- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862460622
感想・レビュー・書評
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なんか高い本が買いたくなって衝動買いした一作。
大きく『筋立て(ストーリー)』と『描写(テリング)』に分けて
シナリオの作り方をルール化して解説している。
『筋立て(ストーリー)』については
段階的なプロットの構築方法など
なかなか興味深く読ませてもらったが、
『描写(テリング)』については
読んでいる途中で飽きてきてしまった。
それにしてもハリウッド流のシナリオ術を
熱心に説明をしておきながら
凡例が「ハムレット」なのはどうなんだろう。
何十本も映画化、ドラマ化されているのが理由と言うが、
そこはハリウッドで作られたシナリオを持ち出して
「あーなるほど!」
って思わせないとダメなんじゃないかと思う。
あちこちからの引用も目立つし、
分かりやすいけど
ちょっと説得力に乏しい本かも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
■目次
<第1部 シナリオ作成の基礎知識>
第1章 従来型のシナリオを知る
・1 シナリオの由来
・2 シナリオの構造
・3 シナリオの現状と将来
第2章 ものがたりの本質を知る
・1 ものがたりの起源
・2 ものがたりに共通するルール
・3 ものがたりと映像の接点
第3章 映像表現の歴史とシナリオ
・1 コピー可能な最強の表現手段
・2 映像で何ができるか
・3 映像共通のシナリオ構造
・4 ゲーム時代のシナリオ
<第2部 筋立て(ストーリー)構築の方法>
第4章 黄金則の1:プロット(梗概)を作成する
・1 プロットとは何か
・2 ショートプロット(Sプロット)
・3 ミディアムプロット(Mプロット)
・4 ロングプロット(Lプロット)
第5章 黄金則の2:Lプロットをロットに分けフルプロットを作成する
・1 フルプロットの役割
・2 ロットの由来と概念
・3 ロットの工学的分析
・4 ロットのガイドライン
・5 フルプロットの構成
・6 オリジナルストーリーの場合のロット作成
第6章 黄金則の3:(シナリオ作成用)設定資料を整える
・1 筋立て(ストーリー)の設定情報
・2 描写(テリング)の設定情報
<第3部 描写(テリング)構築の方法>
第7章 黄金則の4:フルプロットからシーンを作成する
・1 シーンの役割り
・2 シーンに入れるべきもの
・3 シーン作成の技術
・4 シーン作成の実際
・5 動きとせりふ
・6 時間(長さとタイミング)の調整
・7 シーン設定のルール
第8章 黄金則の5:ポイントを設定する
・1 ビジネスとしての映画には必須
・2 ポイントの役割り
・3 ポイントの工学的分析
・4 ポイントの構成と挿入
第9章 黄金則の6:リマインダーを設定する
・1 リマインダーの役割り
・2 リマインダーの工学的分析
・3 リマインダーの作成と挿入
・4 感情(ドラマ)カーブを利用する
第10章 黄金則の7:分析・評価にもとづき、リライトをする
・1 シナリオの分析・評価
・2 読み返しと書き直し
・3 よりよいシナリオへ
■レビュー
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