- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861822780
作品紹介・あらすじ
ウェイトレスをしながら高校に通う少女が、名コックのおばさんと一緒に小さな町の町長選で正義感に燃えて大活躍。ニューベリー賞オナー賞に輝く、元気の出る小説。
感想・レビュー・書評
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「ホープ」という人間がいる町。ホープがいれば、町には希望がある、ということを、一度読んでタイトルから読み取ることができました。
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ジョーン・バウアーの小説の主人公はいつも若いのに自立している。こちらも然り。選挙活動に燃える主人公というのは日本ではなかなかないだろうなぁ。
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よい大人たちに恵まれたホープ、
母親は親としてはだめ親だけど、生きていくことについてはちゃんと指針を示しているし、彼女を取り巻く人たちは生きていくことに前向きで、
もちろん、ホープの努力もある。
みんな前向きで、まあ、いい話。 -
父親は誰とも知れず、母親には赤ん坊の時に見捨てられ、母の姉である伯母に育てられている主人公は、高校生の年齢にして既にプロのウェイトレス(ちなみに伯母は腕のいいコックさん)。2人がNYの店を閉める羽目になって、ウィスコンシンの田舎町にやってくるところから話が始まる。
まあ、いい話だったと思う。政治(小さな町の政治だとしても)に積極的に関わる高校生たち、というのはとてもアメリカ的。ただ、主人公はとてもよかったけど、人物がなーんとなく面白味がなくて残念だった。G.T.の魅力があまり理解できなかった私が悪いのかも知れないけど。 -
YA
ちょっと無理あるけど
面白かった -
「靴を売るシンデレラ」などの著者による本。
ある理由があり女の子が叔母さんとレストランを転々としながら働いている。白血病の友人が町長に立候補し、応援する話。日本でもある問題が浮き彫りになっている。 -
「靴を売るシンデレラ」の著者。
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95点。同作家の「靴を売るシンデレラ」よりこっちの方が完成度高し。装丁やイラストはあっちの方がいいが。
内容は「靴を売るシンデレラ」に似ているけれど、こちらの方が他の登場人物との絡みがいっぱいあって、選挙もあり、恋もありで盛りだくさん。
実母や実父とうまくいかなくて、理想の親を探し求めるってテーマは同じ。この本だとその気持ちがつかの間だけど満たされる。 -
すごく自然にしっかりした女子高生の成長を描いている。
主人公、それにしてもカッコいい!!
生い立ちの切なさ、転々する寂しさもあるのに、自立心が素敵だった。
選挙の独特な興奮もよくわかったが、日本ではあんなふうに高校生が選挙活動に燃えることは少ないだろうなあ。
さすが、アメリカ。
少しだが、私もウエイトレスをしていたので、お客さんとのやりとり、厨房とのやりとりなど、頷くことが多かった。
ホープみたいに、誇りを持ったウエイトレスが増えたらいい。