ドキュメント 精神鑑定 (新書y)

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著者 : 林幸司
  • 洋泉社 (2006年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862480088

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ドキュメント 精神鑑定 (新書y)の感想・レビュー・書評

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  • 心の闇なんて精神鑑定ですべて解明できるものではない。
    犯罪者の精神鑑定をする人の苦労は計り知れないなあ…

  • [ 内容 ]
    「精神鑑定は科学じゃない」
    「精神科医に詐病は見抜けない」
    「何でもかんでも心神喪失で無罪にしたがる」
    「結論は鑑定人次第」
    …精神鑑定に対する不信があちこちで言われるいま、その何であるかを私たちはどこまで知っているのだろうか。
    どんな手続きで精神鑑定が始まり、何が、どう、「鑑定」されるのか。
    裁判ではどんなやり取りがなされるのか。
    鑑定と法廷証言の実際を、医療刑務所勤務十六年の経歴をもち、地道な鑑定をつづけてきた著者がふんだんなケーススタディで描く、精神鑑定入門の決定版。

    [ 目次 ]
    第1章 精神鑑定とは(精神鑑定という法律用語はない 精神科医療にも鑑定という言葉はない ほか)
    第2章 メイキングオブ精神鑑定(対象者 鑑定人となるまで ほか)
    第3章 精神鑑定ケーススタディ(通り魔のケース1―台風一過、エリートの転落 通り魔のケース2―カルトに包まれたものが陽に晒されたとき ほか)
    第4章 精神鑑定のたどる道(措置入院の実態 治療の主題となるべきもの ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 豊富なケーススタディで学ぶ精神鑑定入門書

    読了日:2006.06.10
    分 類:雑学
    ページ:286P
    値 段:840円
    発行日:2006年3月発行
    出版社:洋泉社
    評 定:★★★+


    ●作品データ●
    ----------------------------
    テーマ:精神鑑定
    語り口:解説書
    ジャンル:雑学
    対 象:一般向け
    雰囲気:実例多し
    結 末:-
    装 丁:菊池 信義
    ----------------------------

    ---【100字紹介】-----------------
    どのような手続きで精神鑑定が始まり、
    何がどのように「鑑定」される?
    裁判ではどのようなやりとりがなされる?
    鑑定と法廷証言の実際を、医療刑務所勤務歴のある
    鑑定人の著者が豊富な実例をあげて描く精神鑑定入門。
    ------------------------------------

    ミステリ大好きな菜の花ですが、ミステリを読むのにも周辺知識は欠かせません。それに精神医学関係の話というのも大変興味深い分野。これはまさにその双方を1冊で考えられてしまう、絶好のタイトルではありませんか!

    「ドキュメント」と題するだけあって、実例が多くなっています。かと言って、実例だけが並べられているのではなく、勿論それらの解釈・見解などもありますし、「入門書」と題するにふさわしい基礎知識の章もあります。

    第一章で「精神鑑定とは?」と題して概要や法律的な説明があり、第二章はその名もずばり、「メイキングオブ精神鑑定」として精神鑑定の流れを確認します。これで大体、精神鑑定についてどういうものかなー、という知識は得られます。続く第三章がついに実例集「精神鑑定ケーススタディ」。最後の第四章はこれからについて静かに考える「精神鑑定のたどる道」。これはエピローグですね。

    やはり一番のよみどころは二章、三章でしょう。事例を読むと、第一章での説明にも関わらず「これは駄目でしょ、責任能力全然なさそう~」と、思わず素人判断してしまうこと多数。でも、解説されると「あ、そっか、そう読むのか!」と納得してしまいます。やはりプロは視点が違いますね。だてに専門家を名乗っていないな、という感じ。

    それにしても世の中にはこんなにも、やばい人が沢山いるのか!と思ってしまう…。しかも、それらの多くが責任能力あり、つまり精神病のせいではなく、本人のせいだ、とされていきます。

    考えてみるとそれはむしろとても怖いことなのかも。だって病気のせいで犯罪を犯すなら、病気を治せばいいのです。でもこらえ性のない性格のせいだとか、病気のせいで…と他責的な傾向が強いとか、そういうことで犯罪を犯す人は、簡単には治りませんよ。だって、それが「その人らしさ」なんですから。しかも、犯罪をまだ犯していない時点では、彼らは病気でもないし「正常」なのですから、隔離して治療するとかそんなことも出来ません。

    人間って難しいなあ、こういう性格の人が周りにいたらどうしたらいいのだろう。色々と考え込まされた菜の花なのでした。

    比較的悲観的な気持ちになりやすいので、精神的に不安定な時期には読まない方がよいかもしれません。安定状態であって、人の精神に興味がある方、または犯罪が大好きな方、お勧めです!(そういう人の方が、絶対やばそうな人っぽい!)



    ●菜の花の独断と偏見による評定●
    ---------------------------------
    文章・描写 :★★★
    展開・結末 :★★★
    キャラクタ :★★★
    独 自 性 :★★★★
    読 後 感 :★★★
    ---------------------------------

  • 新書の割りにケースが豊富。全編にわたってプロとしての立場が貫かれておりその姿勢は信頼性できる。弁護人としては厳しい鑑定人だと思うが,それゆえ検察側鑑定人の思考過程が分かり,参考になった。ちくま新書でもいいくらい(笑)洋泉社の新書も侮れないね。

  • 初めは精神鑑定の定義と裁判などの話である。
    しかし、後半になると筆者の鑑定した案件−例えば娘を殺した父親がどういう家庭環境で殺害に至ったか、車で繁華街に突っ込んで大量殺人を行った被告人の精神状態など−が刻々と紹介される。
    心が正、明るい状態の時に、読みましょう。

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