判決前夜 ‐堀江貴文の日本バージョンアップ論

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著者 : 堀江貴文
  • バジリコ (2009年12月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862381538

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判決前夜 ‐堀江貴文の日本バージョンアップ論の感想・レビュー・書評

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  • 頭の整理になる

  • 言ってることは面白いけどちょっと極端すぎると思う。
    もう少し上手いやり方があるのではないでしょうか。
    しかし極端なのが堀江さんなんでしょう。

  • 世間から何と言われようと、ブレない強さを感じる。

  • とても正しいと思えるような書き口で世の中のことを
    論じられている。

    Mな生き方でいいんですか?
    という章にとても共感した。、

  • 贅沢しなければ月10万の収入でも生きていける。
    だから失敗を恐れず挑戦しろ!
    簡単に言ってくれるよね。

  • 著者紹介:堀江 貴文(ほりえ たかふみ)
    1972年、福岡県生まれ。
    1991年、東京大学教養学部文3類入学(後に中退)。
    1996年、資本金600万円で 「有限会社オン・ザ・エッジ」 を設立。
    2002年、経営破たんした旧ライブドアから営業権を取得する。
    2004年、「株式会社ライブドア」 に社名変更。
    同年6月、経営難に陥っていた大阪近鉄バファローズ(現・オリックスバファローズ) の買収を申し出たことにより、ホリエモンの名前が注目を浴びる。
    2005年、2月にライブドアがニッポン放送の株主となり、フジテレビとの間でニッポン放送の経営権争奪戦が怒るが、4月には両者で和解。
    フジテレビはライブドアから1400億円でニッポン放送株を買い取った。
    2005年、8月に広島6区から衆議院選挙に出馬、落選。
    2006年、1月に証券取引法違反容疑で東京地検特捜部に逮捕・起訴される。
    2007年、7月に東京地裁で2年6ヶ月の実刑判決を受ける。
    即日、控訴。
    2008年、7月に東京高裁は控訴を棄却。
    即日上告し、現在は最高裁判決を待つ。
    近著に、『徹底抗戦』、『ホリエモン × ひろゆき 語りつくした12時間 「なんかヘンだよね」』 (共に集英社)、『新・資本論-僕はお金の正体がわかった』 (宝島社)、『夢をかなえる 「打ち出の小槌」』(青志社) がある。


    2009年12月28日、堀江貴文被告に最高裁判決が下された。
    以下は、28日付けのYahoo!ニュースより抜粋である。

    【堀江元社長、208億円相当引き渡し LDHと和解】

    ライブドアグループの持ち株会社・LDHは12月25日、証券取引法(現・金融商品取引法)違反事件で損害を受けたとして、堀江貴文元社長ら旧経営陣に賠償を求めていた訴訟で、堀江元社長が約208億7000万円相当の資産を同社に引き渡すことで和解したと発表した。

    同社によると、引き渡し額は堀江元社長が保有する同社株式と、支払いを留保していた配当金の合計。和解内容の詳細は非開示としている。

    同社は「引渡しを受ける資産は、堀江氏の資産のほぼすべてに相当するものであり、当社の損害回復を迅速に最大限果たしたことになります。当社の責任において、旧経営陣らのうち、核心となる堀江氏への責任追及を完遂出来た事に大変満足しております」とコメントしている。

    堀江元社長はブログで「民事的な賠償責任については最高経営責任者である社長としてきっちりとるべきだと考えてきた」「時間が掛かった事については、司法の一定の評価を頂きライブドア事件とされるものの全容がはっきりして、私自身の責任がどれだけのものかということを私自身が考え、そして最後に決断した」と説明。「私自身は世間で一般的に言われているほど、拝金主義でもありませんし、もし私の金銭的な弁済で納得していただけるのであれば、資金提供を拒むものでは最初からありませんでした」という。

    訴訟で同社は旧経営陣と監査人ら計7人に対し、フジ・メディア・ホールディングス(フジテレビ)に支払う和解金など総額約363億円の賠償を求めていた。宮内亮治元取締役ら6人に対する訴訟は継続する。



