新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に

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著者 : 小林弘人
  • バジリコ (2009年4月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862381293

新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前にの感想・レビュー・書評

  • メディアは、プレス⇒ネットへ。
    そして、マス(マスコミ)vsマス(人)。誰でも発信できるようになる。
    メディア(出版)はどうやって生き残るのか?

    WEBが発展する方法は書いてあるが、コンテンツの解説になっていないか。

    「誰でもどこでもメディア環境」
    通信の融合(固定+移動)、記事タイアップ、広告記事、

  • 筆者がメディア(とくに紙メディア)の未来をテンポよくメッタ斬り!大企業出版社や既存流通業界に対してはこれでもかというほどの辛口なコメントでその存在意義を問う一方で、誰もがいつでもコンテンツを配信できる時代(=筆者は「誰でもメディア」と呼ぶ)において、本当の意味での「編集力(ストーリーを作りだす力)」が価値を持つともいう。情報氾濫時代において有限である人々のアテンションを奪い合う時代に突入している。「ハイパーローカル」と(か)「パーソナライぜーション」が勝ち続けるメディアに必要な視点とは納得。覚えておきたい引用箇所、多数あり。

  • もっと早く読んでおけばよかったと思う面白さ。これからのメディアを考えるにあたり参考になります。

  • メディア論とは言っているが、雑誌や新聞などの「情報」のみの話であって、知識や思想などを提供する書籍はまた別の話といったスタンスの本。

    ネット世界で生き残るために必要な最低限の知識と心構えを教えてくれる。

    ただ、文章としては著者がいうようなパッケージされた書物のもつ特徴である内容の冗長性ではなく、一つ一つの話しが冗長になってしまっており少々読みづらいと感じた。

  • 「サイゾー」やギズモード・ジャパンを立ち上げた著者による日本におけるメディアのあり方や、米国の潮流についての説明。日経ビジネスオンラインに連載されていた内容をまとめただけ遭って必要以上に細かい内容が綴られている感じは否めないものの、ひとつの参考にはなるかな、という感じ。雑誌連載をまとめると焦点がぼやけがちになってしまうのはやむを得ないが「出版」に関する考え方はうなずける部分もあり。

  • メディア論の基礎を自分が理解できてないためか、ちょっと難しすぎた。インターネットの創世記の頃の動きの描写は面白く読めた。

  • こういった類の本は大半が色物であるため、大した期待もせずに手にとったのだが…大きな間違いだった。

    この本はセンセーショナルなタイトルとは裏腹に「何が滅びるか」より「何が生き残るか」について論じている。


    この本を手にとる時点で、旧来の(保守的な意味での)メディアや出版というものに強い興味があるだろう。

    もし、旧来のメディアに多少の関心もない人ならば大した話は得られない。

    旧来のメディアにどっぷり浸かってる(ある種羨望をもって)からこそ目を向けなかった多くの示唆が本稿にはある。
    本書は、少し真摯になって「今」のトレンドに目を向けさえすれば当たり前に感じれる「事実」をはっきりと示し、それがいかにして「事実」となり得たかを突き付ける。



    多すぎる(有益な)示唆をほとんど消化できてないから、図書館にいったん返却して、amazonで買って、それから要約でもしてみよう。
    示唆というのも文章の編集能力はいかがなものかだが、大切な部分をいかに享受出来るかは読み手の仕事。
    少なくとも自分にとってこの本は色物ではなかった。そう思えるのは本書が言っている事が単純に自分自身が求めるメディアの形であるからなのかもしれない。
    「bOING bOING」なんてまさに理想。

  • 紙媒体vsブログ、という構図でこれからのメディアが論じられています。TwitterやFBがブレイクする前の本なのですが、今のSNSの流行などを予見するような内容?かな。2~3年前に読むべきだったか。

  • あまり興味がそそられなかった。

  • 発信したいことがある、もしくは、雑誌の編集者等、情報発信を生業にしている人に対して、これからのメディアのあり方を問うのが主題。
    巨大メディア企業の編集者から個人ブロガーまで規模の大小は問わない。
    作中に「誰でもメディア」とあるように、どんな人でも情報の発信者となりうる時代なので、とりあえず読んでおいて損はない。
    様々な企業の事例が紹介されているが、事例について具体的な特徴や成功・失敗の要因の分析が欲しかった。

  • 2008年出版なので内容はちょっと古い。

    エヴァっぽいデザインで挑発的なタイトルだけに、始めは「言ったるで!」って勢いなんだけど、後半は当時の世界的なWEBを取り巻く状況や事例が丁寧に説明されていて結構普通。
    最後は著者のメディアの未来に対する希望で終わるのがよかった。

