- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861870958
感想・レビュー・書評
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お金は目的でなく手段という前提で、儲ける増やす以外に、応援する、地域還元できるなども、後半に盛り込まれている。そして、この本の印税は反貧困ネットワークに寄付されるとのこと。保険やファイナンシャルプランナーの本は金融資本主義の権化みたいに感じて違和感を抱くものが多いが、適切な、お金への向き合い方をまなべる良書でした。
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ちょっと古い本ではあるが。
分かり易くてよい。
これからお金のことを勉強したい人にはよい。 -
図書館で借り。
全部は読まなかったので
借り直したい -
・生命保険は死亡保障のみ
・学資保険等も貯蓄とあわせて検討
・終身ではなくつなぎとして定期で
・マイホーム購入時は頭金3割
・長期投資はブレが少なくなるからリスクも低い
・平均利回りにだまされない
・金融商品も食品も複雑な加工食品はダメ。自分で理解できるものを
・コストに見合っているか -
大人になるということは、上手な迷惑のかけかた、かけられかたを学ぶこと
高齢者の住居の安定確保に関する法律 2001 高齢者が賃貸住宅を借りやすくする法律
チャップリン モダンタイムス 人生に必要なもの、それは勇気と想像力、そしてすこしのお金
72の法則 運用期間を72でわると資産が倍になる複利 7% 72を7でわると10 10年で倍になる
投資信託 購入コスト保有コストが大きい
株は保有コストなし
望ましい未来にお金を流すのも投資
先進医療 脊椎腫瘍に対する腫瘍脊椎全摘術 202万円 -
いままで使ったお金で無駄をさがそう!とか誰もが思うことばかし。
投資についても、高望はするなって、ほかの本と大差なし・・・
投資に否定的な意見の本かもしれないと読んでみようと思ったけど、んー。 -
今まで何冊かの資産運用・保全の本を読んできましたが、正直言ってあまり私には役に立っていません。それ程まとまった金額が手元にあるわけでもなく、あったとしても目的が決まっているものだからです。
図書館でなにげなく手に取ったこの本ですが、普段の生活を切り詰めてまで行う節約はあまり効果がない、保険は生活環境の変化に合わせて設計すべし、株は自分が応援してあげたいものを選択すべし等、優しい感覚のアドバイスが多く、素直な気持ちで読むことができました。
私の家庭はこれから娘達が成長期を迎え、いよいよお金が必要となる時期に差しかかってくるので、まずは仕事を一生懸命して今の給料を維持することに努力すべきだと思いました。
以下は気になったポイントです。
・葬儀費用くらいは残したいのであれば、死亡保障や入院保障がセットになった割安な共済に加入する方法もある(p24)
・お金が目的ではない、お金があれば人生の選択肢が増える(p25)
・60歳時の男性の生存率は約91%であり、自力では不足する部分を埋めるために、保険の力を一時的に借りる(p32)
・かつてのローン返済が成り立つ前提は、1)給料が上がり続けること、2)家や土地が購入時よりもあがること(少なくともローン残高よりも高く売れる)である(p39)
・1年間の手取り収入は、額面収入から、所得税・社会保険料・住民税を差し引いた額である(p45)
・調整可能な支出(予備費・交際費・美容被服費・レジャー費)と、ヤリクリできない支出(住宅・自動車・自己投資・基本生活費)の区別を認識した上で、支出の優先順位を決める(p80)
・調整可能な支出について、月ごとに予算額と残額を記録する、手つかずで残ったものは、自分への臨時ボーナスとしても良い(p81)
・高齢者の居住の安定確保に関する法律が2001年に制定された、高齢者が賃貸住宅を借りやすくする取り組みは進んでいる(p94)
・家を購入する場合、最低でも物件価格の3割は貯める、その上で余裕資金は300万円程度は必要(p97)
・1985年からの25年間の日経平均を見ると、殆ど収益がない(p114)
・「72の法則」とは、72を運用期間で割ると、その期間で資産が倍になる1年複利の利率がわかるもの(p140)
・平均リターン8%の意味として使っているのは、1年あたりに平均した数字を使っていることが多い、上下変動が激しいと、年複利1%程度でも平均リターン8%になることもある(p143)
・株式は、自分が応援したいと思える企業の株式を買うことも良い(p154)
・自由診療扱いとは、病院が自由に設定する値段になり、公的保険による医療とは、国が定めた診療報酬に基づいて、全国どこでも同じ価格で治療を受けられるもの(p165)
・公的医療保険では、1か月当りの医療費が所定額を超えると、後から「高額療養費」として戻ってくる、所得区分が一般の人は、自己負担金が8万100円を超えると、超えた部分の自己負担は3割ではなく、1%になる(p165)
・1か月に100万円医療費がかかった場合、窓口で支払った30万円から8.743万円を引いた、21万2570円は約3か月後に戻ってくる(p166)
・先進医療費は3種類の「がん関連」は一人当たりの費用が200万円以上するが、それ以外は必ずしも高くない、先進医療費をカバーしたいのなら、医療保険ではなく「がん保険」(p185)
・おそらく、日本全国で1万円の価値は同じではない(p208)
・日本の就業者構成は、1950年から大きな変化を遂げた、雇用者は40→80%強、家族従事者は30→5%以下、自営業者は20→10%程度(p209)
2012年11月8日作成 -
お金と社会的責任の話は、他のお金の本にはない話で、自分の使うお金がどこに行くか考えるきっかけとなった。
医療保険とサヨウナラなど、シンプルに生きるヒントがあり、保険との付き合い方を考えさせられる。
FPという仕事に興味を持って、いろんな方の本を読んできたが、不必要なリスクを取らせない良心的な内容が多いので、FPは素敵な仕事だなぁと思う。投資のところは特に丁寧な説明だったのでよかった。何のためにお金を貯め、または増やしたいのか、どれくらいのリターンを求めるのか、案外ハイリターンを求める人は少ない。自分に合わせて選ぶ大切さがとてもよくわかった。 -
家計運営に関する啓蒙書。
生命保険・家計管理・住宅・投資・医療保険・・・などをテーマに著者の持論が書いてある。
お金に関することに正解はないので、読む人によって合う合わないはあるし、良いと思った部分だけ取り入れればいい。
そういう心づもりで割り切って読めばいい。
良かったところは家計運営(家計簿の費目をアクティビティごとや個人ごとに管理するというアイディアは良いと思った)や、保険の考え方の部分は参考になる部分が多々あった。
一方、投資の部分は「この人、本当に投資についてしっかり考えているのか?」疑問が浮かぶ点も多かった。
盲目的に分散投資が有利だと信じるな、と警鐘を鳴らすのはいいが、その対案が「株式が儲かる時期には株式投資をし、そろそろ潮時と思えば債券に移せばいい」という根も葉もない意見では・・・。
プロですらそれができないから、シロートは分散投資や積立投資をするんでしょーが。
あと、やたら預金を推すけど、インフレに弱いということも紹介しておかないと危険だと思うけど。
まあ中段で述べたとおり、役に立ちそうと思う部分だけつまみ食いする類の本。