モーティマー夫人の不機嫌な世界地誌-可笑しな可笑しな万国ガイド

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制作 : 三辺律子 
  • バジリコ (2007年7月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862380456

モーティマー夫人の不機嫌な世界地誌-可笑しな可笑しな万国ガイドの感想・レビュー・書評

  • 今も昔も外国人に対してステロタイプの理解と偏見が蔓延るのは変わらないんだろうけど。political correctnessなき時代のソレは中々にソーゼツ。

  • モーティマー夫人は19世紀イギリスの児童文学作家なのですが、自らは2度しか外国に行かず、文献だけで子供向けの世界地誌本を出版、ベストセラーを叩き出しました。
    どの国にも「汚い」「なまけもの」「酔っ払い」と散々な言いよう。
    特に飲酒に関しては厳しいのです。
    帯のアオリだとこの突き抜けた辛辣さを楽しむ、というコンセプトなのですが、読んでるうちにだんだん気が重くなってきました。
    世界で1番大きい島というフレーズが別の島に対しても出てくるなど、完璧事実誤認もありますが、外国に対する偏見が、当時はこれで普通だったわけです。

    ブックデザイン / 河野 宗平
    原題 / "THE CLUMSIEST PEOPLE IN EUROPE : Or Mrs.Mortimer's Bad-Tempered Guide to The Victorian World"(2005)

  • 期待したほどの奇抜さ、目新しさは無かった。
    著者の不幸な人生とそれに耐える為の信仰の深さ、そして書かれた時代を考えれば、こうした文になるのも当然だろうと感じる。
    日本の項を見る限り至極真っ当な事が書かれており、それは他国の項でも恐らく同様だろう。
    現代人が読む事で得られるものは少ない。

  • イングランドの外には生涯2回しか出たことの無いモーティマー夫人のとにかく独断と偏見に満ち溢れた世界の国々の紹介本。初恋の痛手から(?)カトリック教徒は大嫌いで、というかどの国の人にもモンクを付け、その言葉の過激さにびっくり。よく出版されたなぁ。
    あなたもきっとそう思うでしょう?そうに決まってますっていう断定的な文章がなんとも滑稽でおかしみすら感じたり。でも夫人の人生を踏まえビクトリア朝時代だということを念頭に置くと、巷に普通に流布していた考え方らしい。

    子供に語り駆ける感じの意外と柔らかい口調だけど、笑いながら怖い現実(あくまで聖書にのっとった彼女の中での現実)を突きつけてくる感じがネタっぽい。

    こんなにも世界中をいまいましく思って生きてたら、そして彼女の読者だった子供がこんなのを読んで信じて育ったら...きっと世界はとても嫌な場所だっただろうな。
    ま、でも全然違うからこそ魅力を感じる本だ。

    編者の"日本人はスカンジナビア人に対して毛唐と呼び野蛮なのがステレオタイプ"だと思ってるという言葉には、そんな時代があったんだろうかと不思議。毛唐という言葉は確かに白人への蔑称だと思うけど、それがスカンジナビア人とかローカルな見分けが出来る時代に頻繁に使われた言葉じゃないと思う。ま、結局夫人がこの本を書いてから140年強しかたってない人類はまだまだ進化途上という言葉に尽きるんだろうな。

  • 地理歴史の勉強のため借りたものの、内容はネタ本と知りびっくりw
    大げさではあるものの、なんとなーくイメージを把握できました。
    日本は150年も前から災害国のイメージなのね…。

  • 「モーティマー夫人の不機嫌な世界地誌」

    編者 トッド・プリュザン
    訳者 三辺律子
    出版 バジリコ

    p33より引用
    “進化には時間がかかる。”

    19世紀ヴィクトリア時代の子供向けの本の作家、
    ファヴェル・リー・モーティマー氏による、
    世界についての過激な発言集。
    兎に角ひたすらに辛辣な文章がつらつらと並び続けます。

    上記の引用は、
    編者による前書きの最後の一文。
    この文章の前に現代の著名人による、
    配慮の足りない発言がいくつか紹介されています。
    それを受けての意見ですが、
    なんとも苦笑してしまいます。
    この本が何より面白いと思うのは、
    著者が世界のことを描きながら、
    生涯二度しかイングランドを出たことが無い事。
    その二度も、
    パリ旅行とエジンバーグと極めて近所だそうです。
    内容が内容なので大人向けだと思います。
    ーーーーー

  • 面白かった。
    万国平等に貶していますwww

    返品されそうだったから買ってしまいました!

  • 19世紀に書かれた子供向きの本に解説が少し付いている。モーティマー夫人は本で読んだ知識のみでこの本を書いたそうだ。ずいぶんと勉強家である。私など「どこだこりゃ?」と世界地図に当たってみないとわからない国にまで話が及んでいる。当時世界中に植民地を広げた英国民が多くの見聞録を出版したことが偲ばれる。 とても読みやすく簡潔にまとめられている。今のように情報があっても他国に対してのステレオタイプな印象というのは余り変わらないものだという点で面白い本だと思った。

  • ここまできっぱり扱き下ろせるってある意味立派。しかもあたかも自分の目で見たように書いているのに、実はここに書かれている土地のほとんどを踏んだことさえないとは!異文化を知ることというのは本当に大事だよ、とつくづく思う。

  • 確かに文体に力があるので 不機嫌なのについ読んじゃうという。。。○○についてどう思いますか? ××ですよね!わかります。 みたいな感じ。

  • 「そこまでいうか!」という帯の惹句に大笑い。福音主義者にして児童文学者のモーティマ夫人による、失礼きわまりない世界ガイド。異教徒、偶像崇拝はもとより、カトリック教徒すらもこき下ろす。彼女が発明?した「二人称仮定法」=「あなたもきっとこう思うでしょう」が前編にちりばめられた、ある意味珠玉の名作(この文体は、後にハウツー本やアンアン等マガジンハウス系の雑誌、暮らしの手帖に散見される)。最後に付け加えるならば、世界を股にかける女のように振舞っている夫人は、少女時代にブリュッセルとパリ、その後未亡人となった後旅行したエジンバーグ以外、生地であるイングランドから外に出たことはない、とのこと。
    2007.09.05-12

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モーティマー夫人の不機嫌な世界地誌-可笑しな可笑しな万国ガイドの作品紹介

そこまでいうか!唖然、呆然、慄然。清々しいほどの独断と偏見が炸裂!十九世紀、ヴィクトリア朝の大英帝国。当代きっての児童文学作家にして敬虔なるキリスト教徒のモーティマー女史が、十代の頃家族とパリ、ブラッセルに旅行したとき以外は一度も英国を出ることなく書き下ろした、世界各国のトンデモガイド。

モーティマー夫人の不機嫌な世界地誌-可笑しな可笑しな万国ガイドはこんな本です

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