バイオ燃料-畑でつくるエネルギー

著者 :
  • コモンズ
4.00
  • (1)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 13
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861870415

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 請求記号・501.6/Am
    資料ID・100050861

  • 近頃いろんな食料が値上がりしているので、気になって読んだ。地球温暖化に寄与するという触れ込みのバイオ燃料。でもその原料を栽培するために、熱帯雨林を切り開き畑にしている。これじゃぁ、意味ない。そして、効率よく燃料を作るために、遺伝子組み換えが行われている。米国で穀物が燃料生産にまわされているため、発展途上国への援助用穀物が半減している。で、結局のところ、温暖化防止だの、なんだのと言っているけれど、多国籍企業の金儲けがまかり通っている。
    この本の後半に、「休日には休み、夜には眠るという、人間としてごく当たり前の権利が、いまの日本では奪われている。休日には休み、夜は眠るだけで、二酸化炭素の排出量は大きく減少する」と書いてあった。今の暮らしを根本から見直さないで、やたらと「新技術」に頼ろうとする、しかもそれを全世界的規模でやろうとするのにムリがあるよなと思う。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

ジャーナリスト

「2023年 『技術史研究91号70周年記念誌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

天笠啓祐の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×