オルガスムの科学――性的快楽と身体・脳の神秘と謎

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  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861825071

作品紹介・あらすじ

その瞬間、身体と脳では何が起こっているのか?オルガスムへの認識を刷新した性科学の世界的名著。その神秘を探究することは、身体‐脳システムと意識の謎に迫ることである。性科学研究財団"B&V・バロー賞"受賞。

感想・レビュー・書評

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  • 女の人の性欲は弱いのではなく、認識するスイッチの入り方が男性と違うらしいですね。
    実験で、いろいろな写真を見せて性的興奮になっているか、脳を調べますと、女性は男性よりも幅広い絵で、興奮状態となるのですが、それを自覚しにくいらしいです。

  • 本格的かつ網羅的な研究書。まだ半分程度しか読んでないけどかなり面白い。

  • オルガズムの快感と満足感は、感覚特性よりも、主観的なオルガズムの認知特性・感情特性の方に結びついている
    女性のオルガズムは副産物
    →男性の射精のように妊娠に必須でない
    →男性の乳首と同じ

  • 図書館で見つけて読んでみた。世の中に性に関する情報はこれだけ氾濫しているのに、医学的にはほとんどまだ解明されていないということがよくわかる。
    真面目な研究の対象になったのって、ほんとにここ数十年の話みたい。そして、ホルモンとか神経とかだけの単純な話ではないらしい。ちなみにドーパミンは性行動促進の効果、セロトニンは抑制の効果があるらしい。あと、オルガスムは健康にいいらしい。
    最後は「意識」(五次元)の話につながって、結局、今はよくわからないのだと締めくくられていて、ちょっと面白かった。

  • オルガスムのメカニズムについて、ごくごく真っ当に
    学術的に詳述した科学書。オルガスムとは何かという
    定義から始まり、その実態や機能障害・疾患、ドラッグ
    との関係、関与する神経やホルモン、そして脳の働き
    までと、その内容は実に細かく多岐にわたる。実に興味
    深い本だった。

    ただ、一番興味のある、その歴史や社会学的な位置づけ
    あるいは進化論的な意味での価値などには触れられて
    おらず、物足りなかったのも本当。まぁそれはこの本とは
    ジャンルが違うのかも知れない。

    皆様、オルガスムは健康に良いらしいですぞ(笑)。

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