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この作品からのみんなの引用
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「仕事」には「私の仕事」と「あなたの仕事」のほかに「誰の仕事でもない仕事」というものがある。そして、「誰の仕事でもない仕事は私の仕事である」という考え方をする人のことを「働くモチベーションがある人」と呼ぶのである。
― 224ページ -
自殺というのは「今の私」という無時間的存在者が、「今の私ならざるもの」へと私を拉致し去るかもしれない時間を支配し返すための唯一の方法である。もし、「今の私」のままで「私という物語」を最後まで読み終えたいと願うなら、それを達成するためには自殺という方法しかない。それゆえ、「今の私」であることに固執し、かつ「今の私であることのリアリティの希薄さ」に耐えられない人間は、「今の私のまま死んだ私」という想像的消失点を立てることでかろうじて、今の無意味さと非現実性に耐えることができる。
― 196ページ -
世の中が「自分のような人間」ばかりであっても、愉快に暮らしていけるような人間になるということに尽くされる。それが自分に祝福を贈るということである。世の中が「自分のような人間」ばかりであったらたいへん住みにくくなるというタイプの人間は自分自身に呪いをかけているのである。
― 150ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(以下引用) 安倍内閣が主導した改憲運動の狙いは、九条二項を廃することだが、その直接の目的はアメリカの海外派兵に自衛隊を差し出すことである。戦後六十年間、これほどアメリカに尽くしてきたのにまだ「自立」を認められないのは、「アメリカのために日本人が死んで見せないからだ」と思い込んだ政治家たちの結論である。私はこの意味をある意味で「可憐」だと思う。(P.131) 1960年代の初めまで、日... 続きを読む »
とりあえず、「すべてのことを同じ論理(論法)で説明できない。だからガチガチに考えを固めない」っていうことだけが読みとれればいいと思っている。そしてそれは大事なことだと思う。
ブログの冊子化。共感できる文章もありできない文章もあり。
「どうしたら良いのかわからないけど何かしないと大変なことになるということは確実なとき」に適切な対応ができるためには?
が大きなテーマです。その主語は個人家族日本学校大人子供etc
さて、これを読んで私は“適切な対応”がとれるようになったのか?
…そうやって、ここで感じたものを糧としてもう一度自分と言うもののあり方を問い直すことができるのが、この本の成果であり目的でしょう。
蛇足。小学生向けに書いたと言う文章は、確かに難しすぎでした笑
著者のことは全く知らず(名前からは男女差絵も判別つかず)タイトルからオカルトチックな内容だろうと勝手に判断し、たまにはいいかと購読しました。中身と いえば邪悪なのとは、この世の中なの?という感じの感じるままの随筆集。斬新な発想には脱帽。とても興味深く最後まで一気に読めた気がする。おもしろかっ たのは、グローバライゼーションの否定。国内に十分な母国語リテラシーを持つ読者が1億人以上いるというだけで十分に飯を食っていける状況でどうしてグ ローバルに目を向ける必要があるの?という問いには、うっ、と答えに詰まってしまう。現代日本が変える課題を笑い飛ばす発想こそが真のグローバリズムかも しれないと感心した次第。もう1回読みなおそう!
不透明な時代を生きるための裏テキスト。
作者ならどうするか。
見つけた答えは「ディセンシー」(礼儀正しさ)、身体感度の高さ、オープンマインドということであった。
ルーティンなことを好む人はたくさんいる。
なぜならば、同じ事を繰り返すことによって、「快」の感覚が生じるからなのである。
その究極が死であるということに驚いた。
愉悦の本質には読書というものがある。
既視感と全能感が発生し至福の体験ができる。
これからも活字を追い続ける中毒者でいたいと思った。
推薦理由: 現代社会における呪いについて語り、裁判員制度の問題点を指摘し、常識とは何かを説き、婚活について述べ、草食系男子を論じる。身の回りの様々な出来事について示される独創的な見解が興味深い。 内容の紹介、感想など: 「邪悪なもの」とは何か。それは、出会った時に「どうしていいかわからない」けど「何もしないで手をつかねておけば必ず災厄が起こる」というものであり、そういう状況である。本書は... 続きを読む »
ジャムの瓶のラベルに書かれた文字まで舐めるように読んでしまうという活字中毒の内田先生が師事しているレヴィナス老師が文章を書く前に必ず『ルイ・ボナパルトのブリュメール一八日』(マルクス著)を読んでいたという情報をこの本で得た。どうやら、この『ルイ〜』を読むと、レヴィナス老師は論理的な文章が書けるらしいのだ。論理的な文章がなかなか書けない私としては、それは試してみる価値アリだなと思う。よし、今度読んでみよう。