    Twitter、Facebookの流行で当時とずいぶん事情が変わったと思うし、たった3年前の本をとても古く感じてしまうWEB業界のスピードにいつまでついていけるのか不安になった。

  • ずっと読みたいと思っていたが、刺激的でおもしろかった。

  • 昨日Amazonから届いたが、実はまだ読んでいないのでR。

    が、おそらくこの本のダイジェスト版足りえているのだろう下記のインタビューを読む限り、良書に違いないと断言できる。

    「出版」はどこに行くのか? サイゾー創刊者・小林弘人氏に聞く
    http://ascii.jp/elem/000/000/434/434042/

    場合によっては、メディアに携わる人にとって唯一の道標になるのかもしれない。
    未読なので★4つ。

  • 8割がた読んだ所で図書返却期限がきて、返却。
    面白かったけれど、タイトルのようにもっと言い切りの形で読みたかったかも〜。
    もう少し自分のレベルを上げてから読み直したい一冊。

    2010/5/23

  • たとえば、ある沖縄の農家はマンゴーをネットで販売していますが、ただ単に販売しているだけでは売れないし、お客さんも集まらないので、マンゴー畑の写真をアップし、おいしいマンゴーの栽培について情報を掲載し、また日々情報更新を行い、コンテンツを絶やさないように努力しています。これは、この農家のウェブサイトはもはやメディアなのです。マンゴーを中心としたコンテンツを編む、年商数千万〜一億円規模のメディア企業と言っていいかも知れません。

    特定の読者に対して情報を提供し、コミュニティを組成し、そのコミュニティに価値が宿るのではないでしょうか。つまり、メディアビジネスとはコミュニティへの影響力を換金することであり、自動車販売や家電品のようにすっきりしないのは、一台売っていくら、という商行為ではないからです。メディアという言葉のうさん臭さと高貴さは、コミュニティの価値を自らプライシングしているからであり、その価額と価値については厳密なモノサシ(発行部数やページビュー数)以外に上乗せされる部分、ブランド価値が付随するからです

    楽天がなぜTBSを買収したいのか、この解は「放送と通信の融合」などと語られたりしますが、もっと簡単に言ってしまえば、それはウェブ上においてオーディエンスを惹きつけるためには、すべてのサイトはメディア(情報を核としてユーザーを引きつける)化しなければならないからでしょう

    一部のマスコミ人の悪いところは、「誰かがお膳立てしない」と文句ばかり言うところです。「それ、儲かるのか?」、ううむ、儲かることが明らかだったら皆やってるよ!市場を創出した先人たちは寝ないで考えたんですよ。次を明らかにすべきかと


    アテンションエコノミー
    インターネットやさまざまなメディアプランニングの普及により、情報が供給過多となり、その中で人々の注意(アテンション)を喚起すること自体が、経済活動の中でも重要な役割を占めていることです。そして、人間のアテンションは無限ではなく、有限であるため、狭いパイの奪い合いとなるわけです

    ウェブではトラフィックが通貨と言われているが、メディアにおいては、アテンションこそが通貨
    大切なのは、アテンションの濫用ではなく、グッドインテンション(善意)に立ったコンテンツの運用にメディアとしての自覚を持つこと。もう退屈なお仕着せコンテンツや、うざいSPAM(迷惑メール等、不要な無差別配信コンテンツ)は要らないってことなんですけどね。

    アグリゲーター

    紙のメディアと違い、パッケージングされた文脈から切り離されたコンテンツは、単独にデリバーされたとき、ユーザーのアテンションをどれくらい喚起できるのか

    見込み顧客や投資家、それらの予備軍に対し、アテンションを喚起するためには、「よりアクセスしてもらい、囲い込むためのコンテンツ」戦略が基本となる。これは、すでにメディアパワーが受け手側に移譲されたという認識でよいかと思う。それを前提にコンテンツ戦略を練らなくてはならない。メディアパワーは、発信者側がコントロールできるものであるという話は、メディアの数が限られていた時代の話。そんな中受け手が欲するコンテンツを供給することが、メディアの持つグッドインテンションになる

    アテンションを喚起し続けるには、記事タイアップは「点」でしかありません。さらに、インターネットのおかげで、たとえばクルマ雑誌なら「あのメディアは外車礼賛のくせに、広告をもらっているから、国産のホニャララ社のクルマばっかり褒めてるぜ」ってのがバレバレになっています。また、ある業界向け雑誌には企業のトップが記事を書いていますが、実はお金を払ってページを買い取り、寄稿しているように見せかけているだけということもあります
    点と点を繋いで線とするには... 続きを読む

