| ブログで紹介する» |
|
Check |
|
|
この作品からのみんなの引用
-
唯一解消できない希少性とは時間であることから、「蓄積された時間」の市場価値は下がり、「生きた時間」の市場価値は高まる。よって、蓄積された時間である映画、音楽ファイル、本などは無料になる一方で演劇、ライブ・コンサート、講演会は有料になる。クローン技術をもちいて時間を超越しようとする者も現れる。
― 337ページ -
すべての企業と国家は、保障と気晴らしという二つの要求の周辺に組織される。つまり、世の中の不安から守ってほしいという要求(保険業)と、世の中の不安から解放されたいという要求(娯楽業)である。
― 156ページ -
(第八番目の中心都市であるアメリカで)つまり、消費者と市民の自由は大きくなり、そして労働者の疎外感を高まったのである。
― 108ページ
みんなの感想・レビュー・書評
時間的、地理的に俯瞰的な視点から世界の今後を予測する。自分や日本の存在を大きな歴史的文脈の中で理解するのに役立つ。
未来の事を知るためには過去の出来事を学ぶ必要がある。この本はヨーロッパ最高の頭脳と呼ばれるジャックアタリ氏の歴史書であり、未来書でもある。私がこの本に出会ったのはハイーパーメディアクリエーター高城剛氏のブログであった。的確に過去を語り、これから起こるであろう様々な未来が書いてある。
1)金融カニバリズム ジャック・アタリ氏の指摘におののいた。世界は元々共通のルールも、それを取り締まる機構も持っていなかった。ネットで繋がった世界がそれぞれに暴走して、金融危機が起きたって何の不思議もなかったのである。規則なしに市場が成たつはずはないのに、その都度正しそうなことが言われて、それを都合が良いと思った人々はその正しさに追従した。 世界政府はない。そしてそのような状態を操縦するパ... 続きを読む »
21世紀の後半にいるという視点で地球の歴史を人間目線で描いている本です。単なる予測本とは異なり、きちんと論理に基づいて書かれているのが特徴です。今後の世界に興味がある人、必見です。
読書会の課題図書なので読んだ本。本書は2006年に出版されているのですが、後に起こったサブプライムローン問題を予見していた、として話題の本です。読後感としては、若干暗いですね。しかし、対応すべき課題として、読んでおく必要はあると思います。いろいろと独特なキーワードが出てきて、すぐには正確に把握できていないところもありますが、ゆっくり咀嚼していきたいと思う、そんな一冊です。
歴史・文化の知識の幅広さに圧倒された。
アタリの世界観を理解したかったけど、まだまだだなぁ。。
多分に自分の知識不足のせいなのだけど、イマイチ消化しきれていない。
パソコン・インターネットといったノマド・オブジェ(テクノロジー)の発展によって市場が国境を越えて拡大し、地域に縛られた国家機能は意味をなさなくなっていく。その結果、従来の秩序が崩壊して各地で地域紛争が続発。そして混乱のなかから、新しい秩序(超民主主義)が生まれていく。
こんな感じかなぁ。
また日をおいて再読したい。
ちょいむず。
にわかに信じたくないけどももう既にはじまっている未来に関する予言?予想?を言及。
適当に予想するのではなく、人類史を振り返ってからその法則を元に導く。
それすらも本当なのか信じられない。
そりゃまあ未来に関するものはなんでもそうか。
悪い予言も、良い予言もこれからの各国、個人次第。最悪の結果だけにはならないようにみんなで考えていかねば。
フランスではこの著者ジャック・アタリ氏を中心とした政策委員会が発足され彼の言うような良い未来の為にフランスの舵が実際に切られている。
日本も後手後手にならないよう、未来を見据えた行動をしてほしい。といったら他人ごとになるので、行動していこう!
歴史の読み方によっては未来が見えてくる。
歴史的な事実の積み重ねである現代社会をどう見るか?
まさに、混迷にある世界経済の行く末はどうなるか?
沢山の概念と沢山のヒントがあります。
ちょっと厚さがあるので、
持ち歩くのが大変でしたが、
その価値は十分ありました。
本書は、38億年前の生命の誕生、16万年前の最初の現生人類が出現、紀元前12世紀の市場民主主義の誕生と壮大な歴史観から導かれた21世紀の歴史だ。 そこでは、資本主義が資本主義以外の全てを破壊し尽くした後に成立する超帝国や、国家が弱体化したことによる地域紛争の勃発と宗教原理主義や海賊による暴力の拡大する暗い未来予想図と、愛他主義者であり世界市民としてのトランスヒューマンが、各人のゆとりのあ... 続きを読む »
ジャック・アタリの博覧強記ぶりにはいつも驚かされる。彼の膨大なストックに基づく歴史認識とこれからの未来予測は一読の価値アリ。
前半部は金融の歴史、後半部が未来の歴史と二部構成。
前半部はとてもよく考えられている割に、後半部の論理破綻…。
未来が予測できないものであることは確かですから、曖昧であるのは仕方ないとしても、せめて自分の発言との矛盾は避けて欲しかった。
未来の歴史に根拠がないのではなく、著者が未来を予測するために設定した状況の説明と、未来がそうなった説明の間に齟齬が発生しているところがいくつかありました。
もっとも、そんなことは細かな点として、大ざっぱに一人の人間が予想する未来のビジョンとして読めば楽しめると思います。
前半部はとても良かったです。その部分だけでも読む価値があると思います。もっとも、同様の内容は「国家債務危機」等でも書かれていますから、そちらを読むことをおすすめします。
流行になったノマドワーカーの記述はフロリダの『クリエイティブクラスの世紀』のクラス・クリエイティブに通ずる。突き詰めると似たような結論にたどり着くということか?

個人・企業が税率の低い地域に逃げ出したり、保険企業が社会保障の分野に乗り出すことを通じて国家が縮小せざるを得ない、というのは発生しつつある重要な問題かな。
筆者の意見に対してあまり納得できないのは、...





