薔薇の運命~王子は偽りの花嫁を抱く~ (ジュリエット文庫)

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著者 : 上主沙夜
制作 : 渡辺ゆうな 
  • インフォレスト (2012年9月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861907821

薔薇の運命~王子は偽りの花嫁を抱く~ (ジュリエット文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 【あらすじ】
    主人公キルシェさんは、おっきな国の王子様に嫁ぐ道中山賊に襲われてしまう。
    で、その山賊の一味だーっと思った相手が実は嫁ぎ先の王子様で、うだうだあって助けられる。

    【ネタバレ感想】※辛いです注意。
    まずちょっとあれなんですけど、作り方が惜しいなって思いました。
    もうちょっとこう、秘密を秘密らしくじわじわ伸ばしてほしかったなって思います。登場人物紹介で既にネタバレてるのに、文章の描写がとことん「ここが秘密なんですよフフフ秘密」みたいな感じで長々と秘密のままなのがちょい違和感。主人公は「キルシェ」って名前なのにどうして別の名前で呼ばれてるの~?不思議不思議!ってなるのは、登場人物紹介を読まなかった場合でも十数ページが限度かな。

    内容の方ですが、正直私はついていけませんでした。これが年をとるということです。最早若い人の感性についていけません。実感した。
    この主人公キルシェさんは、実は一度死んでいて、今の肉体は腹違いの妹さんのものです。それはいい。
    にも関わらず、まったくもって躊躇いもなくこの主人公は王子様にその身体を差し出そうとするわけね。そこがもうぽかーんなわけです。
    え、その身体、妹さんのなんですよね?
    え、それなのに勝手に男に処女あげちゃうんですか?っていう。
    たとえばこれが、王子様が無理矢理その身体を所望なすって、ヒロインも一度はそれを受け入れようとするんだけど、やっぱこれは妹の身体!妹の意思も聞かないでこんなこと許されない!つって葛藤の末嫌がってうだうだするんならわかるんです。それだったら無理矢理犯されてしまっても、ごめんなさい妹しくしく、で、それでいい。
    でも、この話、夜の営みを拒んだのは王子様の方で、それに耐え兼ねて「抱いて!」と迫るのがヒロインの方っていう。この。なんだろうか。ぽかん。
    んで、剣の練習中腕に傷を負ってしまって、これが妹の身体であることを改めて思い知って大事にしなきゃ大事にしなきゃって思うって、ちょ、順番逆でしょ・・・?!腕の傷は治るけど身体は一度開かれてしまったらそれまでなのよ?!と、思う私は古い人間なのかなぁと。
    んで、王子様の方も、自分が惚れた女の心と身体が別物・・・って、わかるのに、わかるのに、わかってるのに、抱くわけね。男の方にもまるで葛藤が無いわけだ。あははすごーい。
    東野圭吾さんの有名な作品の中に『秘密』ってありますよね。娘さんの身体の中に奥さんの心が入るやつ。あれの旦那さんくらい葛藤してくれたらいいのにと思う。あの作品も私的にはモヤモヤするのですが、でもそこの描写は大事だって思う。うん。

    そんで最後のご都合主義で軽くまとめるのもすごーいとしか言いようがないです。すごーい。
    もうほんと、ラストらへんのエッチにいくまでのくだりがもうほんと、ほんとすごい。すごいよ。すごい。もういろんなものを通り越して本を閉じた時に出てきた言葉は「面白い!」でした。いやーもう面白い!面白かったなー!
    今まで私が信じていた道徳倫理観を超越した展開とオチがそこにはあってある種の感動が怒涛の如く押し寄せてきてもう堪らなくなって、泣きました。

    酷い。

    末永くお幸せに!

  • えっちが主体であろうジュリエット文庫にしては設定が奇抜で、大変自分好みの話でした!
    見た目は小動物のような儚げなお姫様が、実は剣を持たせたら並の男達では到底敵わないというギャップが良かったです!
    …と言っても、体と中身は別人なのですが。
    皇太子には見えないガラの悪いヒーローも素敵です(笑)。
    この手のレーベルでは珍しく何度も読み返しています。
    買って良かったです♪(^^)

  • なんか、いるか?その設定、的な蛇足感はそこかしこにあるものの、話の運びはテンポが良く読みにくくはなかった。カルセドニーがどんどんオッサンくさくなって行きつつ、キルシェを猫可愛がりする様子が良かった。ので、やっぱり序盤の放置はいらなかった気がしてならないな。カルセドニー、お前は絶対そんなキャラじゃねぇ(笑)

  • 即位直後に殺された女王のキルシェが、なぜか妹の身体に乗り移っていて、大国の皇太子のカルセドニーに嫁ぐっていう設定はちょっと不可解でしたけど、カルセドニーが義母にキルシェを奪われないように、疎遠にしてたけど、やっぱり惹かれていく気持ちは抑えられないってところとか、こういう文庫にはあまりない感じの設定は久々に読んで面白かったです。

    危機的状況で叫んだ呪文の「キルシェ、捨てないでくれー」には、笑っちゃいましたし・・・。

    イラストが好みじゃなくカルセドニーがかっこよく見えなかったのが、残念です。

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