    本書はホリエモンが現代の日本にはびこる閉塞感に対し、彼なりの解決策を示すものである。
    インターネット時代の到来で、これまでの既存の社会構造はどう変わるのか、どう変わるべきなのか、ホリエモンらしい切り口と毒舌で軽快に持論を展開している。

    以下は、本書におけるホリエモンの 「日本バージョンアップ論」 である。

    ●格差というのは、グローバル化やネットの世界的普及によって、今までアクセスできなかった情報に触れることにより、心の中に顕在化してきたものだと、僕は思っています。

    ●いま、私たちにできることは、格差だ不平等だと騒ぐ前に、技術開発や技術者の育成に力を注ぎ、その技術によって経済のパイをさらに広げ、個々人の生産性や豊かさの向上に努めることではないかな、と。

    ● 一つの技術の発明が、どれだけ一人ひとりの生活を豊かにするのか、周りとの相対的格差を感じるより、以前の自分たちとの格差を感じ、自分たちがどれだけ豊かになったかに満足できるようになれば、人はもっとポジティブに生きられるし、社会を覆っている閉塞感も解消されると思います。

    ●現在社会は、まだ技術者の育成にかけるコストも時間も、圧倒的に不足しています。もっと技術者の卵を、特に少年少女の時から大事にすべきだし、ある程度英才教育を施すくらいじゃないと、未来は開けてこないと思います。

    ● 金融業に従事している人たちを、マネーゲームに奔走する人たちだといって揶揄する状況もおかしい。彼らだって雇用を作り出しています。日本だって第1次産業・第2次産業に従事している人間より、よっぽど多くの人間が第3次産業に従事している。すでにものづくりをしている人たちは少数派だということを認識しないといけない。

    ●食糧自給率UP!のCMで、石川遼君がたまごかけご飯を食べたりしていますが、世の中には食糧自給率の低さを問題視する人たちがいるようですね。自給率上げないで現状維持でいい派の僕としては、「こんなCMにいくら使っているんだろうね?僕たちが払った税金を無駄なことに使いやがって!」と思いたくなります。

    ●常に友好的な関係を維持しながら他国と付き合っていくのが外交戦略の常道。僕はFTAを締結して、自給率関係無しに国際的に穀物とか農産物が輸入できる態勢を整えるべきだと思っています。FTAを結ぶ条件として、日本人が海外農地を取得しやすくするようにすればいいんです。

    ●日本の農業は、人手を使っていたら採算が合わなくなりますから、自給率100%推進派が言っていることは、全ての上で道理に合わないんです。そのクライシスを想定して動くよりも、クライシスにならないように努力するほうに注力すべきです。

    ●今の労働の多くは、生きるために必須の労働というよりは、余剰の対価を得るための労働になっていると言えるでしょう。生活保護などの必要最小限のセーフティーネットは曲がりなりにも整備されているため、労働しないと飢えて死ぬというわけではないからです。


    ホリエモンは、中学・高校時代に独学でプログラミングを勉強し、それが後のオン・ザ・エッジ設立につながった。
    彼は半年間の勉強の後、東京大学に入学するが、起業するため中退する。

    大前研一氏は、現代のような成熟化した日本においては、かつての知識詰め込み型教育を受けたエリートはさほど重要ではないと述べている。
    これからの日本に必要なのは、勉強はできなくてもいいから特殊な才能を持っている、オールラウンダーでなくてもいいから一つのことに一流である、現状を打破する力を持っている人間である。

    ホリエモンは、個人的には人間性に問題ありだなと思うこともある。
    非常に過激派に見えるし、思想が急進的で危険に感じることもある。
    しかし、そこらへんにいるどの政治家よりも思考力があるし、日本の将来について彼なりに考えていることは否定できない事実である。
    更に、ビジネスを作り出すセンスも抜群である。

    彼のような天才型の人間には、どこか欠けている部分があることは経験からも明らかである。
    しかし今の豊かな社会を作り上げたのは、彼のような欠陥がありながらも圧倒的な知能・センスを持った人間である。

