変身 THE METAMORPHOSIS (金原瑞人 MY FAVORITES)

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制作 : 金原瑞人 
  • 青灯社 (2012年7月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862280596

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変身 THE METAMORPHOSIS (金原瑞人 MY FAVORITES)の感想・レビュー・書評

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    朝起きると、グレゴールは毒虫になっていた。
    そんな非現実的な内容をリアルに描いている。
    虫になりコミュニケーションを取れなくなった孤独感を上手く表している。
    グレゴールが死んでからは、視点は第三者になっている。
    家族は平和が訪れたことを喜び、新たな生活へと希望を見出している。対象的に忘れ去られたグレゴールの記述はない。
    グレゴールとその他の家族。人はどちらに感情移入をするのだろうか。

  • 高校生だったかな、前に読んだのは。

    その時は、人が大きな毒虫になるなんて、きっもち悪い小説だなー、ぐらい。

    31歳になって読むとこれは効くわー。

    効くというのは何だが正確じゃない。

    クル、というのが一番しっくりクル。

    衝撃というか、まあ簡単にいうと、軽くおかしくなりました。

    電車で立ち読みしてて、一人行進をした。周りの人、ごめんなさい。

    こんなにショッキングな作品だったとは!

    朝、起きたら大きな毒虫になるという不条理。

    突如、異物となった主人公に対する家族の対応、それを人としての意識をかろうじて保ちながら見つめる主人公。

    毒虫である主人公が死んだ後、残された家族にさす希望の光・・・。

    ある朝、自分が毒虫になることはない。

    でも、介護が必要なほどの障害を抱えてしまったら?

    精神に障害を負ってしまったら?

    痴呆になってしまったら?

    ある日突然自分が異物になる可能性はゼロではない。

    その時の自我は?家族は?

    この作品の主人公は、死によってある意味皆が救われた。

    長生きをしてたらどうなっただろう?

    超高齢社会の日本に大きな問いを投げかける一冊だ。

  • 朝起きて虫になっているのに、大して困ってない感じにしびれた。そのまま会社行こうとしてるし、そりゃ無理でしょ。家族には、彼が以前と同じような思考を持っている中身は人間だということを、わかっていないし言葉は通じない。もし、これで彼が人間の言葉を喋れたなら、何か変わっていただろうか。でもその方がもしかしたら悲惨なことになっていただろうか、それとも少しはましではあっただろうか。考えると悲しい。

  • 主人公が朝起きたら毒虫に変身していた。という突飛な設定の作品とは知りつつ今まで手を出していなかったが、青空文庫にあったので読んだ。突飛な設定だけにコミカルな話が続くのかと思っていたが、予想に反して暗くて淡々とした作品。不条理小説と言われるがまさにその通り。最後どんな結末になるのかとドンドン読み進めさせられたが、結局何の解決策も与えられずに話は終わりを迎える。面白かったが、すごくモヤモヤする。主人公が報われなさすぎて可哀想。
    何か深い解釈の仕方があるのかもしれない。

  • 英訳版の「変身」、、、んーー金原瑞人の注釈だけ摘み食いしようかな?

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変身 THE METAMORPHOSIS (金原瑞人 MY FAVORITES)の作品紹介

● カフカ 『変身』を英語で読む。
● 金原瑞人さん推せんの My Favorites シリーズ第2弾。
● 金原瑞人さんのていねいな語注で、辞書なしに読める。
● 多読用に最適。
● 「『変身』は、たとえば、いきなり一家の重荷になった人と家族  との関係を寓話風に描いた作品という読み方もできる。そういうふうに読むと、この作品はずいぶん暗い。 
 しかし一方、これは悲劇的な状況を悲劇的に捉えていない(捉えられない)男を、ユーモラスに、辛辣に描いた作品なのかもしれない。・・・
 そんなグレーゴルをみていると、これって、もしかしたら現代人そのものなのかもしれないという気もしてくる。
 その他にも様々な読み方のできる作品だと思う」――金原瑞人 (「あとがき」より)

変身 THE METAMORPHOSIS (金原瑞人 MY FAVORITES)はこんな本です

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