- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861825569
作品紹介・あらすじ
信玄に臣従して真田家の祖となった祖父・幸隆、その智謀を秀吉に讃えられた父・昌幸、そして大坂の陣に“真田丸”を死守して家康の心胆寒からしめた幸村。戦国末期、真田三代と彼らに仕えた異能の者たちの戦いを、超豪華作家陣の傑作歴史小説で描き出す!
感想・レビュー・書評
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「真田幸村」を題材にした、
お歴々の歴史小説家による、
8編の短編からなるアンソロジーです。
とは言え、その内訳は、
祖父の幸隆が1編、父の昌幸が1編、
猿飛佐助が2編、その他が3編で、
幸村を描いた作品は、1編のみです…。
元々、幸村に関する史料は、「大阪の陣」のみですし、
(「関ケ原の戦いは」、昌幸がメインとなるので…)
幸隆→昌幸→幸村と続く3代の大河を描くことによって、
幸村個人のパーソナリティが表現される作品も多ぃので、
おのずと、こぅいうラインナップで編纂したのかな~と。
収録されているそれぞれの作品は、
お歴々の歴史小説家さんらしく、
短編といぅ限られた尺の中で、
それぞれに特徴的なお話となっており、面白かったです。
いろんな作品を読んでみた中で、
切り口として、兄の信之の視点からの雪村像といぅのも、
ちょっと面白そぅじゃない??…と、最近、思ってます。 -
いよいよ佳境に入ったドラマの影響というわけでもないのだが錚々たる執筆陣に惹かれて手に取った真田三代アンソロジー、内容云々については歴史小説の重鎮揃いだけあって評価を述べるまでもない。
ただ真田丸を楽しんでいるもののそこまで幸村のファンでもないのでお家のルーツを辿る話とかはあまり興味はないのは事実、山田風太郎先生の猿飛佐助と大谷刑部絡みの創作が一番面白かったかな。
視聴率命の大河ドラマも同様でリアリティもさることながら信之に「ちょ!手がぁ〜」と小芝居させることも重要なのであろう。
本以外の話ばかりでスミマセン -
小説集「真田幸村」読了。
幸村というより海野から真田一族5代記でしたが、なかなか真田丸の副読本としては楽しめました。
幸村の曽祖父の海野棟綱、真田幸隆、真田昌幸、真田信繁幸村、真田大助幸昌、真田信之の治世まで。猿飛佐助が2編、大谷刑部が1編。
「真田太平記」の池波正太郎、山田風太郎、海音寺潮五郎など大御所作家陣は豪華でした。 -
信玄に臣従して真田家の祖となった祖父・幸隆、その智謀を秀吉に讃えられた父・昌幸、そして大坂の陣に“真田丸"を死守して家康の心胆寒からしめた幸村。戦国末期、真田三代と彼らに仕えた異能の者たちの戦いを、超豪華作家陣の傑作歴史小説で描き出す!
今年の大河ドラマ「真田丸」の関連でこの本を見つけました。
池波正太郎著の短編の信之のところを読んで、そう感じました。
三...
今年の大河ドラマ「真田丸」の関連でこの本を見つけました。
池波正太郎著の短編の信之のところを読んで、そう感じました。
三谷幸喜さんの脚本と大泉洋さんの今後に期待です。
本作品の後、岳真也さんの「真田信幸-天下を飾る者」という作品を読んでみました。
下記(↓)に、レビューを投稿してい...
本作品の後、岳真也さんの「真田信幸-天下を飾る者」という作品を読んでみました。
下記(↓)に、レビューを投稿しています。よろしければ、ご参考までに…。
http://booklog.jp/item/1/4861825601