環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)

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著者 : 武田邦彦
  • 洋泉社 (2007年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862481221

環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)の感想・レビュー・書評

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  • ・ダイオキシンが報道ほど猛毒ならタバコは一日6本で基準値を上回る。

    ・北極の氷が融けても海水面に影響はない(アルキメデスの原理)。氷がグラスの上片を飛び出すくらい氷水をグラスに満たして、氷が全部融けても水はあふれないのと同じ。

    ・南極の氷は平均気温が上がっても、減るどころか増える。南極大陸は平均-50℃であり、周囲の海水温が上がれば移動してくる水蒸気が増えるため。

    ・植林すると若木は成長時にCO2を吸収するが、成木になるとほぼ吸収しなくなり、枯れた時に放出する。つまり、収支ゼロ。

    ・水素エネルギーはクリーンでは無い。現在水素を使うには水H2OからOを除くために同量のCO2を排出する。純粋な水素は軽く、星の発生初期段階で失われているので、その形にするには、石油などのエネルギーを消費する。

    ・世界のパルプは先進国の森林14%と途上国の森林2.5%が利用されている。古紙リサイクルをしても、途上国の森林保護に繋がらない。薪や焼畑などによる減少に介入しないと無意味。

  • 中国で環境問題が深刻そうに見えます。
    日本は風下の国で、食物がたくさん中国から来るので、座して待っているわけにはいきません。
    中国からの食料品で、いろいろな報道もありますが、科学的な情報がなかなか伝わってきません。

    日本の歴史の中でも、人体に有害なものは排出していませんといった会社が、有害なものを排出していたということはよくあったのではないでしょうか。有害なものは出していないという嘘はなぜ止まらないのでしょうか。

    森永砒素ミルク事件の当時の赤ちゃんだったので、同級生に被害者の人たちがいました。自分も森永のミルクで育ったので、一度か2度は砒素ミルクを飲んでいたかもしれません。

    嘘を暴き立てる人も、相手の嘘を見破るために、さまざまな嘘を並べて、相手の動揺を引き出し、本当の事を言わせる戦術に出ているのかもしれません。

    大事なのは嘘か本当かではなく、自分達は何がしたいのかということをもっと明確に出せるようにすることではないでしょうか。
    例えば、食品会社であれば、人の命を支えたいとか、人間の健康に貢献したいというような目標を掲げるのであれば、おかしなことはしないはずです。

    食品に興味がなくて、利益しか見ない人が経営者になったら、上から下まで嘘で固められた会社になっているかもしれません。

    環境によいという謳い文句の商品や、環境のための施策も、その人が何のためにやろうとしているかを考えていけば、嘘がまかり通らない世の中にできるかもしれません。

    「買ってはいけない」と「買ってはいけないを買ってはいけない」というような、水掛け論に陥らない道を、読んだ人が考えるきっかけになればよいかもしれません。

    社会問題に本当はたくさんあります。自分の立場だけが本当で、それ以外の立場は嘘だという人の言っていることは、別の立場の人にとっては、嘘でしかないことがあります。

    特定の会社の間違いを指摘するだけで、事故の真因の追究を妨げるような言動は、真因の追究をして再発して欲しくない人にとっては、嘘をついているように思われることがあるかもしれません。

    科学的な情報にもとづいた議論をするのではだめなのでしょうか。

    嘘かどうかを議論するのは、水掛け論になるか、立場の違いを非難しているだけにならないでしょうか?

    ps.
    データを示す際に、原因と結果が逆に示すこともしばしばあるように思われます。
    どちらが原因で、どちらが結果かを科学的に解明できていないことがあるのではないでしょうか?

  • 2つの意味で印象的だった。

    第1に、ペットボトルやらゴミ分別をはじめとした環境問題にまつわる活動はその実、何ら自然環境の改善には役立っておらず、なおかつ一部の業者の懐が潤っているだけという裏の仕組みが知れたことだ。マスコミで見聞したことがある知識に対して、今一度批判的に見直してみるための良い視座を与えてくれる。これは誉められる点だろう。

    第2に、「科学的な視点でモノを言えやコラ」という感じの告発調の文章であるにもかかわらず、その語り口そのものは微妙に科学的な視点を欠いているように思われる点だ。随所に引かれる「自分が講演した時に~という話が寄せられた」とか、「自分の教え子が~という活動をした」とかいうエピソードは、恐らく「現場の声」を表現することで事の深刻さやリアルさを伝える狙いがあるのだと推察されるが、そのまま提示するだけでは単なる感想か体験談に留まってしまうわけで、もうちょっと見せ方に工夫が必要だと思う。
    トドメは終盤の「日本人の美点が云々…」とかいうくだり。一方で科学的視点の重要さを主張しながら他方で根拠のよく判らんことを平気で言えるのだから科学者という人種は不思議なものだ。主張の肝心なところで常識や経験を持ち出すと、結局それを共有してくれる価値観を持った人だけしか受け入れてくれなくなるのではなかろうかなぁと思ったりした。
    少し好意的に解釈すると、「科学的・専門的知識に縁の無い一般大衆にも理解できるように、わかりやすく書きました」という狙いがあった…と捉えることも可能かもしれない。しかしそれは筆者が批判している「故意の誤報」に等しい行いではなかろうかな。これはいただけない。

    つまるところ、政策サイドやマスコミの言っていることは、「判りやすい」のだ。筆者はこれに対抗するために自ら「判りやすく」しすぎたきらいがある。批判している対象が持っている説得力に対抗するために、自ら批判している対象と同じ過ちを犯すというのは何やら示唆的である。

  • ●「以上のことから少なくとも私には、南極周辺の海水温が上がって大陸内部の雪(氷)を増やすとは思えないのです。もし、上の見解が正しいのなら、現在でも南極の春から夏までの間に雪(氷)が増えるはずです。しかし、例えば昭和基地は、そうなっているようには見えません。」
    ― 出典: 目からウロコなエコの授業 , 41ページ より
    という指摘に、武田氏は何と答えるのだろう??

