ブラバン

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著者 : 津原泰水
  • バジリコ (2006年9月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862380272

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ブラバンの感想・レビュー・書評

  • 体育大に進学した幼なじみの男の子に聞いた、当時の話。

    いつ何時でもすきっ腹を抱えていた彼にとって、救いの神のような焼肉店があったそうで。
    600円台のステーキランチなのに、ライスは何杯でもお代わり無料。
    しかも、梅干しが備えつけてあって、これも食べ放題。
    ランチが運ばれてくると、ステーキは大事に取っておいて
    梅干しだけでまず、ライスを2杯から3杯は平らげ、お腹を落ち着かせてから
    おもむろにステーキに取り掛かったとか。

    この間読んだばかりの『ルピナス探偵団の当惑』もそうでしたが、
    津原泰水さんの本の冒頭の登場人物紹介ページには
    この、ありがたい梅干しみたいな効能があります。
    それぞれの登場人物の名前の下に添えられた短い一行を読んで想像を巡らせるだけで
    ごはんの前にこっそり、おいしいお菓子も食べちゃった、みたいな満足感!
    それがブラバンOBの主要メンバー3学年にわたって書き連ねられているのですから
    気分はもう、豪華なデザートバイキング♪

    高校生当時、転校のため、一緒にコンクールで演奏できなかった憧れの女子のため
    OBでバンドを結成し、彼女の結婚式で演奏しようと奔走する主人公、他平の現在と
    吹奏楽部でコントラバスを弾いていた青春時代が、行きつ戻りつしながら描かれます。

    クラシック至上主義の顧問に反抗して、なんとコントラバスの底をくり抜いて
    中にアンプを埋め込み、エレキ化して本番中に乱入するなど
    無謀で、愚かしくて、恥ずかしい所業の数々が、
    時を経て振り返ったとき、なんと愛おしく感じられることか。
    取り柄のない自分が抱える気持ちには蓋をして、
    どこまでがまんできるか、がまんの砂時計をじっと見つめているようだった他平。
    そんな彼が、バンド結成に関わるうち、昔の仲間の思いに触れて
    今にも溢れだしそうな他のメンバーの砂時計をなんとかひっくり返そうと走り回る。

    青春時代は終わったのだ、とため息をつくのではなく
    ブラバンを再結成することで無理やり過去と現在をつなげて
    長いお休みを終えた新学期なんだ!となりふり構わず叫ぶような
    四十路のおじさんおばさんの姿に、胸が熱くなるのです。

  • 図書館で借りて少し前に読み終わりました。
    吹奏楽モノということで期待したのですが、最後まで話に入り込めず、読みづらかったです。
    過去の話と現在の話が入り混じって時系列が分かりづらいのと、登場人物が多すぎて掴みづらいのが原因かも。エピソードも多過ぎな印象。
    ラストも、正直なんだこりゃ…という感じでした。

  • 2013 読了

    吹奏楽をやっていた頃を思い出し購入。

    今と高校時代を軸に話が進んでいくが、特に盛り上がる訳でもなく少々退屈…

    文中の方言もあまり馴染みがなく疲れた

  • 読まなくても良かった。楽しかったのではあるのだけど、比較的多くの人が、個人的に、気持ち悪い人ばかりだったので。

  • かつての吹奏楽部員が、結婚式で再結成して演奏することになる。バスクラリネットの主人公が、部活に入るところから、回想していく吹奏楽部の記憶。
    青春だなああ。

  • 途中で読むのを断念

    懐かしい広島弁も、ブラスバンドも大好きだけど、
    なんせ話の時代が飛び飛びになりすぎて、情景が全く頭に浮かんでこない・・・

    映画であれば、視覚で捉えて面白いのかもしれないけど
    小説では、いまいち面白さを理解するのが難しかったかも

    だけど結末が気になる・・・

  • なんか面白いのか面白くないのかよく分からなかった。ダラダラと読み進めた。読みやすくはあった。登場人物の紹介とエピソード。しかしこんなに色々ある高校生は無いやろ。

  • 高校時代の吹奏楽部の高校時代の思い出と40代になって部員の結婚式の余興で再結成しようというはなし。

    登場人物が多くてこんがらがります。誰が誰だっけなと本文前掲載の登場人物一覧に大変お世話になりました。
    高校時代の数々の思い出をさらりと紹介しつつ、40代になってそれぞれ人生うまくいっている人いない人の現在も描いていきます。

