ポスト・デモクラシー―格差拡大の政策を生む政治構造

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制作 : 山口 二郎  Colin Crouch  近藤 隆文 
  • 青灯社 (2007年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862280145

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ポスト・デモクラシー―格差拡大の政策を生む政治構造の感想・レビュー・書評

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  • 経済のグローバリゼーションが、今日、民主主義の退歩がもたらす政治的空白を埋めている。

    資本主義の性急なグローバル化に、民主主義は追いついていけない。

  • 詳しくは別途メモを参照。

    ポスト・デモクラシーの恐ろしいところが、制度上(一見すれば)デモクラシーが担保されているが、実質的には形骸化されており、政府の政策がグローバル企業に有利に働くように政策を行われるように仕向ける。
    さながら政商であり、クラウチは、新自由主義が前提とする完全市場を危うくする物であり、結果として市場機能を不全化させる。

  • 著者は、民主制の発展段階をシンプルな放物線によって説明し、現代の先進諸国のそれは下降段階にあると主張する。それは多国籍企業等、民間の権力者による政治への影響を排除できない現状が最も表しているという。それを知ってか知らずか、市民の政治への関心は薄れていく。しかし、だからこそ、民主主義の下降(ポスト・デモクラシー)時代ではシティズンシップの役割が肝となる、と著者は述べる。

  • よく分からなかった。

  • 読了:2010/12/03 図書館

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ポスト・デモクラシー―格差拡大の政策を生む政治構造の作品紹介

<格差社会,福祉の空洞化,市場原理主義への回帰というポスト・デモクラシー状況とは?その打開策は?>
今日、西欧ではポスト・デモクラシーと呼ぶ体制が進行し、民主主義が衰退に向かっている。労働組合が弱体化し、企業の利益代表と政府の相互交渉によって政治が形成されて、権力と富の再分配政策はとても望めそうにない。少数の政治エリートが大衆の要求の管理と操作法を習得し、選挙は見世物的なゲームと化した。また公共サービスのブランド化。しらけた大衆は社会的上昇のため教育に異常な関心を示している。
こうした状況に対して、著者は、人間が人間らしい生活をするために不可欠な公共的施策は必要であり、市民的権利がどれだけ守られるかが、その社会の品位を推し測る試金石になると述べている。
本書は富裕者優遇政策を生む構造的力を解明し、企業の政治支配防止、政党の再生、新たなアイデンティティ形成など、その打開策を探る。格差拡大に進む日本の政治状況にも大きな教訓となるヨーロッパ最新の思索。

山口二郎(北海道大学法学部教授)
—日本政治を読み解く上でも、本書は有益な視座を提供してくれる。とくに、新自由主義政策によって不利益をこうむるはずの弱者がなぜこれを支持するのかという大きな疑問が、本書のいくつかの概念を応用することによって解決されるように思う。

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