共同体の救済と病理

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著者 : 長崎浩
  • 作品社 (2011年6月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861823428

共同体の救済と病理の感想・レビュー・書評

  • 古代ユダヤ人共同体や初期キリスト教、レーニン主義党派、米国の人民寺院、オウム真理教を材料として取り上げ、「神や理念、理想に人々が帰依して結ばれる『常ならぬ共同体』」が参加者に「最高の自由を最高の共同で実現する」集団と錯覚させ、やがて抑圧的、破壊的になる経緯を分析する一冊。

    俯瞰すれば、共同体そのものにはそれ自体に良いも悪いもないのかもしれない。しかしそれは必然でもあることは承知すべきか。

    著者が元新左翼評論家、そして分析手法がライヒの議論の再論と批判は多い。しかし、本書の分析は、熟慮すべき、そして念頭に置くべき事柄でもあろう。

  • あ、あの畏敬する『叛乱論』(1969年刊行、1991年に新版が発行)の長崎浩が書いた新作だ!

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共同体の救済と病理の作品紹介

人々が"オンリーワン"をもとめる「私」化した現代、人が共同体に吸い寄せられ絡め取られる。共同体は、"共同性"を結ぶ者たちの夢でありまた背理である。不気味に液状化する現代社会で、「救いの共同体」を構築しようと蠢動する私たちの欲望の夢と病を剔抉。古代ユダヤ人、預言者、キリスト教、コミューン、ファシズム、カルト宗教…紀元前から21世紀まで。戦争、テロ、大震災…時代の危機のなか反復される不気味な「共同性」への欲望を撃つ。ラディカリズムのバイブル『叛乱論』後の本格的著作。

共同体の救済と病理はこんな本です

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