    面白かったかといえば、まあまあ面白かった。この内容を半分の長さ/倍の密度で展開されていると、さらに良いと思う。読んでて、長いなぁと感じることがふとありました。

  • 高校時代と40過ぎた今とを行ったり来たりしながらの話で、色々な人生をさらっと書いているのが良い。ブラバンやってた人間としては、細かい説明もうんうん、という感じ。

  • 少し上の世代だけど、ほぼ同時代か。

  • もう40代になった登場人物達が、
    あるきっかけで高校時代にやっていた吹奏楽をまたやろうという話。

    現在の登場人物たちの状況を、
    昔の頃の話しと絡ませながら話は進んでいく。
    舞台が広島で、広島弁で語られている事も楽しい。

    かなり楽器の専門的な用語が飛び交うし、
    登場人物も多いので、ついていくのは大変。

  • 主人公はコントラバス弾き。

    本作を読んで以降、
    コントラバスの音色がとても気になる。

    音楽最高。

  • ハードカバーは保存用に買ってます。笑

  • ちょっと馬鹿らしいこともやってる、「良き青春」という感じ。

  • おもしろいんだけど、ちょっと消化不良。
    吹奏楽をやっていたこともあって、確かに高校時代を思い出す。
    男子校だったから、部内恋愛とかそういうお楽しみ(?)はなかったんだけど。

    でも、ちょっとエピソード盛り込みすぎかな。
    すべての話がちょっと消化不良で。
    もっと読みたい、と思いながら終わってしまって・・・

  • 雰囲気が好きではなかった。

  • 思い出で読める。けど、意外とシニカル。

    「十代の日々を思い返しながら生きるのは自虐だ。」

  • 不思議な読後感。
    知らないはずなのに、何か知っているような身近に感じさせる
    書き方。なんとなく気になる作家さんですね。

  • 青春群像劇だいすき!
    方言好もしい!
    なので限りなく4に近い3
    船に乗れ(藤谷治さん)も大好きな小説だった。
    そちらは音楽学校のオーケストラ、こちらは高校の吹奏楽部。
    音楽のレベル、目指すところ、悩みは全然違うけれど、水揚げされたイワシみたいにみんなピチピチ跳ねていてまぶしい。

  • 初かもしれない。途中断念ヽ(;▽;)ノ

  • 冒頭でバスクラが死んだ意味って何だろう。
    それをきっかけに色々思い出す、というならともかく
    それは別に彼女が死ななくても先輩の接触で事足りる。
    彼女の追悼演奏で集まろうというわけでもなく
    ショッキングな書き出しの割に特に話に絡んでこないような。
    私の読み方が悪いのか?
    まあ現実は意味のないことのほうが多いんだから
    これはこれでリアルなのかもしれないけど。
    物語を読んでるつもりなので色々消化不良だった。

    回想はそれほど突飛なことは出てこない。
    あー、高校生ってこうだよねーって感じ。
    それにしても現在との落差といったら。
    こんなに人生失敗する奴ばっか集まる部活も珍しい。
    覚えられないくらい登場人物が多いくせに
    (1.2回ちらっと出てくるだけの人すら存在する)
    (人物紹介ではキャラ立ってるように見えるのに実際本文にほとんど出てこないから記憶に残らない人とか)
    普通に幸せになってる人、2,3人しかいない…。

    主人公が「語り手」であることは最初からわかっているが、
    「書いて」いる「筆を置く」などという記述があるあたり
    ただの語り手でなくこの本を書いているという設定のようだ。
    が、「文章にする」ことを前提の語りにしてはごちゃごちゃしすぎている。
    思いついた部分を思いついた順に書いている感じで整理されていない。
    ただの「語り手」役であればそれでもいいけど、
    語り手本人が文章化を自覚しているならもう少しなんとかならないか。
    いまいち推進力のない文章だった。

  • おもしろかった。若かった頃っていろんかことしとくといいなぁって思った。大人になっても同じ時代とか思いとかを共有したってことで、また会って思い出話ができたりする。たとえそれが傷の舐め合いやとしても、現実逃避やとしても、そういう仲間がいると救われる。

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