図解 日本の性風俗

著者 :
  • メディアックス
3.00
  • (0)
  • (1)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 66
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862016652

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 中村淳彦 著「図解 日本の性風俗」、2016.5発行。1991年バブル崩壊、1999年労働者派遣法の改正、2008年リーマンショック・・・、世帯収入減、非正規雇用率40%、単身女性の30%が貧困状態とか。世の中に風俗があって本当に良かった。風俗嬢になってやっと普通の学生生活が。長女の大学進学、住宅ローンの返済、シングルマザーが続々と裸の世界に。性風俗のデフレ化で生活保護水準を下回る風俗嬢も続出。昔は遊びたい、贅沢したいから、今は生活や学費のため。普通の女子大生から人妻まで生活のために風俗嬢に。本当か?!

  • ”裸の女性は、社会を写した鏡である”
    なるほど、と思える名言。

    女性が性風俗産業の門をたたく流れや、その業界の構造、そして、背後にある政治経済の浮き沈みによる影響が、図表と分かりやすい説明で書かれていて興味深かった。

    性風俗産業を単なるエロとしてとらえるのではなく、冷静に政治経済的に客観的に書かれてあるというのも面白かった。

著者プロフィール

1972年生まれ。ノンフィクションライター。AV女優や風俗、介護などの現場をフィールドワークとして取材・執筆を続ける。貧困化する日本の現実を可視化するために、さまざまな過酷な現場の話にひたすら耳を傾け続けている。『東京貧困女子。』(東洋経済新報社)はニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞ノミネートされた。著書に『新型コロナと貧困女子』(宝島新書)、『日本の貧困女子』(SB新書)、『職業としてのAV女優』『ルポ中年童貞』(幻冬舎新書)など多数がある。また『名前のない女たち』シリーズは劇場映画化もされている。

「2020年 『日本が壊れる前に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中村淳彦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×