- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862380821
感想・レビュー・書評
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2020/4/17購入
2020/7/21読了 -
友人からもらった本。ひとくちに“80年代”といっても、著者自ら書いているように、前半と後半(プラザ合意の前と後)とで完全に分断されており、バブル景気と関係あるものとないものの間ではかなりの隔たりがある。
自分は後半側の世代の人間なので、チョイ上世代のニューアカのことはさっぱりわからんし、だいたい普通は他人の自伝はウザいものなのだが、筆者らしい引いた目線と淡々とした筆致で描かれており、”その時代を生きたある女子大生と特異な人々”というものを案外興味深く読めた。
露出は多いけど案外ひととなりのわからない、香山リカという人がなるほどこういう人だったんだ〜という感じ。 -
80年代への憧れたを再認識した作品。自分は70年代後半地方産まれなので羨ましい。勿論あの時代でも筆者の経験は、選ばれた人間だけがアクセスできるものなんだろうけど、80年代の東京で大学生やってみたかったです。
80年代に憧れる人はぜひ読んで、この歯がゆさを共有して欲しいです。 -
916
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80年代サブカル好きにはたまらない内容なれど、著者の自慢めいた話が少し鼻につく、ような…
湯浅学の「あなのかなたに」やらECDの自叙伝、岡崎京子の「東京ガールズブラボー」と共に読むと楽しいかも… -
80年代のことなんて正直よくわからない。サブカルチャーなんて何がメインで何がサブだか意味不明。
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一番ハラハラしたのは、お医者さんの卵時代のすごい話。。
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どうでも良かったかも・・・。
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香山リカさんが20代前半のころの自叙伝のような、どうサブカルチャーにかかわってたか、みたいな話で、すごくおもしろくてほとんど一気読み。図書館で借りたんだけれど、買えばよかったかな、と思うほど。 香山さんがここまで深くサブカルとかかわっていたとは知らなかった。すごいー、というのが単純な感想。あまり事情に詳しくないわたしは、まったくきいたこともないような話も多かったけど、それでもおもしろかった。それぞれが見ていた風景はまったく違うって書いてあって、わたしもそう思うけれど、香山さんが見ていた風景が臨場感たっぷりであざやかに目に浮かぶ感じで。 読んでいると、当時から香山さんってやっぱり頭もいいし、行動力もあるし、そうそうたる人々のあいで認められていたんだなーとわかるけれど、自分ではまったくそういうふうには思っていない書き方で。客観的というか冷静というか、得意ぶるようなことはまったくなく、むしろ自虐的だったり、そういう書き方もわたしは好き。懐かしがったり、昔はよかった、みたいでもないところも。ほんとうにYMOファンだったんだなあってわかるようなところはとってもキュートだ。。。 あと、実の弟さんが書いている年表も、香山さんの素の姿が見られるようでおもしろい。