言葉の海へ (洋泉社MC新書)

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著者 : 高田宏
  • 洋泉社 (2007年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862481665

言葉の海へ (洋泉社MC新書)の感想・レビュー・書評

  • 「言海」編纂者である大槻文彦の伝記小説、という紹介がなされているが「言海」の成立背景を描いたノンフィクション作品、という表現がより正確だ。 大槻文彦や大槻家三代の伝記としては叙述が全く足りない。そうかといって辞書そのものに注目しても編纂の情景描写は少なく、編纂に関するエピソードも殆ど無い。 「幕末維新期の激動期に生きた知識人が、明治の国家的要請としての辞書編纂事業に邁進する時代背景を周到に描き出した、構えの大きなノンフィクション」とある解説が全く正しく本書を言い表している。 辞書編纂について知りたい読み手

  • 「天地明察」に近いニュアンスがあるが、主人公に描写を絞りきれておらず、明治史を主人公周辺でなぞった感があるので小説としては弱い。

  • 面白くなかった。分野は異なるが、天地明察の方が数段面白い。

  • 言海という近代日本初めての国語辞典を作った大槻文彦の物語。物語序盤に言海の完成祝賀会の描写がある。伊藤博文はじめ時の最高権力者たちが手放しに言海の完成を喜ぶスピーチをしており、どれも格調高い。人の褒め方を学んだ。
    文彦の辞書編纂は7年、その後の校閲に4年、出版にはそれからさらに数年がかかっている。まさに一生をかけた事業である。
    イギリスのオックスフォード辞書でもそうだが、辞書という膨大な情報の塊をつくる作業の裏には一人の強靭かつ、ねじ曲がる寸前くらいの情熱をもった、ほとんど狂人がいる。
    辞書は人である。

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