とむらう女 (オールタイム・ベストYA)

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制作 : 金原瑞人  代田亜香子 
  • 作品社 (2009年12月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861822674

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とむらう女 (オールタイム・ベストYA)の感想・レビュー・書評

  • タイトルにひかれて読む。
    「おくりびと」だね。伝統的な女性の仕事だった国もあるとはじめて知る。
    命のはじまり、おわりに関わるってそれだけでスゴイこと。

  • 11歳と5歳の姉妹の母親が病気で亡くなり、一緒にくらすようになった父親の姉であるおばさん。妹はすぐに、おばさんと仲良くなったけど、姉のほうは素直に仲良くすることができない。おばさんの仕事は「おとむらい師」という仕事だった。
    この「おとむらい」はもともと埋葬のために遺体に布をまくことで、女性が埋葬のしたくをする慣習というのはキリストの時代からあり「おとむらい師」は聖なる仕事をする人として地域に尊敬されていたようだ。そんな仕事があったことは初めて知った。物語は19世紀半ばのアメリカ合衆国ミネソタ州で、開拓民として生きるひとたちの日常生活を描いていてとても興味深かった。

  • 暖かいきもちになるいい本でした

  • 納棺とお産婆の役目をするおとむらい師。
    少女イーヴィは母親の死後、おとむらい師のおばさんと一緒に暮らすことになる。
    おばさんの仕事を手つだって、人の死とも向き合うイーヴィ。
    彼女のおばさんへの思いも変わっていきます。
    おばさんの代わりにおとむらい師をつとめあげたイーヴィは、
    その真心もきっと受け継いだはずです。

  • 映画『おくりびと』がアカデミー賞を取った時に、果たして宗教観の違う欧米で日本的な葬いの仕方が本当に理解されたのか?ただの物珍しさでは?と疑問に思っていましたが、この本を通じて人の手で人を弔う気持ちや行為に、宗教や死生観などの違いなど関係ないのだということが分かり、ある種の感動を覚えました。欧米では代々女性が継いできたとむらい師(shrouding woman)について、母を失ったばかりの少女の目を通じて描かれています。二股の枝やコインを使った具体的な弔いの描写が興味深いです。今では葬儀社に任せるのが普通になったところもまた、日本と共通しているなあと思いました。

  • お母さんが亡くなった後お世話にやってきたおばさん。妹のようになかなか受け入れることができなかったけれど、お母さんの庭をゆずってあげたりしていた。おばさんと同じとむらい師になるのかな。

  • 世界は広く、いろんな人種や文化がある中で、死への意識というか、まっとうした命への弔いの心が、当たり前のようなことかもしれないけれど同じだということに、少しはっとした。大事に生きなくては、と思う。それと亡き母の影を生活の中で見つけ、それを一際寂しく悲しく思う少女の姿に涙した。

    故人の影ってふとしたところで出てきて、ぼっかりと穴を開ける。
    その故人を想いあったかく思う分、穴はどんどん広がる。

  • 有名無名に関係なく読み応えのある小説を、という選者のことばどおり。生きている子も死んだ子もけなげ。

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