- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861930584
作品紹介・あらすじ
「皆川さん、よしなさい。何のために走るんです」「理由なんかいらない。いままで私は、理由のあることしかやってこなかった。目的なしには指一本、動かさなかった」これは老いとの戦いだ。存在を否定するものとの戦いだ。死の香りとの戦いなのだ-皆川光一朗、71歳。未来を求めていま走り出す。
感想・レビュー・書評
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なんか不思議なお話。最後はハッピーエンドだけど、生々しかったり、ファンタジーだったり。なんだか不思議なままで読了。
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タイトルに期待した元気な老人の話ではなく、事故にあった男性の心の話だった。
てでくる少女の、特徴ある語り方になんの意味もなく、色いろ中途半端なミステリーという感じ。筆者の作品ははじめてだったのでなにか評判のよさそうな物を読んでみようと思う。 -
ハムスターは何だったのかな?
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もっとライトでからしのきいた話だと思って借りたんだけど、いい方向に予想を裏切られた。
心のささくれを取ってくれるような作品。
いろいろご都合主義。でもそれでいいのだと素直に思える。
(10.05.23)
遠いほうの図書館
(10.05.10) -
タイトルより明るい話じゃない
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ジャンルはファンタジーかSFということになるのかもしれないが、謎をもったまま老人たちがゆっくり走り出すところまでは、普通の小説なのかと思った。
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奥多摩のうらびれた老人ホームに入居することになった老人と、植物人間状態で少女に介護されている少年。
まったく脈絡のない二人の登場人物が交互に登場して物語は進行する。
次第に見え始める世界のからくり、つながり。
途中まではのんきな不良ジジイの愉快な物語かと思っていたけれど、後半から話は一気にファンタジーのようなホラーのようなつかみどころのなさを持ち始める。
読了後、あー、こういう話だったのか、と読みはじめとまったく違う印象を受けた。 -
「おれ、ユンボのマフラーはずしてみようかな」(笑)
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タイトルから想像していたのとはまったく違うロマンティックなお話。お勧め。