    今の教育が、学習指導要領などといった建前ではなく、いったいどういったタイプの人間を作り出そうとしているのか明確に答えられる人はいるだろうか。
    私たちの社会は、教育を通じてどういった人間を作り上げることを目的とするのか、明確にしなければならない。

    全ての人間がホリエモンだったら社会は成り立たないだろう。
    しかし、一握りの天才は現状を打破するために必要だし、閉塞感を打ち破るときには必ずそこに一人の特異な人間がいるものである。

    本書は、「ホリエモン」 という一人間を通して今後の日本の在り方、日本の教育の在り方について考える良いきっかけとなった。

  • 先見性はさすがって感じ。ホリエモンの言ってることが実現するのは数十年先だろうね、たぶん。
    その先見性のある考えに似てる考えを自分も持ってたので、少なくとも保守的な人間ではないんだなと一安心。

    あと、やはりホリエモンは説明がうまい。頭の固そうな学者のような専門的な言葉使いはあまりないような気がする。

    おもろーな本。おすすめ

    ちなみに、きっとタイトルを見て想像する内容ではないです。

  • 2010/04/26
    彼の知見の広さがうかがえる。
    個人としての見解なので賛成・反対は分かれるところかもしれないけど、僕自身は過半数で賛成できる。
    面白かった。

  • 最近WEBでよく見かけるホリエモンの本を読んでみました。
    そういえば学生時代に「稼ぐが勝ち」って読んだなぁ。

    本の内容はさらっと読めるくらい読みやすい。
    同じような内容(にみえる)の本をいくつもだしてるとこをみると、
    相変わらず稼いでるなぁという感じ。

    内容については、
    賛成できるかできないかは別として、
    目からうろこの考え方が多い。

    自動車産業を例に挙げて、

    「実は多くの産業が、生きることとは本質的に無関係な余暇のために行われている。~~~~例えば、自動車製造業だって、すでにこれ以上車を作る意味は本質的にはないでしょう。今の日本車は50万キロ走っても壊れない。無理をして派遣工を雇ってまで、自動車産業が発展する必要は、人間の生存を考えれば必要ないことです。」

    と主張し、「ベーシックインカム」の考え方を説く。

    国民全員に一律一人5万円だか、8万円だか配るベーシックインカムは、
    なかなか面白そうな仕組みと思うのだが、

    何十年続いてきた社会の仕組みを根本から変えた場合、
    学問では予測できない歪みがでて来る気がして恐いなぁ。


    その他、ホリエモンの人生論が続くが、
    合理的に書かれているし、おもしろかった。

    彼は将来政治家になるのだろうか。
    見てみたいような、恐いような。

  • ● イギリスで産業革命が起こったとき、人々は生存するための最低限の仕事をほとんどしなくて良くなりました。そう考えれば、実は多くの産業が、生きることとは本質的に無関係な余暇のために行われていることがわかります。そういう意味では、製造業だろうが、金融業だろうが大して変わらない。ものづくりの産業は実業で、金融は虚業だみたいな物言いはウソなわけです。

    ● 僕は絶対職場のそばで賃貸のマンションに住むのがいいと思いますし、満員電車には絶対に乗らない。このほうが人生楽しく生きられると思いませんか?

    ● 人を信じすぎて傷つく人は、一見とても純粋でいい人のように見えますが、見方によっては、相手との差異を認めない、許容範囲の狭い人だとも言えます。信じるのは本人の勝手ですから、裏切られることも受け入れてちょうどバランスがとれるくらいだと思います。僕は人を信じます。でも裏切られることも受け入れる。信じて、裏切られて、許す。それを恨んだりするからおかしなことになります。

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判決前夜 ‐堀江貴文の日本バージョンアップ論の作品紹介

広がる世代間格差、高齢者偏重の政治システム、破綻する年金、凋落するマスメディア…いまそこにあるニッポンの機能不全。ライブドア事件で最高裁判決を待つ堀江貴文が、判決を目前にして語る、日本バージョンアップの処方箋。

判決前夜 ‐堀江貴文の日本バージョンアップ論はこんな本です

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