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- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861820809
感想・レビュー・書評
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中南米の政治はかつてのチリの政治混乱が代表するように、米国に反するか組するかという軸を中心に動いている。いわゆる「アメリカの裏庭」はキューバ一国だけでなく、対立全土を包み込む規模の纏まりだ。その中でチャベスという人間の持っていたある種の政治的カリスマ性は、強烈な印象とともにいくつかの混乱も起こしている。そうしたことも含めて全体像がつかめたのは面白かった。だが、訳者も述べているように、チャベス亡き現在、後継のマドゥロがどのような働きができるかによってこの地域の将来は決まってくるだろう。
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チェ・ゲバラの次女アレイダ・ゲバラがチャベス大統領にインタビューを基にしたもの。
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ラ米の外交は昨今芝居くさい。いわゆる右派も左派もどちらもうまく機能しないことには変わりないのでチャベスを批判するつもりもないが、彼の演説や会話を読んでいると滑稽に思えてしまう。ALBAってそんな適当に生まれたのかと腰が抜けてしまった。でも彼の話術が人を惹きつけることは確か。文書ではなく生できいてほしい。