    ●環境に悪い無駄なリサイクルの存在を知らしめ、ダイオキシン脅威論に水を差すなどの狙いは分かる。

    ●しかしそれらの記述に、科学者とも思えない恣意的なデータ解釈や論理の飛躍、稚拙なすり替えが目立ち、結局は著者が批判する対象と同じ穴のムジナだ。
    復古的な精神論(?)に流れる辺りは、題材は異なるがこれもベストセラーの『食品の裏側』を連想した。

    ●『不都合な真実』懐疑論についてなら、この本の代わりに『地球と一緒に頭も冷やせ!』を、エコ効率を踏まえた取り組みのあり方については『環境問題の杞憂』『環境にやさしいのはだれ?―日本とドイツの比較』を、お薦めします。

  • この手の本は、まずは自説の補足のために使われるデータが怪しくないか、バイアスがかかってないか、展開にギャップがないか疑ってかかる必要がある。<br>
    予想通りネットではそれなりに突っ込みを入れられているけど、あんまりなにも考えずに世間に流布する環境に関するイメージを頭から信じない方がいいと見直すきっかけとしてはいいんじゃないかと思う。<br>
    筆者の言を借りれば、結果がよければ嘘を言ってもいいことにはならないけどね。<br>
    (2007/12/18)

  • テキストとして購入。理解するのに何回も読み直したほど、現代の常識とはかけ離れる「事実」が書かれていた。物事を考えるきっかけにはなると思うが、内容に若干疑問が残るところも。

  • おおむね賛同できる。天邪鬼的なこの人の視点が私は嫌いではない。しかし、異論にこだわりすぎて提唱される根拠が極端で重箱の罪をつつくようなものになってしまってることがあるような印象を受けることもある。

  • 環境問題はなぜウソがまかり通るのか 武田邦彦 洋泉社

    ペットボトルのリサイクルで利権を作り
    資源を7倍消費しゴミを7倍増やす多くの税金を投入する
    しかもリサイクルされているのは極一部
    無駄なくペットボトルを有効に使った後は燃やすに限る
    リサイクルの適した物と不向きな物
    仕組まれたダイオキシン騒動と猛毒説
    日本の水田に撒かれたダイオキシンはベトナム戦禍の8倍
    ダイオキシンは自然界のち上に大昔からある物
    モルモットの毒耐性は人間と別物
    焼き鳥屋の親父は毎日浴びながらなぜ元気なのか
    ダイオキシン報道の感情論に科学の客観性が敗れた
    ダイオキシン対策に次こかれた膨大な費用=公共投資と利権
    環境ホルモンという脅しと利権
    タバコは課税対象だからスルー
    毒性の強いPCBとダイオキシンは別物
    報道に殺される市民
    地球温暖化の劇的な報道=不都合な真実〜アル・ゴア
    南極の気温はむしろ低下
    北極の氷がいくら溶けても界面は上がらない=中学生の理科問題
    南極周りの気温が上がるとむしろ海面が下がる
    故意の誤報
    環境問題と人権問題には反対し難く利権の宝庫
    二酸化炭素がなければ森林をつくれない
    利権のために基礎的科学を無視したプロパガンダによる愚かな環境問題
    新幹線なら飛行機より二酸化炭素の発生の10分の1のできる
    地球温暖化の危険性と歴史で見る温暖化
    日本はロシアから排出権を2兆円で買うのか
    木材の利用は森林資源の破壊につながるか
    森林破壊と造成事業
    ちり紙交換屋さんの仕事を奪ったのは誰か
    民から官への逆転を起こした神のリサイクル運動
    国民より業界団体優先の支配体制
    庶民を苦しめる行政による環境問題
    分別せずにゴミ処理をする方法を模索する市の行政
    利己的な環境問題が孕む矛盾
    現代の農業は石油に依存しきっている
    工業の収益を一次産業の農業や漁業に再分配の必要性
    人間の基本的能力を奪う廃人工学
    根源的に見る環境破壊とは何か
    安全神話の破壊と体感治安の悪化
    失われつつある人間性と美意識

  • 10年前の本で、今もだいたい同じ事言ってるんだが
    石油の枯渇が目の前に来ていると書かれてるが
    最近は何万年分もあり、枯渇するはウソ
    とよく言ってるなぁ?あれっ?
    武田先生は原発に関しても
    違うと判断したら変えたり
    柔軟性があっていいわ。

    リサイクル、ダイオキシン、地球温暖化対策といったことを
    議論して、環境問題を真剣に考えている気になるのはもうやめよう。

  • 東京に出張に云った時に書店で見つけて購入。
    環境問題でもなんでも、反対意見はある。自分の考えを決めるとき、必ず両方を比較する。どちらか一方だけを鵜呑みにすることは避けたいからだ。
    環境問題は、それこそ「あれが良い」「あれは悪い」の意見が乱立しているように感じる。
    世間で云われている事への反論が主な内容だが、興味深く読む事が出来た。

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環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)の作品紹介

錦の御旗と化した「地球にやさしい」環境活動が、往々にして科学的な議論を斥け、人々を欺き、むしろ環境を悪化させている。官製リサイクル運動が隠してきた非効率性と利益誘導の実態とは?地球温暖化を防げない京都議定書-。アル・ゴア氏にとっての「不都合な真実」も次々に明らかになる。

環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)はこんな本です

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