広辞苑の中の掘り出し日本語

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著者 : 永江朗
制作 : 寄藤 文平 
  • バジリコ (2011年6月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862381774

広辞苑の中の掘り出し日本語の感想・レビュー・書評

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  • 三浦しをんさんの『舟を編む』を読んで以来、辞書のおもしろさをひしひし感じております。
    本書は著者が広辞苑を"読んで"いて見つけた、おもしろい言葉やぐっときた言葉を集めたもの。
    あ行から順番に、興味深い言葉の数々が紹介されています。

    例えば「じゅんのび」。
    意味は「(新潟県で)ゆっくり休んでくつろぐさま」。
    ん?新潟限定なのか?・・・と、つい()内が気になってしまいます。

    初めて知ったちょっとすてきな言葉が「へへやか」。
    意味は「物事ののんびりしたさま」。
    なんだか音の響きと意味が、とってもマッチしているように感じました。

    また「おっとりがたな」はついつい「おっとり」に騙されてのんびりした意味に考えちゃいそうなのですが、本当は正反対の意味なんですよね。

    言葉の海の奥深さを改めて感じました。
    辞書をひもとけば、まだまだ見たこともないような言葉に出会えると思うとわくわくします。

  • 著者が『広辞苑』を眺めていた際に目に止まった言葉たちを紹介した本書。
    広辞苑に掲載されている「言葉」とその「意味」、著者による歯に衣着せない解説、【大人たばこ養成講座】で知られる寄藤文平さんの時折挟まれるゆるいイラストで構成されている。表紙は一見辞書風ですが、内容的には日常ではほぼ使われていない言葉が占めていることと、解説は多少大人向けでそもそもかなりライトなので枠としては雑学書です。

    この本を読んで、辞書『広辞苑』を“引く”のではなく“読みたく”なりました。

  • 「本は引くものです。そして、辞書は読むものです。」と始まるこの本。かなりマニアックな1冊ですw!

    シュールな挿絵と遊び心ある解説がかなりココロくすぐられました。読みながら独りでに「へ~~ぇ」「ふぅ~ん」などとつい言ってしまうので、電車の中では読まないほうが良いと思われ。笑。

    「甲斐性」ってなんだと思います??
    →かいがいしい性質。けなげな性質。
    知らなかったでしょ~。

    「操」って何でしょう??
    →世俗を超えた美しさ。
    絶対別のイメージだったでしょ??

    下の用語が多いのが「??」ではあるけれど、「こんなキレイな言い回しが?」と目を見張るのものあり、ちょっと楽しめる本でした。

  • pedia

  • なんかだらけてる。
    「この伝説については、ちゃんと調べなくてはならない。」みたいなの、書くまえに調べておいてほしいわ。

  • いやぁ~、いろんな言葉があるのね。
    面黒いってのが、笑ったぁ~!

  • 辞書を読もうとしたことはありますか?
    一度読み出すと、面白くてついつい読みふけってしまう魅力があります。かといって、辞書全部は読めませんよね。この本では、広辞苑からぐっとくる日本語を抜き出して紹介してくれています。知っている言葉も、知らない言葉も、日本語と辞書の面白さを体感してみて下さい。

    和図書 810.4/N13
    資料ID 2013101401

  • 「趣味で楽しむ日本語!?」

    「本は引くもの、辞書は読むもの。辞書を読むのは、ほんと、面白い」という著者による、辞書を読まなければお目にかかれない(?)かもしれない日本語の数々。

    辞書を「引く」とき私たちは通常その「ことば」の存在を予め知っている。
    存在すら知らない未知の「ことば」に出会うにはやはり辞書は「読む」べきもの、
    という発想が面白い。

    なげげ「無気げ」
    へへやか
    ほたえじに「ほたえ死に」
    むがしび「憙」

    …うーん、もはや日本語とは思えないぞ。

    語彙には個人差があるからもちろん「そんなの知ってるよん」
    という御仁もあるに違いないが
    少なくとも自分を含めた人間関係半径500メートル内にはこれらのことばを日常的に使っている人は生息していない。

    まあだから「掘り出しもの」なわけだが。

    本書はこれらの「ことば」の由来や使い方を真面目に解説するというよりは
    これらのことばを俎上にのせて著者の思いつくままを綴ったエッセイという趣。

    挿絵もそれを受けてユルめ、クラフトエヴィング商會系と言ったらわかりやすいか。

    いかに掘り出し物のことばで自分がその意味を知ったからといっても
    実社会の中ではある程度の認知度が無ければそれは使っても「通じない」。

    通じないことばは意味を成さないから悲しいけれどこういう取り上げ方は
    もはや趣味で楽しむ領域なのだろうな。

    何より本書のつくりがそのことを体現しているように思う。

    前述の通り、初対面の日本語が盛りだくさんで興味深いが
    一番「へぇ~」と思ったのは前書きの中にあった「阿」ということばの意味。


    〈「阿」には「人を呼ぶのに親しみを表して冠する語」としての意味もあって、魯迅の『阿Q小伝』はそういう意味だと知る。これは楽しい!〉

    つかみは良かったのだが『阿Q小伝』(ママ)はNGっす。

    バジリコさ~~ん。

  • 掘り出し日本語と言うよりエッセイの感。言葉自体は知っているものも多かったけれど、著者の感想がなかなか独特で笑えます。語り口もシュールだけれど、挿絵もそれに劣らずのシュールさを醸し出している。はまりっぷりに笑いがこみあげる。

    (20130219)

  • 読んでいて松岡正剛さんの「千夜千冊」の執筆スタンスに通じるものが本書にあると感じた。
    言葉や書籍の意味内容を紹介するだけでなく、どうしてそれを選んだのか、どのようなエピソードがあるのか紹介している。
    日本語を楽しめるような内容になっている。まだ読んでいない人はぜひ、広辞苑を片手に読んでほしい。

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広辞苑の中の掘り出し日本語の作品紹介

佇まいのよろしい日本語、可笑しい日本語、不思議な日本語。言葉の森に踏み入れば、あるわ、あるわ、知らない&読めない日本語の数々。手だれの文章家が綴った、国語辞書の痛快読書エッセイ。

広辞苑の中の掘り出し日本語の文庫

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