脳は出会いで育つ

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著者 : 小泉英明
  • 青灯社 (2005年8月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862280015

脳は出会いで育つの感想・レビュー・書評

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  • 脳科学の最先端の話が次から次へと出てきます。脳科学を大きく4つに分けることができます。「脳を知る」(生理学)「脳を守る」(医学)「脳を創る」(コンピュータサイエンス)「脳を育む」(教育)。そして4つ目の「脳を育む」というのが本書のテーマです。今まで、人が何かを感じる、考えるというときに脳がどのように働いているのかはよくわかりませんでした。脳に障害を持った人がどんな症状になるかで、脳のどの部位でどのような働きがあるのかを調べていた程度です。ところがです、技術の進歩でそれほど大きな装置でないものを頭につけておくと、脳のどの辺りが今働いているかというのがわかるようになってきたのです(光トポグラフィ)。その結果、たとえばALSという病気(筋肉が使えなくなるため出力-体を動かすこと、言葉を発すること、意思表示、自発呼吸など-ができなくなる)の患者さんの気持ちを察知することができるようになってきたのです。すごいことです。ALS患者は出力はできないが入力はある。つまりちゃんと意識があって、耳からの音は入ってきている、いろいろ考えることもできる。現段階では質問に対してYESかNOくらいしかわかりませんが、これからさらに技術革新がなされていくことでしょう。さあ、興味のある教育についてですが、これは息の長い研究です。ゲームばかりしていたら頭が悪くなる・・・などということも最低10年くらいは追跡調査をしないと結果が出ません。それもたくさんの人を相手にしないと、信頼できる結果とはなりません。今まさにこのような研究が始まったばかりなのです。20世紀が「物理学の世紀」であったのに対して、21世紀は「生物学の世紀」あるいは特に「脳の世紀」とも言われます。さあ、脳の研究をしてみようという人はいませんか?

  • 非常に幅広く、先生の考えがよくわかる一冊。非常に難しい内容も最後にはあるが、それまでは専門的な内容ながら、分かりやすい。知らなかった知識も多く、勉強になりました。

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脳は出会いで育つの作品紹介

<欧米を超える最前線の成果>
過保護や溺愛は、環境からの入力刺激を遮断し、子どもの健やかな神経回路の発達を妨げて、非行を招く可能性がある。脳こうそく後のリハビリは2ヶ月が勝負—。子育てのあり方やメディアとのつきあい、英語の学習法、認知症の回復、リハビリ等、子どもから高齢者に至るまで、脳を育むにはどうすればいいのか。国内外の「脳科学と教育」研究プロジェクトを先導する俊英が、驚くべき最新の成果と見通しを語る待望の書。

脳は出会いで育つはこんな本です

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