O・ヘンリー ラブ・ストーリーズ 恋人たちのいる風景

  • 洋泉社
3.63
  • (3)
  • (6)
  • (6)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 41
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862483867

作品紹介・あらすじ

大都会の片隅に花開くすてきな恋の話。古典の名作「賢者の贈り物」、本邦初訳の「牧場のマダム・ボーピープ」など珠玉の7篇。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • O・ヘンリー没後100年に出された作品集。
    恋人たちのいる、と銘打たれているだけあって
    すべてハッピーエンドの作品です。
    (多分)全作品既読でした。

    掲載作品は
    「奇跡のブレンド酒」「春のア・ラ・カルト」
    「忙しい株式仲介人の恋」「緑の扉」
    「楽園の避暑客」「牧場のマダム・ボーピープ」
    「賢者の贈り物」

    個人的ベストは「春のア・ラ・カルト」でした!
    原文も読みたいです。
    http://www.bibliomania.com/0/5/221/733/5817/1/frameset.html

    9月25日追記
    原文読了

  • 『奇跡のブレンド酒』酒場で働くシャイなバーテンダーが雇い主の娘に愛する気持ちを打ち明けられずにいたのだが、偶然にも思わぬ幸運が舞い込むおめでたい話です。『春のア・ラ・カルト』恋に落ちた都会の娘と田舎の青年がNYの街で再会し結ばれるきっかけになった幸運を呼ぶ微笑ましいミス。『忙しい株式仲買人の恋』多忙な株式仲買人の男が仕事に集中し過ぎて一番大事な事を忘れますが、愛する心はそのままなのに安心する花嫁の幸福な喜びが読む者の胸を熱くします。『緑の扉』冒険を愛する独身青年が夜の街で大切な人と巡り会う奇妙な偶然の物語。『楽園の避暑客』知られざる楽園ホテルの常連客の上流婦人とダンディーな紳士客の正体は?『牧場のマダム・ポーピープ』若き未亡人が亡き夫の遺産のひとつの牧場で過去に理由ありの幼馴染みの男と再会し最後に幸福な驚きを手にする。『賢者の贈り物』貧しくて互いにクリスマス・プレゼントも買えない若夫婦が愚かな選択をした為に失敗する話ですが、著者は神さまになり代わって「彼らこそ真の賢者だ」と自己犠牲の精神を褒め称えています。

  • 心温まる、珠玉のラブストーリー集。冬にぴったり。

    • マサユキさん
      心が満たされるような物語はいいですね。
      心が満たされるような物語はいいですね。
      2014/12/08
  • 『賢者の贈り物』『最後の一葉』などで有名なO・ヘンリー、教科書で読んだことがある・・・という方もいるのでは?読書の楽しみのひとつに、昔読んだ本をもう一度読んでみる、というものがあります。自分が年齢を重ねたことで読後感も変化することがあるからです。この秋、常盤新平の名訳で、O・ヘンリーと再会してみてはいかがですか?

  • 12/04/05 久しぶりのO.ヘンリー。
         新平さんの訳、少々気どり過ぎてやしないかい。

  • 12

  • 緑の扉

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

1862年、ノースキャロライナ州に生まれる。20歳のときにテキサス州のオースティンに移り、銀行に勤めるが、まもなく横領の容疑がかかり退職。後に起訴されると、中米のホンジュラスに逃亡。妻が病気に倒れたと聞いて戻り、服役する。模範囚として過ごし、小説を書きはじめる。ニューヨークにやってきたのは1902年。翌年から短編作家として人気を博す。1910年没。 

「2022年 『O・ヘンリー ニューヨーク小説集 街の夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

O・ヘンリーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×