琉球独立論

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著者 : 松島泰勝
  • バジリコ (2014年7月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862382115

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琉球独立論の感想・レビュー・書評

  • 最初から最後まで感情論のみで著者が自分の意見を(論証もないまま)押しつけるだけの本。琉球が八重山とか宮古を併合した史実は記載されるが、それは正当で、日本に併合されたのは理不尽だという「琉球」=「善」があくまで前提。大体、現状の沖縄県の財政状態で、独立が可能だと本当に信じているのか?米軍基地問題で沖縄に集中している事実は大問題だと言うのは納得できるが、日本と琉球の関係性から、いきなり独立に走ってしまう極端さは暴論に近い。アイデンティティだなんだと言う前に、現実の経済をどうすれば自立できるようになるのかが先では?独立するのは結構だが、その前に失業率対策や国からの補助金依存体質をどう改善するのか?感情論で政治を語るとこんなに危険な方向になるという典型的な一冊とも言える。

  • 琉球の歴史がよく理解出来たが、独立手順は昔の社会党の『非武装中立』みたいです。

  •  石垣島に生まれ、長じて島しょ経済の専門家となった著者が、琉球人が「一般的な意味での1つの民族として定義される」必要十分な要件をその歴史において満たすことを論証し、「琉球の独立」をテーマとして理念、政治経済、国際関係など多角的な視点から述べた研究書。
     琉球の独立という、日本にとっても琉球にとっても困難に思えるこのミッションはしかし、決して実現不可能なことではないと著者は言う。なぜなら、著者は日本国の大使館職員として働いていたパラオで、この小国の独立を目の当たりにしているのだ。パラオの人口は石垣島の半分以下。であるならば、「琉球が独立できないという道理はない」。
     日本人は今まで、琉球が強いられてきた苦難に知らないふりを続けてきた。このふるまいは、そろそろ限界に来ている。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:312.199//Ma87

  • 日本の帝国主義と沖縄の歴史、そして、日本から距離をおこうとする沖縄の人達の思考。

  • 琉球人である大学教授の松島泰勝氏が書き下ろした「琉球独立」を提唱する一冊。今年スコットランドがイギリスからの独立を求め住民投票を行ったことに自分も驚いたが、本書を読むとむしろ琉球が日本から独立しないことの方が不思議に思えてくる。もともと、琉球は独立した王国でした。なのに、薩摩藩に、アメリカに、そしてヤマトに領有され翻弄され、差別されそして大きな米軍基地が・・・。
    私も今後、松島教授たちの作った「琉球民族独立総合研究学会」の動向を注視し琉球のこれからを見守りたい。

  • 柄谷行人さんの書評から読んでみました。

    琉球独立という視点から見ていくといろんな矛盾や疑問点が読み解ける。そういった運動が必要なのだということが理解できた。

    私はまったく知らず考えもしていなかった。もちろん違和感のようなものは感じていた。それがなんなのかこの本は教えてくれた。

    最近の私の考えに当てはめて言えば私自身が反省することが必要なのだ。そして帰納的思考により世界を見て取る努力をしなければならない。それはカントの言う悟性的学者である。今まで信じてきた豊かさや幸福という価値観を変えなければならない。人間にはそういった反省が必要でありそれこそが真の豊かさ・幸福であると思う。

    そして悟性的学者として帰納的思考により世界を見て取るならば人はそこに改善への配慮の姿勢をみるだろう。それこそが世界を真に改善する最高善であると思う。この本は琉球独立というものでそういった理念を示していてすごくいい本だと思います。

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琉球独立論の作品紹介

なぜいま独立なのか!琉球人教授が書き下ろした植民地琉球の歴史と現状、そして独立への道。

琉球独立論はこんな本です

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