五〇〇億ドルでできること

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制作 : 小林紀子 
  • バジリコ (2008年11月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862381170

五〇〇億ドルでできることの感想・レビュー・書評

  • 「コペンハーゲンコンセンサス」
    1.エイズ対策
    2.飢餓、栄養失調問題
    3.貿易の自由化
    4.マラリア対策

  • 2010/10/19fin
    計算根拠がわからなくて途中で読むのやめた

  • 世界中で貧困や戦争や環境問題が山積みというのはよくわかるけれど、じゃあどれから手をつけていけばいいのという現実的な問いに答えようとしてくれる。費用対効果てここでも使われるんだなー反論もあって勉強になった。エイズがやっぱり一番なんだな。

  • 優先順位も価値があるが、経済的に有効と見られる具体的で実現可能な対策が示されているのが有用。効果の薄いものも明らかにされているのもいい。プライオリティ高そうだけど研究不足でランクに含まれない課題もあるが、マイルストーンとしてはよいと思う。毎年やればいい。

  • 優先順位も価値があるが、経済的に有効と見られる具体的で実現可能な対策が示されているのが有用。効果の薄いものも明らかにされているのもいい。プライオリティ高そうだけど研究不足でランクに含まれない課題もあるが、マイルストーンとしてはよいと思う。毎年やればいい。

  • 09'0802
    大きな社会問題のトピックに対して、コンプロを並べた一冊
    なぜかこういった社会問題解決にモチベがあがらない

  • owner: いわた

    ざっくり、現在世界が抱える問題を紹介。導入にはいいのかも。

  • 世界の様々の問題を費用便益分析してみて、優先順位を付けてみよう、という試みの記録。純粋な経済学的な分析なので、経済学的用語や概念がわかってないとツラい部分もある。教育や政治腐敗のような普遍的な問題に対してもきちんと費用便益分析してみせたりと、経済学的なモノの考え方、分析の仕方がたっぷり学べるという意味でとても興味深かった。こういう考え方がもっと一般的になれば、ぼくたちはもっと賢く、もっと安全で快適に暮らせるのにねぇ、、、

  • 環境で人々を救うよりも、
    するべきことがある。

    それを書いてあるのがこの本。
    疫病や、公衆衛生、自由な貿易が
    貧困にある人々を救う手立てになると書いてある。

    コペンハーゲンコンセンサスの一幕を書いたもの。

  • 全部で9個の問題が取り上げられていたのですが、その中で「感染症対策」「飢餓と栄養不良対策」「水問題」の3つに非常に興味を持ちました。
    ★「感染症対策」
    HIVやマラリアなどの感染症と基本的な保健サービスの問題。
    感染症は子供の子音の60%を占めており、年間600万人以上の死者が出ている。
    マラリアについては殺虫処理済の蚊帳を用意することで飛躍的な改善が見られる。
    HIVは感染の90%以上は開発途上国で起きている。
    保健医療を改善することは、低中所得国には非常に有益である。
    ★「飢餓と栄養不良対策」
    栄養不足の人口は全世界で7億9800万人。
    栄養不良の対策をすることによって幼児の死亡率の低下につながる。
    子供の死亡数の60%は栄養不足である。
    開発途上国への農業技術の投資は貧しい人々の食糧確保と利益を得ることができる。
    ★「水問題」
    食物を生産するためには1日1人あたり数千リットルの水が必要である。
    穀物1キログラムを生産するためには焼く1000リットルの水が必要である。
    肉の生産はもっと多い。
    20億人が飲料水や土壌からの寄生虫感染症にかかっている。
    下痢は最大の健康問題で年間40億人が発症し100万〜200万人の死者が出ている。
    水問題の対策は「都市周辺部の農業への生活排水の再利用」「湿地での持続可能な小規模農業の開発」「食糧生産における水の生産性向上の研究」が上げられている。

    ざっと読んだので、色々足りない点があると思います。
    特に気になったところだけ、あげてみました。
    日本は少子化傾向ですが、今後世界は人口が増える傾向にあります。
    その中で上記の問題は非常に重要な問題だと思いました。
    僕が今一番気になっている農業という分野は本当に真剣に考えていかないと、食糧危機を迎えた時に日本は危険な状態になるのではないかと不安を覚えました。
    何とか自給率を上げて、食糧危機になった時には外国に頼らなくても自国の食糧だけはまかなえる体制を作っていかなければならないと思いました。

