ひとりと一匹 富士丸と俺のしあわせの距離

著者 :
  • アーティストハウスパブリッシャーズ
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862340641

作品紹介・あらすじ

東京で暮らす俺のもとにやってきた一匹の雑種犬。ひとりで寂しさに耐えるほうがよっぽどいい、と思っていた俺に絶対的な愛の意味について、お前は教えてくれた。累計2500万アクセスの人気ブログ「富士丸な日々」の著者による初の書き下ろし。

感想・レビュー・書評

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  • ▼福島大学附属図書館の貸出状況
    https://www.lib.fukushima-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/TB00089049

    人気ブログ「富士丸な日々」から飛び出した,著者の初エッセイ集。人間にとって一番難しいのは対人関係の距離のとり方であるとも言われる。著者は,両親の離婚,母の死,愛犬富士丸君との出会い,ミュージシャンになるという夢の挫折・・・と言った子供の頃からの足跡をたどりながら,自分なりの「しあわせの距離」を模索する。作品の後半には,著者が富士丸君を通して繋ぎ止めようとしたものと,富士丸君が与えてくれたものが明かされる。この等身大の飾らない,そして真摯で切ない想いを通して,読者もまた誰かとの「しあわせの距離」に想いを馳せる事になるかもしれない。

    (推薦者:経済経営学類 衣川 修平先生)

  • 愛犬に対する色々な思いが書き留めてあって、ちょっと泣けちゃうお話でした。

  • 富士丸が、いい犬であることが字から伝わってくる。犬好きなら一読をおすすめします。飼い主と、犬と、犬を愛する人々へ送る。

  • 犬に手紙を書いても・・・と思いつつ愛犬の富士丸宛にかいた手紙を本にしたもの。
    笑ったりときどき泣けたりします。作者が富士丸への手紙を通して自分の生い立ちを振り返っているようで、作者への愛着のような気持ちもわいてきます。
    富士丸がいない今のせつなさは体験している私にもうんとわかる。
    桜をみても、月をみても、私たちをつつみこむすべてと一緒に暮らした愛犬の思い出はいたる場所で思い出します。

  • 2007 3/1読了

  • いま毎日のように『富士丸な日々』見てます♪ブログは富士丸がかわいいのもあるけど、短いけど毎回ちゃんとオチがついてる文章が好きです。
    この本はブログを書いてる「父ちゃん」のちょっと内面的な部分がみえる内容なんですが・・正直ちょっと意外な人物像でした(笑)ちょっとクサイと思うところもあるけど、父ちゃんが生きていくスタンスには共感するところがすごく多かったです。

  • ときどき言葉は乱暴だったりするけれど、父ちゃんが富士丸をどれほど愛しているか、それは父ちゃんの文章全部から、痛いほどに伝わってきます。                                        
    異なる種でありながらも、まるで本当のわが子を想うかのような父ちゃんの、そして主人を想う犬の、あまりに大きな絶対的愛の前で、気持ちが浄化されました。
    決してお涙頂戴的な文体じゃないのだけれど、自分にも重ね合わせたりして大号泣。揺るぎのない核が、断固とした想いが、この本にはあります。

    ちなみに。個人的なことを言うと、この本に救われました。
    あることで悩みすぎて狭まりきった視界が、読み終わったとき、開けたのです。ぱーっと。ささーっと。
    ほんとにありがとう、父ちゃん。富士丸。

  • 直球勝負のべたな話でしたまあ、ペットの飼い主は、こんなもんでしょうしかし、相変わらず仕事暇なんだろうか本業大丈夫かな〜

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