最初のRPGを作った男ゲイリー・ガイギャックス〜想像力の帝国〜

  • 64人登録
  • 3.93評価
    • (4)
    • (7)
    • (3)
    • (1)
    • (0)
  • 7レビュー
制作 : 加藤 諒  柳田真坂樹  桂令夫 
  • ボーンデジタル (2016年6月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862463470

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
スティーヴン・D...
シーナ・アイエン...
ジェイン・マクゴ...
エラ・フランシス...
ジェイムズ・P・...
トレヴァー・ノー...
有効な右矢印 無効な右矢印

最初のRPGを作った男ゲイリー・ガイギャックス〜想像力の帝国〜の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • ドラクエFFといったゲームをはじめいろんなRPGがごまんとあるわけだけど、その原典となるDDを作った男の伝記。ひとつ注意しとかないといけないのはゲイリーの『伝記』とはいうものの、この本に出てくる会話のほとんどがフィクションだってことかな。むろん大筋は史実通りなんだけど、彼に関する情報はなかなかなかったらしくて、それを想像力でひとつの読み物として完成させたと作者は言っている。
    「どんなキャラが」「どんな武器を持っていて」「いったいなにができるのか」、これって当たり前のようにRPGに織り込まれてる要素なわけだけど、その要素をファンタジー世界に織り込んだのは、ゲイリーの作ったDDが最初らしい。
    そういったRPG発明の功績もさることながら、彼は毎年ギークイベントを精力的に開催したわけで、個人的にはRPGと並ぶくらいこれはすごいことだと考えてる。ネットのない時代になにかを、それを被差別階層のギークのためのイベントを精力的にやるってすげーよな。
    とはいうものの彼の人生は順風満帆とはいかなくて、ゲームの才能はあっても会社経営にはあまり才能がなかったらしく、最終的には自分が作った会社を叩き出されてる。この辺はジョブズと似てるけど、ジョブズと違って特に会社に返り咲くこともなかった。

  • 20170424

  • 本書の販売を知って即予約購入したものの,8ヶ月かかってようやく読了.TRPGについては少しかじった程度であり前提知識はあまりないが,非常に読み応えのある一冊だったと思う.途中まで波瀾万丈すぎる一生で,単に伝記としても読んでも十分面白いだろう.おすすめ.

  • もし、この世に、D&Dから派生する物語・ゲームが存在しなかったら、何と味気ないことだろう。ある意味創造神と言っていい、D&D作者の波乱の人生。訴訟まみれのエピソードに、鈴木土下座衛門騒動のこの余波だったのだろうかと思ったりする。

  •  初めて世界的大ヒットを記録したボートゲームを成功に導いた男の 栄枯盛衰の物語です。
    この本は「ダンジョンズ&ドラゴンズ」というTRPG(テーブルロールプレイングゲーム)を作った、ゲイリーガイギャックスの本です。自伝ではなくて第三者が詳細な取材やゲイリーの発言や記事などを基にして書いています。実際に本文の中にも注釈で引用されいる記事などが紹介されており、丁寧に書かれている印象を持ちました。
     私は彼の事は知らなかったのですが、テレビゲームが好きなのと、「Sync」という雑誌にて最強のナード50人の中の1位だという触れ込みを見て買いました。
     彼はアクションなどを中心に描かれたファンタジーマンガ、パルプフィクションを好む所謂オタクでした。ただその幼少期から読んでいたファンタジー等の知識とボードゲームと出会った事で、徐々にオタク界隈の中でも頭角を現していきます。そして、世界的大ヒットを記録したボードゲーム<ダンジョンズ&ドラゴンズ>を作るまでの過程が記されています。
    このサクセスストーリーについて時代背景を知らない私でも夢中になって読む事が出来ました。またこの成功までの過程が小さな事の積み重ねであり鼻につかないです。むしろこれから“D&D”が世間を賑わせていくのを当時のゲイリーの心情も含めて追体験出来て非常に興奮しました。
     だから私はこの本を、TRPGをやってないけどテレビゲームが好きな人、自分の世界や夢想するのが好きな内気でオタク気質な人にはハマると思います。
     ただ少々残念なのが、訴訟問題です。あまりに成功を収めてしまい社会問題やお金なでの揉め事を引き起こしてしまいます。今でいうポケモンGOみたいなものです。それが、本書が300ページぐらいに対して50ページぐらいあります。この手の内容は読んでいる方も辛いものです。もっとゲイリーには創造力を活かして無双して欲しかったと感じました。
     ただ最後の方にはゲイリーの功績について沢山触れており、ハッピーエンドという所でしょうか。また読むにつれてゲイリーのキャラクターにも惹かれていきました。彼はお金儲けがしたかった訳でもなく、ただ自分がやってみたいと思えるファンタジーを主軸にしたゲームを作りたかっただけなんだという、本当にゲームが好きという純粋な気持ちに共感を覚えました。
     良かったら一読してください。

  •  日本ではTRPGと言われる、D&Dを作ったゲイリー・ガイギャックスの伝記。

     自分以外になれるとしたら、どんなことをするだろうか?
     現代でいうところのMMORPGも、元をただせばすべてがD&Dから始まっている。
     それ以前のゲームは、チェスや将棋やウォーゲームのように、勝敗を決するために群体を操作することはあれど、各個人になってみるということはできなかった。

     RPGが生まれたことで、「自分以外の誰か」になることがルールを持って遊びとして成立するように思う。D&D以前と以後では意識が変わったのではないだろうか。

     この本の残念なところは、伝記として年表としては正しいのだが、RPGによりどのような文化が形成されたか、という点に触れていないこと。
     コンテンツ販売を始めたゲイリーが会社を大きくして利益を上げたが、金の使い方が分からず、社内政治にも負け……というわりとビジネスに掛かる方向しか見えない。RPGのすごさというものがあまりわからない。
     RPGを知らない人に「こういう文化があって」と知らせるにはいい本かもしれないが、RPGが好きな人には肩すかしを食う感じ。なんかもったいない。
     なお、私はRPG好きな人なのだが、現実的すぎて読んでいて悲しくなった。
     なぜRPGがブームを巻き起こし、批判を受け、なおも生きているのか、RPGの文化的側面も紹介して欲しい。
     伝記であればしかたがないとも言えるのかもしれないが、RPGの生みの親ということであれば、それを含めての伝記なんじゃなかろうか。
     
     しかしながら、ゲイリー・ガイギャックス氏により、D&Dが生まれたこと。「知的なごっこ遊び」としてRPGが成立することになり、普段の自分とは違う観点でものを考えるきっかけをがあったことは確かである。
     故人の冥福を祈るとともに、想像力の帝国がより発展することを願うばかりだ。

  • 小説みたいだな。TRPGをやったことないけど、おもしろかった。

全7件中 1 - 7件を表示

最初のRPGを作った男ゲイリー・ガイギャックス〜想像力の帝国〜を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

最初のRPGを作った男ゲイリー・ガイギャックス〜想像力の帝国〜を本棚に「積読」で登録しているひと

最初のRPGを作った男ゲイリー・ガイギャックス〜想像力の帝国〜はこんな本です

ツイートする