生きなおすのにもってこいの日

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  • バジリコ (2009年9月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862381477

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生きなおすのにもってこいの日の感想・レビュー・書評

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  • いいっすねぇじわじわきましたよ。
    畏れながら感性近いと思うんだよ。
    賛否両論あるようだけど、ランディさん私は好きだ。救われる。
    最近の旬感エッセイが読みたいなあ。

  • 13.10.20~25 ◇違和感…「ハッピ、ハッピ、ハッピ」 ◇考えるきっかけ…「人生は神秘を体験するためにある」 「同じ穴のムジナ」「携帯の電源をお切りください」 「カオスに生きる」「申し訳ない顔の人たち」
    ◇共感、参考にしたい…「けして一般的ではないものの見方」「『恋空』を観た娘たちへ」「うっかり自殺」「自分の言葉で語る、ということ」「レニ・リーフェンシュタールの見た海」

    ※レニ・リーフェンシュタールは三谷幸喜の『国民の映画』でナチスに協力していた時期のことだけを知っていたので、その後のレニについて書いた「レニ・リーフェンシュタールの見た海」は参考になった。「この映像が、どうかサンゴ礁の破壊を食い止める助けになるように……。レニはそう願って映画を完成させた。それは、ほんとうに純粋にその言葉通りなのだ。彼女は晩年にヌバ族の村を再訪するが、そこでヌバ族の美が失われたことを嘆く。地球のためでもなく、彼女が涙をこぼしたのは美の喪失という悲劇のためだけだ。」と……うーん…うまくいえないけど…情緒や使命感のようなものを排除してるからこそ良い映像とか、見るものを圧倒する映像が撮れる、というのはとても興味深い。

  • ランディさん久々に読んだ。
    エッセイは最近立て続けに川上未映子。なのでランディさんの言葉遣いや口語がなんか積み木崩しみたいだった、世代のギャップというか、そういうの感じた。川上氏のが自分世代なので読んでてしっくりくるというか、ともだちとのやりとりみたいな感じがして普段な気持ち。ただランディさんは「わたしはいまランディさん、よんでる・よんでいるのよ」って代えがたいようなものを感じた、エッセイに取り上げる主題とか。

  • 逗子図書館にいくつかあるみたい。

    2013年、ちょっと気になる作家さん。

  • アルコール依存症で酒乱の父、ひきこもりの末餓死した兄、極度の神経衰弱に陥った母。これが著者をとりまく家族。壮絶な人生を飽経し困苦を超克してきた者の紡ぎだす言葉は深く重い。生の自分を晒しぶつけあい最も近い距離で強く結びつき繋がりあう家族。しかし、あくまでもそれぞれは一個の独立した個人。家族といえども踏み込めない領域があり、どんなに助けてやりたくても最終的には自分自身が自分の人生を生き抜いていかなければならない。浮薄曖昧なものは一切なく、一つひとつの言葉に固く厚いものを突き抜けた決意と覚悟を感じた。

  • 「ドリームタイム」以来の田口ランディさん。
    タイトルと装丁に魅かれて手にとりました。ネットにて購入。

    帯タイトルは、
    「事件は起こるし、明日は何があるかわからない。
     でも、誰かがこの家に押し入って来ようと、
     一家を惨殺しようと、私はその瞬間まで
     日常を続ける。それが生きるということだろう。

     欠陥だらけの世界に捧ぐ
     「Yes!」というメッセージ」

    殺人、放火、自殺。

    これを10代の私が読んでも
    現実味のない理解できない話だったかもしれない。
    もちろん今の私より、
    10年20年先の私が読んだらまた違うと思う。

    ただ、殺人=犯罪から進めていく自分の考えなんて
    感情的で短絡的な感想にしか過ぎないのかもしれません。

    相手も同じような目に遭えばいいとか、
    考える回路と発想源が
    私の場合、
    幼稚な場所なのかもしれない。

    世界が大きいとか
    ワールドワイドとか
    実は囲いのなかにいて
    そこから飛び出せない思考がたくさん。
    私個人に精一杯で、
    世界なんてめっそうもなくて
    それを飛び越えた世界なんて
    もってのほかだけど。

