チルヒ 河内遙時代短編集

著者 :
  • 小池書院
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (153ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862254672

感想・レビュー・書評

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  • 江戸を舞台にした、叙情的な短編集。遊女と若い髪結い、陰間、女の子と子天狗、幽霊、呑んだくれ亭主…。気怠さと切なさとユーモアのバランスが丁度よく、飄々とした空気感に身を委ねる心地よさ。ゆるゆると読んでいると、見開きでどどーんとダイナミックで美しい場面が出てきて、その都度息をのむ。うまいなぁ…!

  • 各話タイトルロゴの手書きレトロフォントがかわいい チルヒ ユキオレ

  • 江戸時代の恋愛短編集で、悲恋が多め。

    作者の他作品のような陰鬱さが無いのは時代設定が昔だからかもしれない。

    大判サイズで高いし、ページ白率高いし、毒少な目だったので、読了前の期待感ほどではなかった。

  • 各物語にほぼ2ページぶち抜きの至高なシーンが必ずあります。
    見せ方が上手だなぁ。

  • 日本の江戸時代あたりを舞台にした作品集。遊女、元坊主、子供と天狗のお話などなど。私は天狗のお話が好きです。可愛くて。

  • 時代背景が昔だからなのか、河内遙先生がいつも描く漫画とは
    また違う印象を受けました。

    もう一度読み返してみよーカナ。

  • 娼婦を描いた女性の描くマンガっていろいろあるけど
    画が美しく纏まり過ぎていると言うか…

    河内さんのちょっとくずれた汚さが、
    私にはやけにリアルに感じるのです。

  • テンキク(天狗の)が良かったです。ユキオレ(かんざしの)は切なかった。サクヒ(お団子屋の)も面白かったです。

    チルヒ(散るひ)、サクヒ(咲くひ)なんですねー。

  • 濃いのにすっきり。地に足のついたって言うのかなんなのか。

    全部気に入った。ハスノネがちょっと抜きん出て好き。あとユキオレ。ドラマがないのにドラマだ、なんでだ。好きだ。

  • や、涙腺崩壊させられました;;
    痛いとこついてくる構成
    底力的な何かのあるマンガでした

    もう
    河内さんのマンガ全部読みたくならざる負えない!
    うう
    財布が・・・;;

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著者プロフィール

東京都出身。2001年、「アックス」にて『ひねもすワルツ』でデビュー。2009年、一挙4冊を刊行したデビューコミックスフェアで注目を集める。2012年、『夏雪ランデブー』がテレビアニメ化された。主な著書に『関根くんの恋』『ケーキを買いに』『文房具ワルツ』『リクエストをよろしく』など。現在、「Kiss」にて『涙雨とセレナーデ』を連載中。

「2022年 『涙雨とセレナーデ(10)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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