今さら聞けないクラウドの常識・非常識 (新書y 223)

著者 :
  • 洋泉社
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本棚登録 : 220
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862484505

感想・レビュー・書評

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  • まさに常識。でも、新書でまとまめて読めるのはとてもありがたい。
    日本のベンダを持ち上げて、落としているのはちょっとイジワルだな。

  • 今流行のクラウドの解説書。技術よりの話ではなく、一ビジネスマンとして知っておいたほうがよいクラウドの概念や時流をわかりやすく紹介している。押さえておいて損はない。ただ、「今さら聞けない」ほど、クラウドが常識となっているかというと疑問。
    クラウドを提供する側と、使う側では知っておくべき内容はまったく異なるのだが、この本では、そのあたりも詳しく紹介されている。

  • 著者は、城田氏である。北大ーメーカ(システムコンサル部)ー野村総合研究所という
    キャリアの持ち主である。まぁ、本書の形態から、あまり著者の実力は測る事はしにくいが、
    それなりにIT専門家である事はなんとなく分かる。

    内容は、クラウドについての知識全般っていった所だろう。
    なので、常識・非常識ってタイトルにはあるが、ちょっと内容と合わない感じがある。
    なぁ、常識≒固定観念であるから、環境が変わったり、費用対効果の構図が変わると
    往々にして、その常識は崩れていく。ただそれだけだろ?

    にしても、クラウドって結構突っ込んでいくと面白いネタというか、知らないと
    まずいので、個人的には興味を持って読んでみた。
    結論から言うと、私のような初心者にとっては良書となり得るだろう。
    もちろん、新書なので手軽に読めるという点も考慮してだ。

    そして、ざっくりと内容を表す(クラウドって何?とかの定義はまた別の機会に)と、

    1.10年後には、自社でシステムを持つことは少なくなり、ほとんどクラウドに変わる。
    2.クラウドの問題は、データの所在とセキュリティ、未曾有のリスク管理
    3.気温とカントリーリスクが重要

    以上である。つまり、
    1は「クラウドは今以上に普及する」、2は「そうはいっても問題はある」、
    そして3は「日本の売り」って感じ。

    まぁ、結構面白い話もたくさんあったので、なかなか良かったと思う。

    以上

著者プロフィール

城田 真琴(シロタ マコト)
野村総合研究所 DX基盤事業本部 兼 デジタル社会研究室 プリンシパル・アナリスト
2001 年に野村総合研究所にキャリア入社後、一貫して先端 IT が企業・社会に与えるインパクトを調査・研究している。総務省「スマート・クラウド研究会」技術WG委員、経済産業省「IT 融合フォーラム」パーソナルデータ WG 委員、経産省・厚労省・文科省「IT人材需給調査」有識者委員会メンバーなどを歴任。NHK Eテレ「ITホワイトボックス」、BSテレ東「日経プラス10」などTV出演も多数。著書に『FinTech の衝撃』『クラウドの衝撃』『ビッグデータの衝撃』『エンベデッド・ファイナンスの衝撃』 (いずれも東洋経済新報社)、『パーソナルデータの衝撃』(ダイヤモンド社)、『デス・バイ・アマゾン』(日本経済新聞出版社)などがある。

「2023年 『決定版Web3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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