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- Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862280107
作品紹介・あらすじ
<自閉症児を持つ父親の、感動的子育て記>
わが子モーガンは、文字が読める、数も数えられる。二歳児にしては異例の早さだ。しかし、呼びかけても反応しない。障害児かもしれない、と医者に言われて突然、すべてが違ってみえる。
いったい自閉症とは何か。ロンドンの宮廷に招かれた野生児ピーターの足跡を調べ、高名な専門医を訪ね、自閉症の芸術家や天才科学者の存在を知る。自閉症を知ることは、人間とは何かを問い、その本質を知ることだった。
わが子の言葉を育む悪戦苦闘の哀歓の日々。ある日子どもは初めて“パパ!”と父親に呼びかける。これは悲劇ではない、これがぼくの家族なのだ——。自分に言い聞かせる感動の手記。
感想・レビュー・書評
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作家である著者が自閉症の息子を得て、他の誰にも書けない家族の物語を紡いでいます。
「自閉症」の謎を追いかけるライターであり、自閉症の息子の父親である著者の周りで、息子をを要に収斂していく歴史上の人々。
スリリングでいて読後感の温かい物語です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
息子が自閉症と診断されてから、家族でその事実とまっすぐ向き合っていく所までが、歴史の中での自閉症についてのエピソードを交えながら淡々と語られている。当事者家族などがみればややまだるこしい運びだが、かつての発達障害についての考え方や扱い、研究などにも触れられており、簡単な流れがおさらいできる所がいいかな。
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