サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法

著者 :
  • 白夜書房
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感想 : 78
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861918810

感想・レビュー・書評

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  • おーもしろかったー! 電車とか病院で読みながらニタニタしてしもた。音楽関係の権利とか気になっていたので、こんなところで知ることができてラッキー! いやー笑えました。ボヨヨーン!

  • 自分はサブカルで食っているつもりはないが、就職せずに好きなことだけやって生きていくという面ではサブカルな生き方なのだろうか。

    「狂うな、バカになれ」これ重要です。

  • 大槻ケンヂのサブカル解説本……と思いきや、実際は半自伝的物語だったりする。大槻ケンヂのサブカル人生は楽しいけれども、かと言ってこれで食えるようになるかについては、成功した社長の俺様自叙伝のように、ちょっと割引いてみないといけないよね~と思う。


    というか、これを読んでも食えないのは確か。ハウツーとしての実用度はそんなにありません。


    ただ、私も「好きなことしかしない!」と決意して仕事を辞めて、なんとなく生きているけれども、裏表紙にもある「15万(実家)、情熱、自習」というのは押さえておくべきポイントだと思う。半自伝的ではありながらも、長い芸歴で学習したサブカル処世術など、面白い部分もあって、そうだよね~と思うところが多い。


    面白かったのは、サブカルとはなんたるかを解っているライムスター宇多丸との対談。なんというか、報われない自負と、縄張り意識と、葛藤が微妙に入り混じって笑い話に発展しているような、そういう面白さが感じられた。これを読むだけでも価値があるかな~。

  • オーケンさんとシローさんの対談より――
    『今の即物的な消費をしているオタクの人たちって、結局ズリネタを求めているんでしょ。自分のチンコが勃たなければそいつが悪いっていう発想なわけです。だから「全然勃たなかったんですけど?」とか平気でいっちゃう。そんなの「何か泣けるドラマないですかねー?」って言ってるOLと変わらないよ!』
    これ、若い世代に向けての苦言として語られているが、実際のところは、若い世代限定の話ではなく、時代の病のような気がする。思考することなく、反射的に。自己完結。

  • 大槻ケンヂさんの世代の方々が言う「サブカル」と、現代の若者の言う「サブカル」では、深さが全然違うなと感じました。「自分は周りとは違う」から始まるのは同じだと思いますが、大槻ケンヂさんの言うサブカルは、「これを理解してやる!これを理解しちゃう自分はやはり周りとは違う。」という人たち・趣向を指していますが、現代のは、「これを見れば(読めば)サブカル好きと見てもらえるのね、よし、おれも!」みたいな与えられたもの。自分で発掘して、それを愛してこそのものだと思うんです。

  • ためになるようならないような。
    結局、どこの世界で生きていこうとも覚悟と継続力とあと運を引き寄せる力が必要なのかもしれない。

  • サブカルの世界で食って行くには、
    バンドをやりながら暮らすには、
    才能・運・継続
     そして
    15万円・情熱・自習

    なんか人生なんとかなるよな!
    と思えるほんでした!

  • 実家暮らしじゃないから、20万円は必要かな。
    足りねえー。

  • タイトルは『サブカルで食う』となっていて、若いサブルなくん、サブル子ちゃん向けの本の体裁を取りながら、実は「大槻ケンヂ」の自伝にもなっている。自分を表現したい物にとって必要なのは「才能、運、継続」と言い、継続していくための情熱と学校以外での本を読んだり映画を見たりといったアウトプットを前提としたインプットである「自習」が大切と強調する。この本は別にサブカル以外の何にでも適用できる事が出来るんじゃないかな。オーケン流自己啓発本かもしれない。

  • 題名が秀逸。

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著者プロフィール

1966年東京都生まれ。82年ロックバンド「筋肉少女帯」ボーカルとしてデビュー。その後もロックバンド「特撮」でも活動。その特異なキャラクターは音楽だけにとどまらず、映画、テレビ、小説やエッセイなど多岐にわたる分野で人気を集める。著作「くるぐる使い」「のの子の復讐ジグジグ」は2年連続で星雲賞を受賞。また『グミ・チョコレート・パイン』シリーズのほか『ロッキン・ホース・バレリーナ』『縫製人間ヌイグルマー』『いつか春の日のどっかの町へ』など著書多数。

「2022年 『夜の夢こそまこと 人間椅子小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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