  • 予算が決まっているときに何から手をつけるかということを 一般の企業とか 一般の家庭とかでは ちゃんと 計画を立てるのに 国の場合は 流されていて ちゃんと考えていないんじゃないか という テーマで 取捨選択をするということでは いいんじゃないかと思ったけど 自分で 検討したときに この順位になるかどうかは ちょっとわからないな 

  •  コペンハーゲンコンセンサスというものがありまして。それは地球上の色々な問題を費用便益分析に従って優先順位付けするという何か色々な人から非難が殺到しそうなものでして。(現に最下位に近いランクを付けられた地球温暖化対策に関して環境保護団体が噛み付いたみたいだね。)

     世の中には『重要な問題』がいっぱいある。地球温暖化もそうだし、食糧不足の問題もそう、感染病の問題もそうだし、水不足だって深刻。世界経済を考えたら自由貿易だって重要だし、紛争なんかも問題。(戦争が儲かるってのは今の時代の戦争では費用便益で余り有効でないのは前にメモを書いた『戦争の経済学』にも書かれている。むしろ地域紛争は経済に打撃しか与えないケースが多い。)どれも凄く重要そうだけど、かけられる資源は限られている。コペンハーゲンコンセンサスは詰まる所、じゃあどれにお金をかけると、大きな見返りが得られるのかという「費用と便益」に絞って論じている。この本はそのプロジェクトの議事録と言うかまとめみたいなもの。

     この本がユニークなのは各問題に対して、ある経済学者が費用と便益を見積もった論文を書く。それに対して別の経済学者がその反対論文を書く。反対論文は真っ向から対立するものもあれば、基本的に肯定的だが部分的に改善策を示すものもある。こうする事によってある問題に対して考えが偏り過ぎない。

     そして、最終的に問題の対策をランク付けしていく。そのランク付けも当然「費用と便益」の視点から論じるので、幾ら問題が重要であったとしても対策がダメダメだったり、便益が低かったりするものはランクも低くなる。

     この本に記されているのは2004年のコペンハーゲンコンセンサスの情報となっているので少し古いのだが、結果としてHIV/AIDS対策、微量栄養素の供給、貿易の自由化、マラリアのコントロールなどが、「費用に対して便益が優れている対策」としてランク付けされ、地球温暖化周りは最下位に近い位置にランク付けされている。(あくまで「費用に対して便益が優れている対策」。重要度ではない。)

     先にも書いたがこの結果が出た際に環境保護団体がえらく噛み付いた。しかし、山形浩生さんが自分のWebのこの本の書評で書いているが環境保護団体がすべき事は噛み付くことでなく、「HIV/AIDS対策」よりも地球温暖化対策が優先すべき事項である事を定量的に示す事だ。それがフェアな議論のあり方だと思う。

     コペンハーゲンコンセンサスの重要性というのは、この様に全然軸が違い少しぶれると「人権問題」や「環境問題」の危うい所に触れそうな問題を「費用と便益」に絞る事で定量的に感情論を差っ引いて論じる事が出来る点であると思う。そうでもしないと声の大きい人が居る団体のプロジェクトにしか金が行かなくなりかねない。

     基本的に余り不満は無いのだが、もう少し分厚くて、価格を高くしても良いから反対論文を全文掲載して欲しかったのと、最後のランク付けに関する議論をオープンにして欲しかった。

    因みにコペンハーゲンコンセンサスは今も続いています。
    http://www.copenhagenconsensus.com/

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五〇〇億ドルでできることの作品紹介

世界を救うための経済学的「正解」とは何か。地球温暖化、感染症の蔓延、内戦、教育格差、飢餓、独裁政治、人口と移住、水問題…。どれだけ金をつぎこんでもむくわれない問題とわずかなコストで劇的成果をあげられる問題がある。気鋭の経済学者たちが提言する世界的危機への優先順位ランキング。

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