    もしかしたら、
    自由だなんて言ってるこの言葉も
    すでに日本語とか英語とか
    どこかにカテゴライズされていて

    私たちが意識している認知しているもの全てが
    すでに
    何処かの誰かの所有物だったりして。

    100パーセント飛び出ることは
    おそらく不可能だと思う。

    だけど100に近い状態になることは可能なのかな。

    邪念、雑念、欲求、
    いろんなものに絡め取られている間は難しいなあ。

    「あちらを正せば、
     こちらが歪むというような、
     構造自体が破綻しているシステムだから、
     改革が改革にならない恐ろしい状態になっている。」

    「すべての人間が善意であっても
     構造が悪を生みだす。」

    なんとなく良いとか、
    なんとなく悪いぢゃいけない気がした。

    それも大事だけど、
    自分をもっと理解するところとか発見するところとか、
    寛容の器の広さとか
    日常にあふれてる無意識の悪意をどう受けとめ
    自分のなかで処理するかとか
    それすら容易いことではなくて。

    「私が感情に素直になると言っているのは、
     感情のままに行動することとは違うよ。
     怒りを感じることを否定しないというだけ。」

    「感情は、行動を起こす起爆剤ではないの?」

    「感情に振り回されることと、
     感情をじっと感じることは違うと思う」

    理性の雨がざあざあと降ってくる。
    暴力的な本能を冷ましてくれる。

    だけど、
    突然雨が降ることをやめたら?

    「だけどな、ほんとにどうしようもない人間は、
     泣いたりせえへんで。笑う」

    「泣いてるうちはたいしたことあらへん」

    「暗澹としているうちは、まだ幸せなんよ」

    感じるという行為、考えるという行為、
    まだまだ磨いていかなくちゃ。

    だって、私はまだまだ笑ってるから。

  • これまでの価値観の根底を
    揺るがされてしまった一冊。

    死刑制度しかり、家族問題しかり。

    彼女の家族問題は、壮絶だったけれど
    実は彼女だけでなく皆、何かしら家族に
    問題を抱えており、
    理想の家族像に囚われすぎてて
    苦しんでいるのかも?

    火の鳥の言葉の章で、
    「罪と罰は、物語の中では法律が下すものでなく、
    このよの摂理によって定められた因果応報である。」といい、
    その後、死刑反対の立場の著者の持論が続いていくのだが
    是非、読んでほしい章である。

    彼女の作品はこれが最初だったから
    別の作品も読んでみようと思った。

  • この方の本を始めて読んだような気がします(たぶんね)
    なかなか面白かったです。
    他のものも読んでみることにします。

    家族にふりまわされることを自分の存在意義にしていた
    それをやめてみる
    (ちょっと違うかな)
    そんなような部分が、心にひっかかった。

  • 空想と妄想は違う。空想は独創的だが、妄想は病的。人間が元気になるためには空想gあ必要なのだ。そして空想は孤独によって育てられる。つながりっぱなしの状態は人を妄想的にする。孤立は人を苛むけれど、孤独は悲しい。今、孤独になることがとても難しい時代になった。

    まだ精神的に未熟な子供の自殺はうっかり自殺が多い。
    死にたい?それってうっかり自殺だよ。やめておきな。

    あがき、もがき、迷いながら、ただそれこそが、生きてるってことだ。その中に、喜びも悲しみもある。

    感情は自然現象なので、力をコントロールすることができない。だから理性と知性だけで世界に対処できると考えている人たちが一番怖いのは実は自分の感情なのだ。だけど、この世界には自分の環状をあるのままに受け止められず恐怖や恐れを封じ込めている頭でっかちな人たちがたくさんいる。

    多くの人は、人間としてどう生きたらいいかを悩むから、日の丸で規律できないんだと思う。

  • 寝る前の布団の中で読む不思議本としてオススメですな

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生きなおすのにもってこいの日の作品紹介

「今日もまた、台所のテレビから蟻の行列のようにぞわぞわとニュースが流れてくる。秋葉原の連続殺傷事件。幼い少女に性的行為を無理強いし、さらに殺してしまった男。強姦目的でマンションに侵入し、女性を殺害した男…。死刑、という言葉が浮かぶ。こんな卑劣な男は殺してしまってもよいと思う。けれども…」悲惨なことだらけで、人も、国も、世界もどうしようもなく醜い存在に思えてくるときに、救いとなるものは何?田口ランディが発信する、汚れた世界への「Yes!」というメッセージ。

生きなおすのにもってこいの日はこんな本です

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