- Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862381774
作品紹介・あらすじ
佇まいのよろしい日本語、可笑しい日本語、不思議な日本語。言葉の森に踏み入れば、あるわ、あるわ、知らない&読めない日本語の数々。手だれの文章家が綴った、国語辞書の痛快読書エッセイ。
感想・レビュー・書評
-
いきなり、「あいづわり」「あおひげ」とくる。1ページごとに、広辞苑から選んだ見慣れない言葉1語に、意味と著者の思ったこと・体験などが書かれている。青ひげとくれば、バルトークのオペラ「青ひげ公の城」が思い浮かび、広辞苑の解③にも「ペロー作の童話中の人物。6人も妻を殺す青髭の男」とあるが、そういうことには触れずに、自分の髭をはやしたことや解②の演劇の敵役のメークを話題にしている。長嶋茂雄も剃り跡が青々としていたよね。つまり青髭か。とまあ、こちらもいろいろと想像が働く。
ところが「一枚かわ」「岡釣り」「沖を越える」「御摩り」「総鼾」「ちけい」「喉元思案」「這坊子」「法気付く」「夕惑い」「蘭契」などとなると、なんのことやら。完全に死語だよなあ。広辞苑って、こんなの載せて凄いと思うが、そうなると著者の話題の面白さが切に望まれるところだが、残念ながらいまいち面白くなかった。蘊蓄もあんまりないしね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
エッセイの常套句「広辞苑によると…」誰もが知る広辞苑だがそれを真剣に読む人はおそらく少ないのではないか。この本は広辞苑をひたすらに読んだ筆者が埋もれた日本語を発掘し語るエッセイ本である。あまり聞かない語や意外な意味が学べて興味深い。
-
三浦しをんさんの『舟を編む』を読んで以来、辞書のおもしろさをひしひし感じております。
本書は著者が広辞苑を"読んで"いて見つけた、おもしろい言葉やぐっときた言葉を集めたもの。
あ行から順番に、興味深い言葉の数々が紹介されています。
例えば「じゅんのび」。
意味は「(新潟県で)ゆっくり休んでくつろぐさま」。
ん?新潟限定なのか?・・・と、つい()内が気になってしまいます。
初めて知ったちょっとすてきな言葉が「へへやか」。
意味は「物事ののんびりしたさま」。
なんだか音の響きと意味が、とってもマッチしているように感じました。
また「おっとりがたな」はついつい「おっとり」に騙されてのんびりした意味に考えちゃいそうなのですが、本当は正反対の意味なんですよね。
言葉の海の奥深さを改めて感じました。
辞書をひもとけば、まだまだ見たこともないような言葉に出会えると思うとわくわくします。-
「言葉の海の奥深さを改めて感じました」
スピーディーに判り易く伝えるのが良しとされる昨今。ニュアンスからより良い言葉を選ぶコトが少なくなって...「言葉の海の奥深さを改めて感じました」
スピーディーに判り易く伝えるのが良しとされる昨今。ニュアンスからより良い言葉を選ぶコトが少なくなってしまったと反省しています。
知らない言葉(沢山ありますが)に出会うと、使う機会がなくても嬉しくなってしまいます。。。2012/06/25
-
-
著者が『広辞苑』を眺めていた際に目に止まった言葉たちを紹介した本書。
広辞苑に掲載されている「言葉」とその「意味」、著者による歯に衣着せない解説、【大人たばこ養成講座】で知られる寄藤文平さんの時折挟まれるゆるいイラストで構成されている。表紙は一見辞書風ですが、内容的には日常ではほぼ使われていない言葉が占めていることと、解説は多少大人向けでそもそもかなりライトなので枠としては雑学書です。
この本を読んで、辞書『広辞苑』を“引く”のではなく“読みたく”なりました。 -
-
nyancomaruさん。あっ、そうなんですね??このお2人の作品はそういう方向性なのかー。
知りませんでした。それは・・・。さっそくもっと...nyancomaruさん。あっ、そうなんですね??このお2人の作品はそういう方向性なのかー。
知りませんでした。それは・・・。さっそくもっと読まねばっ!w2012/05/12 -
「あっ、そうなんですね??」
永江朗は「アダルト系」って本出してますが、寄藤文平は「ウンコロ」だからチョッと違うかな、、、「あっ、そうなんですね??」
永江朗は「アダルト系」って本出してますが、寄藤文平は「ウンコロ」だからチョッと違うかな、、、2012/05/15 -
2012/05/16
-
-
ふむ
-
ことば
-
pedia
-
なんかだらけてる。
「この伝説については、ちゃんと調べなくてはならない。」みたいなの、書くまえに調べておいてほしいわ。