだというのに気づかされます。
    薄々、こういった貧困層のイメージはもっていて『知っている』私たちですが、その『知っている』はハッタリだといっても過言ではないです。この本には細かな事は書かれていませんが、それでも知らないことはたくさんあります。知らない『死』がたくさんあります。

    コーヒーも同じく、世界中で問題となっている食品です。一日に20億杯が消費され、それを貧困層の国々が生産しています。中間業者は、かなり儲かります。
    毎日のように消費される・・・・先進国のステイタスですから。値段が膨大に上がらないかぎり、タバコのようにやめる人はいません。そして、大手チェーン店の展開でかっこいいイメージも付いています。

    また、貿易の社会についても少し解るような本です。
    輸入品の多くが、屍の上で作られているということを忘れてはいけないと思いました。

  • コーヒー意外にも色々な製品の問題が語られてます。
    こうしてみると本当に沢山の物が私たちの生活に必要で、このような現状があってその生活が成り立ってるんだなって思う。

    これをベースにもっと勉強しなくては!

  • 「三秒に一人、子供が死んでいる」とは、ちょっと前に流行したコピーだが、その原因を考えてみたことはあるだろうか?作っても作っても安い値段で買い叩かれる。たいしたことないように思えるかもしれないが、そんな単純なことで三秒に一人子供が死んでいく。多国籍企業の利益のために。その企業たちは今現在空前の黒字をあげているという矛盾。。。
    コーヒー、カカオ、綿、そんな身近な食べ物や服に触れた時考えてみよう。フェアトレードに興味ある人にもおすすめな一冊。

  • 分類=経済・グローバライゼーション・貿易・農業。05年10月。

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コーヒー、カカオ、米、綿花、コショウの暗黒物語―生産者を死に追いやるグローバル経済の作品紹介

本書は、現在のグローバル経済によって"一次産品"の生産が危機に陥っており、途上国の生産者が極度の貧困に追い込まれている実態を、7年間にわたる現地調査・取材をもとに初めて徹底暴露し、ヨーロッパで大論争を巻き起こしている衝撃の書です。コーヒー・ココアなどの品目ごとに、世界銀行・IMFが推進する経済自由化・構造調整の影響、あくどい多国籍企業の手口、国際投機ファンドによる相場変動の助長、原産国の政府・関係機関の腐敗・汚職など、グローバル経済の裏側で"一次産品"をめぐって何が起こっているか、そして苦悩する生産者の姿が生々しく描かれています。

コーヒー、カカオ、米、綿花、コショウの暗黒物語―生産者を死に追いやるグローバル経済はこんな本です

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