超解読涼宮ハルヒ

  • 三才ブックス
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861990847

作品紹介・あらすじ

世界を大いに盛り上げるための研究本、ここに誕生。ハルヒに魅せられた筆者たちの妄執と分析が迸る。

感想・レビュー・書評

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  • 2013年9月16日

    撮影/五島昌紀、印藤一彦
    表紙モデル/喪服ちゃん
    装幀/小西秀司(エチカデザイン)

  • EDはダンスする。

  • 関係者以外が書く解説書には限界はある。

    しかし、誰が書いたかは問題ではないほど、つぶぞろいだと感じた。

    特に、参考文献欄は幅広く、これから情報収集しようというひとにはとっかかりになる。

    涼宮ハルヒは、赤毛のアン、ポリアンナを超える、世界の名作になると思うが、
    関係者がいるためか、未来から来たみくる(未来)ちゃんが一番よく知っているのだろうが、禁則事項になっているかもしれない。

    我が儘なハルヒが、自分がちっぽけな存在であることを自覚したことが、自分の周りに超能力者たちを集合させるきっかけになったことは、人を指導する立場の人にとってのよい教訓かもしれないというような、教訓的なところが、もう少しあってもいいかもしれないが、
    読者が低年齢層だと思っているのだろうか。

    わがままたっぷりのように見える涼宮ハルヒは、一方で、奇跡を常識の範囲内で理解しようとする一番常識人である点は、よく指摘されていて、納得感がある。

    長門ゆき(情報統合思念体の「有機」生命体のヒューマノイドインタフェース)といった言葉遊びの先に、文章で使っている単語を調べていくだけでも勉強になるが、この本に書いている人たちは、そのあたりの裏ネタをいろいろご存じのようなので、初学者には勉強になる。

    文学として見た場合の巧拙を述べる批評家がいてもいいかもしれない。
    単語帳を作って、単語の偏在から分析してほしかった。

    内容を素直にアニメ化した京都アニメーションの情報は参考になるが、
    文庫の思想の背景には、まだまだいろいろあることにして欲しい。

    アニメおたく、SFおたくだけでなく、涼宮ハルヒはおたく向けの作品の範疇を
    超えているので解読もおたくの範囲を超えたものも欲しい。

    文庫とアニメ(DVD)の両方を楽しめる、数少ない作品であり、英語版では
    アニメ(DVD)のせりふは英語になっているが、疑問を感じる点がある。
    アニメの制作元の京都アニメーションへ、
    英語への変換に関して注意喚起をもっとして欲しい。

    文庫を誰に翻訳を頼むかは、角川文庫の将来がかかっているとっても大げさではないと思う。

    赤毛のアン、ポリアンナを超える作品にすることができるかどうかは、角川の決断によると思っているので角川関係者に何か書いてもらった方がよかったかもしれない。

    ハリーポッタが日本で普及したのは、翻訳者の熱意であったと思うし、そういう熱意のある人を探すのなら、アメリカよりもイギリスで探した方がいいかもしれない。

    そのためには、この解読書をまず英訳したらいいかもしれない。

    表紙もすてき。一部の文字のレイアウトがよくないのは残念。斜体が日本語用の設計されていないものを用いていたり、大きい文字を使うときの空白の使い方が疑問が残る。

    続を出すときには、是非、声をかけて欲しい気がする。

    ps.
    「VZ倶楽部」という作者を含む関係者の本があるが、作者らは、ペンネームで作者であることを隠していた。そういう企画もぜひ、お願いしたい。

  • 面白い!キョンの恋愛小説の分析が興味深い。数年前に読んだときは全く気付かなかった……そんな仕掛けがしてあるなんて!

  • ▼2008/08/17購入@ブックオフ堀之内店。

  • (2007.8)

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