タイトルだけみたらなんじゃこりゃ?なんですが、著者が内田樹先生だったしたまたま家にあったので読みました。
中身はブログ「内田樹の研究室」にあがってる記事を編集しただけです。つまり、まえがきとあどがき以外は全部ネットで読めます。こんなんで金とるのもどうかと思いましたが、まぁ順番入れ替えてテーマごとにまとめる程度には編集してあるし、この手の本はよくあるし、(自分で買ったわけじゃないし)、そこいら辺を突っ込むのはやめときましょ。
ここの記事はそんなに分量がないので、暇つぶしに読むにはもってこいでした。
そういう「考え方」(方法論としての)もあるのかーって感心することも結構あります。
いかんせん内容にまとまりがないのがアレですが、まぁそこはしゃあないですね…。
あとこの程度の分量の本だったら、もう少し薄くしてほしいです。行間広すぎ。持ち歩くには結構邪魔になるでかさでした。
ずっと気になってた人の本なので読んでみました。 だってタイトルからして気になる。 ひとつひとつが短いエッセイなので読み易いんだけど、 ひとつひとつ読んだあとに考え込んでしまう。 今起こる事件やいろいろのムードについて、 なんかすごく客観的に、雰囲気を掴んでるというか。 言葉でその雰囲気をちゃんと説明してくれてるのか。 あ、なんかよくわかんない感想になってるな。 タイトルにも... 続きを読む »
この本は自分で求めたわけではなく、ある人からいただいたものなので、まさに向こうからやってきた本です。
というような感想を抱かせるような本が本文にもあるようにいい本で、わたしはよい読書体験をしたということなのだと思います。
内田先生は本当に神戸女学院大学が好きなんだなあと思いました。入ゼミの面接で学年の1/3の学生と面談したと書いてありました。面接時間は一人10〜20分。12時間経過してもまだ残り20名ほどいたとか。大変な人気ゼミです。他者との妥協にあらず、誰とでも友だちになる精神の共生がなせるわざ。誰もが魅力を感じるセンセイだったのだなあと思いました。
タイトルにひかれて手に取ったのであるが、タイトルずばりを求めて読む本ではない。途中で、本の題名などどうでもよくなってしまった。
内田先生、おもしろい!ときに「いたた」と言いたくなるようなすぱっと切れ味のいい言葉もあるが、そんな風にかっこよく切ったあとはたいてい思わず噴き出してしまうようなユーモアを忘れない。
本に傍線を引いたり、付箋を貼ったりするのは嫌いな私であるが、思わず蛍光ペンを手に取りたくなるような文章がいくつもあった(借りた本だから我慢したが)。
「邪悪なもの」と遭遇したとき、人間はどうふるまうべきか?
「どうしていいかわからないけれど、何かしないとたいへんなことになる」極限的な状況で、適切に対処できる知見とはどのようなものか?
タイトルにもなっている「邪悪なもの」とは、
・常識や倫理観が無効になるくらい「どうしたらいいか分からない」
・しかも放っておくと厄災が起こる
と定義されている。
あー。確かに。
大人になってから、殊、30歳を越えたあたりから、つとに感じるなー。
そういう意味で、家庭や学校は極めて理知的だ。
世の中ほど、理不尽に、不条理に満ちた世界もないもんだ。
本作はそういった「邪悪なもの」への処し方が書かれてあるが、
大元には内田氏自身の純粋な知的好奇心が脈々と底流している。
ちょっとうがった見方をすれば、生の社会でさえ(だからこそ?)、
彼にとっては体系化・構造化のための観察地なのか、とも読み取れる。
相変わらず面白いエッセイ。 話題は多岐に渡っているが、個人的に印象に残ったことをいくつか。 *真に優れた作家はすべての読者に「この本の真の意味がわかっているのは世界で私だけだ」という幸福な全能感を贈ってくれる。物語の中に「自分自身の記憶」と同じ断片を発見したとき、読者は自分がその物語に宿命的に結びつけられていると感じる。けれどもそれは本当は「自分自身の記憶」などではなく、事後に詐術的に作り... 続きを読む »
面白い。難しい。 どうしていいかわからん状態を、いかに脱するか、その成功法を探る。 連続殺人、必要以上にひとは言及しすぎてはいけない。そこに、意味を付加価値をつけてはならない。できるなら、話題にしないこと。忘れる効能、確かにある。「よせばいいのに」の言及が悪しき連鎖を生む、ありえる。あおればあおるほど、暴走行動は加速する。 また、かけてもないのろいが、とけるはずがない。 根拠や動... 続きを読む »
謙虚にいきようと思わないでもないけれど、わたしは○○だから××じゃないといけない、というような、しょうもない規定は作りたくないもんだとおもう。生活圏、からだや、ふるまいに密着した考え方がすてき。
タイトルが大げさ!
でも、読み終わった後、物事を肯定的に捉えられるようになってるから、確かに鎮められたのかもw
決してオカルト的な本ではありません。
考え方が非常に身になります。
内田樹さんのブログを編集した本です。

コンピ本なので読みやすかった.





