真説・智謀の一族真田三代 (新書y 155)

著者 :
  • 洋泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862480392

感想・レビュー・書評

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  • 幸隆、昌幸、幸村・信之、と三代続いた真田家の歴史に迫る。資料不足で、推測の域を出ない事も多いが、それが彼らの神秘性を際立たせる要因ともなる。その神秘性を脇においても、時の権力者に徹底的に逆らった彼らの生き様から学べるものは多い。

  • 幸隆、昌幸、信之、幸村(信繁)の三大にわたる真田家の流れ。
    何をした、というのではなく、この理由があってこうした、という解説では、海野氏及び滋野一族の誇りを源流においていることがわかり、そう考えると動き方に納得がいく。第二次上田合戦の解釈は新鮮。
    「ん?」と思うところもあるが面白かった。

  • 85ページ
     山本勘助が村上義清との戦いに苦心する信玄を見て、「今こそ知友兼備の武士が必要」と幸隆を信玄に薦めたとされている。
      ◆知友兼備→知勇兼備

    258ページ
     家康様の御陣へ左衛門佐(ルビ:さえもんざ)(幸村)が突撃し、旗本たちを追い散らし討ち取ったそうです。
      ◆さえもんざ→さえもんのすけ

  • 上田城に関する考察が面白い。
    第二次上田合戦に関する考察も他の本では見ないもので面白くはあったのですが、個人的には反論したいかなあ。
    ただ、そういった側面もあったのかもしれない、と新しい見方が出来るようになったので読んだ価値はありました。

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著者プロフィール

歴史作家。戦国期の歴史の現場を精力的に踏査し、現場からの視点で歴史の定説を見直す作業をすすめている。主な著書に「真説・川中島合戦」「真説・千房の一族真田三代」など

「2017年 『天秀尼の生涯 豊臣家最後の姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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