エコカー戦争 ~次世代クルマ戦争に勝ち残るのはどこか (洋泉社BIZ)

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著者 : 畑野旬
  • 洋泉社 (2009年5月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862484147

エコカー戦争 ~次世代クルマ戦争に勝ち残るのはどこか (洋泉社BIZ)の感想・レビュー・書評

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  • エコカーを制するのは...ハイブリッド化が進み、トヨタとホンダが一騎打ちをしているさなか、電気自動車の開発が進む。もちろん、ドコのメーカーも指を咥えているわけでは無い。電気自動車の要は電池なのだ。蓄電力、重量、安価の三拍子が揃えば、自動車メーカーでは無くとも、いとも簡単に参入できてしまう。
    そして、そこが主導権を握れば、時期トヨタの様になるかもしれないのだ。
    各社、他業種の参入もありしのぎを削っている...

  • サブプライム問題が発生して米国の証券会社が消滅したり、米国の銀行が国有化され、ビックスリーとして君臨してきたGMとクライスラーが破綻しました。その結果、新生GMは米国政権(オバマ大統領)の意向を意識する必要があるためか、急激に電気自動車へのシフトを進めているようです。

    もはや「誰が電気自動車を殺したのか?」で電気自動車を葬り去ったあのGMではありません。インターネットが普及したのは「あっ」と言う間でしたが、その前に騒がれていた、ニューメディア・マルチメディアというのは不発でした。

    電気自動車ブームの何度目からしいのですが、今度はブームで終わるのでしょうか、それとも普及までするのでしょうか。今から10年経過すれば答えが出ていると思われますが、この本では現時点での技術レベルからみて次世代の車がどのようになるだろうかの予測をしています。自動車関連の製造業に勤務するものとして興味をもって読んだ本です。

    以下は気になったポイントです。

    ・小型車から高級大型車までバランスよく売れていれば問題なかったが、世界のほぼ全域でダウンサイジングが進行すると、豊作貧乏(赤字)になる(p15)

    ・自動車産業の新しい時代のキーワードは、市場の新興国シフト・モデルの小型化(小さな車でも収益を上げる必要がある)・環境、である(p23、26)

    ・日米欧の燃費基準を同一基準で比較すると、欧州は12年までに17.9、日本は15年までに16.8、アメリカは20年までに14.7キロ/リットルを目指すことになっている(p31)

    ・EVブームの1回目は、1971年にアメリカで導入されたマスキー法がきっかけ、ホンダがクリアしたが1974年に廃案となり終息、2回目はカリフォルニア州のZEV法案の時であるが長続きしなかった、ネックはコストと航続距離であった(p37)

    ・日産は「日産GT2012」のコミットメント(必達目標)の1つに、2010年度までに日米でのEV先行開発、2012年度からグローバル販売(20万台)をいれた(p40)

    ・三菱自動車が開発中の車輪にモーターを組み込む「インホイールモータ」を使えば、戦車のようにその場で旋回も可能(p41)

    ・車輪駆動と発電(回生)を1つのモーターでこなす「1モーター方式=マイルドハイブリッド」、発電と駆動用のモータをもつ「2モーター方式=ストロング(フル)ハイブリッド」がある(p58)

    ・トヨタのハイブリッド年間目標は、2008年43万台を、2010年代に100万台、20年代にはハイブリッドのフルラインアップを目指している(p96)

    ・ホンダのハイブリッド車に積載しているモータは10KWでありプリウスの60KWと比較して小さく、平坦な道で時速40キロがせいぜいであり、飽くまでも脇役にすぎない(p108)

    ・ホンダは2010年にはスポーツハイブリッドの新型車と、フィット・ハイブリッド、11年以降にシビック・ハイブリッドを全面改良するので、いずれもIMA(シリーズ式ハイブリッド=インテクレーテッド・モーターアシスト)を使い、4車種がそろった時に、ハイブリッド販売は年間40~50万台となる(p109)

    ・ホンダが選んだハイブリッド用電池メーカはGSユアサ、EV用電池としてはGSは三菱自動車と組んでいる(p110)

    ・マツダが次のステップとして開発に取り組んでいるのが「減速回生:車が止まるときの運動エネルギーを回収し、エアコン・電動パワステ用の電力として使用」である(p114)・ダイハツはハイブリッド、電気自動車には手を出さずに、内燃機関の燃費向上に取り組んでいる(p121)

    ・現段階におけるEVの走行距離は、メーカーの公表値より大幅に割り引く必要あり、1)冷暖房(特に暖房)の車内空調に使うエネルギーが大きい、通常車はエンジンの廃熱利用しているが、EVは電気ヒーターを使う、10・15モードで160キロ走るアイミーブは、ヒータ使用で100キロになる、2)経年劣化とともに総興距離は短くなる、である(p152)

    ・車の車齢(人間の平均年齢)は、2008年の乗用車で7.23年、人間の平均寿命に相当する平均使用年数は、2008年で11.67年になって過去最高記録を更新中(p164)

    ・自動車は単なる情報端末になるとも言われた時代もあったが、自動車メーカは操舵性の制御技術(中心技術)は絶対に開示しない(p173)

    ・ハイブリッド車は同クラスの普通車と比較してわずか25万円高(年間1万キロ走行)であるが、電気自動車は「アイミーブ」と同クラスの軽自動車を比較すると、300円でも200万円の差がある(p188)

  • ホンダのハイブリッドは、モーター-エンジン-タイヤとつながるシリーズ式で、日産はモーターとエンジンをそれぞれタイヤに直結するパラレル式。トヨタはそのあいのこ。
    ホンダのハイブリッドを評して、あんなものはハイブリッドじゃない、電動アシスト自動車だと酷評する人も。

  • うーん。まぁ、それなりには面白い。ただ、結論が見にくい。で、なんなの!?って感想。まぁそれが狙いかもしんないが。

  • ハイブリットの時代からEV車に・・
    時代は早い

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エコカー戦争 ~次世代クルマ戦争に勝ち残るのはどこか (洋泉社BIZ)の作品紹介

トヨタ+パナソニックVS日産+NEC。ビッグ3の終わりはエコカー戦争の始まりだ。新たなプレーヤーが続々と参入する中、「環境」を制するものが世界を制する!内燃機関から電気モーターへ-クルマからエンジンがなくなると、CO2が出なくなるだけではなく、トランスミッションや燃料タンクも要らなくなる!次世代エコカーが迫るクルマ産業の下克上と「脱石油社会」の未来図を追う。

エコカー戦争 ~次世代クルマ戦争に勝ち残るのはどこか (洋泉社BIZ)はこんな本です

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