新・学歴社会がはじまる―分断される子どもたち

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著者 : 尾木直樹
  • 青灯社 (2006年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862280084

新・学歴社会がはじまる―分断される子どもたちの感想・レビュー・書評

  • 経済的背景・社会(政策)的背景などによる新しい学力格差の問題について、様々な統計データを用いて論述されており、問題の深刻さを再感した。
    また、現在の学習指導要領(新しい学力観)などに対しても批判的に書かれており、印象的だった。

    メディアなどで何度か見た事がある、家庭の経済的事情による学力格差の問題など、この本に記載されている統計データを見ると問題はとても深刻であるとまじまじと感じた。
    その他にも競争や学校選択制による学力格差を生む影響など、様々なものが複合的に現在の学力格差問題に影響を与えていることを知った。

    さらに2011年4月から施行される「新学習指導要領」は尾木先生によると「従来の詰め込み教育の再来」という認識であり、よりいっそう学力格差に影響を与えるといっている。

    このような問題を踏まえ、「現場の教師はどのような教育をすることがベストなのか??」という問いが常に頭の中に残ってしまう。

    そのヒントとしてやはり今気になるのはフィンランドの教育というものである。フィンランドはOECDが実施する学力テストでも常に上位である。
    おそらくフィンランドの教育は日本が行おうとしていた理想にヒントを与えてくれるのではないかと思う。。。

  • とくに小中における学力とは、学校や先生、友達が大好きだというヒドゥンカリキュラム(隠れた教育)の力によるところが絶大であり、そこがふくらめば、結果的に、子どもたちの生きる力も友達や先生を信じる力も太くなるはずである。自然に意欲的になり、学習の意味や生活の目的も明らかになって、得点力もアップする。それが、「学校力」なのである。数量的学力の向上ばかり目指す「塾力」とは異なる点を忘れてはなるまい。

  • 学歴社会の恩恵も受けていなければそのせいで迫害されていることもない微妙な立場の私。

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新・学歴社会がはじまる―分断される子どもたちの作品紹介

ジャンル[教育・社会]
エリートとその他大勢に分断される
学力の二極化が進んでいる。私立中学や中高一貫校に進む少数のできる子。塾や家庭教師を頼める富裕層の子弟で、詰めこみ教育復活の結果、早いうちからストレスをためこみ、家庭内暴力も少なくない。一方、その他大勢の、できる子以外は習熟度別授業で別コースに固定され、学習意欲も低く、将来の下流社会人候補だ。
経済界の要請を受けた国のエリート教育政策への転換が今日、経済格差による学力の二極化を進め、学校現場を荒廃させている。教師体験にもとづいた、子どもの立場にたつ教育論の第一人者が、その深刻な現状と再生を考える。

新・学歴社会がはじまる―分断される子どもたちはこんな本です

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