- Amazon.co.jp ・本 (117ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861871269
作品紹介・あらすじ
あなたの着る安い服は、アジアの少女たちの過酷な労働から生まれている!
バングラデシュの縫製工場が違法な建て増しで崩壊し、1100人が亡くなった。
中国のユニクロの下請け工場では、長時間労働や安い給料や劣悪な労働環境で労働者たちが働いている。
では、買うのを止めれば、問題は解決するのか?
感想・レビュー・書評
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「買ってはいけない」みたいな扇動のための本って感じである。本の後ろのとこに。
「安ければ、それでいいのか!?」
とか
「「走る原発」エコカー 危ない水素社会」
みたいな低脳本が紹介されてて、アァー(*◔ڼ◔)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
商品を購入する時「安くてラッキー」と生活していた私。
本書では、消費者目線(コスパ)だけで商品を選択する危うさを痛感した。
「安く販売されている」には“理由”がある。
なぜなら、商品は自然発生しない。
必ず作り手(原材料・加工・小売など)が存在する。
考えればすぐに思いつく「搾取」の2文字。
しかし、普段の何気ない商品に安い訳を気にしたことがあっただろうか?
うーん、、、ない。
本書は以下のように述べている。
「商品の一つ一つを“誰がどこで作っているのか?問題はないの?“という視点で追求すれば私たちは多くの現実を突き遂げることができる」
商品に関わる人が侵害されていないかと、知ろうとする姿勢や、消費者としての選択。
これが、今、私にできる消費行動だろう。
⭐︎新しく挑戦してみたいこと⭐︎
「生産者とコミュニケーションをとれる洋服を購入してみること」
2022/6/2 -
卒論参考文献
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桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPAC↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/591209 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/65937 -
世界の誰かが、苦しみながら作った服を着ることなどてきない。三方良しの世の中になることを強く願う。
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明治薬科大学図書館 ベストリーダー2019 36位
https://bit.ly/3dvBYr7 -
『ファストファッションはなぜ安い?』
伊藤和子
A5判/120ページ
定価1500円+税
2016年4月
ISBN 978-4-86187-126-9
あなたの着る安い服は、アジアの少女たちの過酷な労働から生まれている! バングラデシュの縫製工場が違法な建て増しで崩壊し、1100人が亡くなった。中国のユニクロの下請け工場では、長時間労働や安い給料や劣悪な労働環境で労働者たちが働いている。では、買うのを止めれば、問題は解決するのか?
<http://www.commonsonline.co.jp/fasuto.html>
【目次】
第1章 ファッション・レボリューション・デーに考える
1 ファッション産業を変える?!
2 下請け工場で何が起きているの?
第2章 ラナプラザの悲劇
1 バングラデシュでみたもの
2 労働者の声が反映されない
3 構造を変える
第3章 ユニクロの中国委託先工場の過酷な労働
1 なぜ中国、なぜユニクロ?
2 手法は潜入調査
3 調査報告書の公表
4 長時間労働と低い基本給
5 きわめて危険な労働環境
6 厳しい管理体制と罰則システム
7 代表者をもたない労働者
8 調査結果と勧告
第4章 カンボジアの縫製工場で何が起きていたのか
1 極端に安いカンボジアの最低賃金
2 縫製工場の労働者への聞き取り調査
3 厳しい条件で働く労働者たち
4 労働者の救済の役割を果たしていない救済機関
5 政府と国際フランドの責任
第5章労働環境は改善したのか
・潜入調査報告書公表から一年
1 調査報告書の公表
2 ファーストリテイリング社の対応と改善策
3 改善は進んだのか
4 カンボジアの過酷な労働への国際ブランドの対応
5 私たちの求めること
第6章 企業に求められる人権への責任
1 企業の社会的責任
2 国連などが動きだした
3 大手アパレル企業の方針と行動
第7章 私たちにできること
1 ファッション産業は女性たちの夢をかなえるのか、それとも奪うのか
2 消費者には力がある
あとがき -
ファストファッションを担う海外の労働者を取り巻く環境は予想以上にひどい。悪いではなく、酷い。人権なんてあったもんじゃない。搾取だね。命を削らさせられて。多くが女性。それでも、職を失うことを恐れている。なぜ、こうなってしまうのか。私たちにできることを実行したいし、人にももっと知ってほしい。あまりに簡単に命が奪われている。人には幸せになる権利があるんじゃないの?でも、これも私たちの身勝手のせい。安くて便利なものを簡単に買い、簡単に捨てる。環境問題に対してもそうだけど、それよりも、人権問題としてのほうが響く。