- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862484505
感想・レビュー・書評
-
まさに常識。でも、新書でまとまめて読めるのはとてもありがたい。
日本のベンダを持ち上げて、落としているのはちょっとイジワルだな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今流行のクラウドの解説書。技術よりの話ではなく、一ビジネスマンとして知っておいたほうがよいクラウドの概念や時流をわかりやすく紹介している。押さえておいて損はない。ただ、「今さら聞けない」ほど、クラウドが常識となっているかというと疑問。
クラウドを提供する側と、使う側では知っておくべき内容はまったく異なるのだが、この本では、そのあたりも詳しく紹介されている。 -
著者は、城田氏である。北大ーメーカ(システムコンサル部)ー野村総合研究所という
キャリアの持ち主である。まぁ、本書の形態から、あまり著者の実力は測る事はしにくいが、
それなりにIT専門家である事はなんとなく分かる。
内容は、クラウドについての知識全般っていった所だろう。
なので、常識・非常識ってタイトルにはあるが、ちょっと内容と合わない感じがある。
なぁ、常識≒固定観念であるから、環境が変わったり、費用対効果の構図が変わると
往々にして、その常識は崩れていく。ただそれだけだろ?
にしても、クラウドって結構突っ込んでいくと面白いネタというか、知らないと
まずいので、個人的には興味を持って読んでみた。
結論から言うと、私のような初心者にとっては良書となり得るだろう。
もちろん、新書なので手軽に読めるという点も考慮してだ。
そして、ざっくりと内容を表す(クラウドって何?とかの定義はまた別の機会に)と、
1.10年後には、自社でシステムを持つことは少なくなり、ほとんどクラウドに変わる。
2.クラウドの問題は、データの所在とセキュリティ、未曾有のリスク管理
3.気温とカントリーリスクが重要
以上である。つまり、
1は「クラウドは今以上に普及する」、2は「そうはいっても問題はある」、
そして3は「日本の売り」って感じ。
まぁ、結構面白い話もたくさんあったので、なかなか良かったと思う。
以上