- Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862483867
作品紹介・あらすじ
大都会の片隅に花開くすてきな恋の話。古典の名作「賢者の贈り物」、本邦初訳の「牧場のマダム・ボーピープ」など珠玉の7篇。
感想・レビュー・書評
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『奇跡のブレンド酒』酒場で働くシャイなバーテンダーが雇い主の娘に愛する気持ちを打ち明けられずにいたのだが、偶然にも思わぬ幸運が舞い込むおめでたい話です。『春のア・ラ・カルト』恋に落ちた都会の娘と田舎の青年がNYの街で再会し結ばれるきっかけになった幸運を呼ぶ微笑ましいミス。『忙しい株式仲買人の恋』多忙な株式仲買人の男が仕事に集中し過ぎて一番大事な事を忘れますが、愛する心はそのままなのに安心する花嫁の幸福な喜びが読む者の胸を熱くします。『緑の扉』冒険を愛する独身青年が夜の街で大切な人と巡り会う奇妙な偶然の物語。『楽園の避暑客』知られざる楽園ホテルの常連客の上流婦人とダンディーな紳士客の正体は?『牧場のマダム・ポーピープ』若き未亡人が亡き夫の遺産のひとつの牧場で過去に理由ありの幼馴染みの男と再会し最後に幸福な驚きを手にする。『賢者の贈り物』貧しくて互いにクリスマス・プレゼントも買えない若夫婦が愚かな選択をした為に失敗する話ですが、著者は神さまになり代わって「彼らこそ真の賢者だ」と自己犠牲の精神を褒め称えています。
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心温まる、珠玉のラブストーリー集。冬にぴったり。
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『賢者の贈り物』『最後の一葉』などで有名なO・ヘンリー、教科書で読んだことがある・・・という方もいるのでは?読書の楽しみのひとつに、昔読んだ本をもう一度読んでみる、というものがあります。自分が年齢を重ねたことで読後感も変化することがあるからです。この秋、常盤新平の名訳で、O・ヘンリーと再会してみてはいかがですか?
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12/04/05 久しぶりのO.ヘンリー。
新平さんの訳、少々気どり過ぎてやしないかい。 -
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緑の扉