  • 出版社(特に雑誌)が、オンラインメディアで何が出来るのか、何に特化すべきなのかということが、体系的に良く書けている。

    WEBの連載をまとめたということで、仕方が無いという面もあるのだろうが、文体は同じでも、調子が回によって異なっており、読みにくさを感じた。「」のような、定義づけの文章がやたら多い回があったり、ノリが軽かったり、堅かったり。。。。

    連載を本にする際は、加筆修正をきちんとやって欲しいな。
    メディアを論じている本で、この読みにくさはねーだろ。と思う。
    著者は、プロデューサーに過ぎないということなのだろうか、それとも担当編集者の怠慢か。

    内容は、5点
    書籍としての評価は、3点

    間を取って、総合評価4点。

  • 編集者としての意義をあえて再定義してくれたのが、とっても心に響きました。

  • 「フロー」と「ストック」とは別に「エコー」(コピーと換言してもいいもの)という情報の種別を持ち出している点は、あらためて興味深い指摘のように思う。「編集という行為は、情報のハブ(データの集約・中継装置)づくり」であり、「雑誌の価値は編集者でも、記事にあるのでもなく、それは雑誌を取り巻くコミュニティにある」とするならば、いかにして振舞うのがもっとも合理的であるか、という問いかけ。

  • 出版当初は、革新的な一冊だったかもしれないです。
    ただ、ちょっと出遅れて読んだせいか、未来予測的な要素が
    現実の当然のものになってしまっていて、ワクワクしませんでした。
    インターネット業界についての本は、鮮度が落ちるのが早いです。

  • メディアビジネスとはコミュニティへの影響力を換金すること

    「企業が言いたい情報」の提供ではなく、相手が読みたいストーリーを提供すること

    1. ウェブ上での人の流れや動きを直感し、情報を整理して提示する編集者としてのスキルを有する
    2. システムについての理解をもち、なおかつUI(ユーザーインターフェース)やデザインについて明確なビジョンと理解をもつ
    3. 換金化のためのビジネススキーム構築までを立案できる職能者

    既存マスメディアの方法論は、先にコストありきとなりますので、一定規模の収益を確保できなければ存続できません。(・・・)母数の大きな読者を欲しています。(・・・)現代社会は個人の趣味嗜好が細分化されている

    今後のメディア・ビジネスは「スモール・フォーカス、スモール・グループ、ラージ・プロフィット(小さなテーマ・小さな組織・大きな利益)」

    消費者の購買行動がこれまで広告業界でいわれてきたAIDMA(注意→喚起→興味→欲望→記憶→行動)からAISAS(注意喚起→興味→検索→行動→共有)に

    本質は「コニュニティを生み出す力」(・・・)ライブなリンクとコンテンツの再利用を促す(・・・)ウェブメディアはフローによって成立しているので、そこからアクションを起こすことに繋げなければ意味がありません。

    Publish2
    1. 政府、コマーシャル、あるいは特別な関心事より、編集の独立性を維持させよ。そして、PR、マーケティング、ロビー活動を請け負ってはいけない。
    2. 剽窃してはならない
    3. 金銭、贈答品、あるいは依頼により、記事をバーターしたり、引き立ててはならない。
    4. 関心事における利害関係は開示せよ
    5. 正確かつ正直であれ
    6. 公に説明を行い、連絡が取れるようにせよ

    「なにを知るべきか、またどのような意味があるのか」といった文脈を編むことが、より重要になってくるかもしれません。情報の収集はソフトウェアでできますが、文脈を編むためには人間の視点が欠かせません。

    フローの高いウェブメディアでは、「読者は上司の決裁など待ってくれない」のです。

  • こばへんさん好きなので、すかさず一年前に購入したのにt読み終わったのは一年後…。
    この本とやんわり関係してるけれど、以前耳にした、ZINE⇒e-ZINE(ウェブへ)⇒そしていままたZINEが流行ってる…っていう話を聞いて、この本の定義している誰でもメディアの話を思い出した。

  • インフォバーンの社長

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新聞社の業績不振、雑誌の相次ぐ休刊など、メディア業界に逆風が吹き荒れるなか、出版はこれからどうなっていくのか?新聞、雑誌はウェブ時代においてもはたして生き残れるのか?インターネット登場以前からコンテンツ製作に携わり、雑誌『ワイアード』『サイゾー』、ウェブの人気媒体『ギズモード・ジャパン』を創刊、眞鍋かをりら有名人ブログ出版をプロデュースしてきたITメディア界の仕掛け人・小林弘人が、世界のウェブメディア最先端情報を紹介しつつ、今後メディアビジネスで成功するため必須のノウハウをおしげもなく公開。福音か、はたまた最後通牒か?次代メディアの運命を左右する衝撃の書。これを読まずして出版、メディア人は生き残れない。

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